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2013-06-20

GXRで撮り続けるよ

ペンタックスリコーから発売されたGR。とっても気になる。現在使用中のGXR+GR LENS A12 28mm F2.5と似ている。リコーの比較表を見るとこんな感じ。

GRがどんなカメラなのかというのは、こちらのページがとても参考になりました。

GXR+GR LENS A12 28mm F2.5とGRの差分

似ているんだけども違いもある。自分の中で気になる主要な違いを比較してみた。

比較項目GXRGRGRでどうなったか?
有効画素数1230万画素1620万画素解像度は向上、1画素あたりのサイズは縮小
ローパスフィルターありなし
F値2.52.8レンズが1/3段暗くなった
マクロ含めた最短撮影距離20cm10cm近づける
画像処理エンジンGR ENGINE III GR ENGINE V
ISO感度ISO200〜3200100 〜 ISO 25600低感度側:ISO-LO(ダイナミックレンジが狭いISO100相当)が正式なISO100となった
高感度側:+3段分高感度に強そうである*1
フォーカスモードマルチAF
スポットAF
MF
スナップ

被写体追尾AF
 
 
マルチAF
スポットAF
MF
スナップ

被写体追尾AF
顔認識優先AF
コンティニュアスAF
顔認識優先AFとコンティニュアスAFが追加された
水準器水平方向のみ水平方向 / アオリ方向水平方向=左右の傾き、アオリ方向=前後の傾き
シャッタースピード15 秒 〜 1/3200秒8 秒 〜 1/4000秒
F2.8時最高シャッタースピード1/12301/2000より高速なシャッタースピード
F2.5時最高シャッタースピード1/1000 -
液晶モニタ92万ドット123万ドットより明るく、高精細なモニターとなる*2
サイズ(mm)113.9 x 70.2 x 55.6117.0 x 61.0 x 34.7横幅こそ3mm大きくなったが、高さと厚みで劇的に小型化
重さ370g215g軽くなった
  • F値が2.8に暗くなった以外は、すべての項目で性能が向上していると読み取れる。
  • ISO感度の範囲が広がり、シャッタースピードが高速になったので、より幅広い露出に対応できそう。

最大の違い

  • 上記のようにいろいろあるが、やはり一番の違いは大きさ・重さである、と感じてしまった。
  • GRでは、様々な項目がより良い方向に性能向上している。
  • アップロードされたGRの画像を見ると、素晴らしい写り。
  • でも、GXR+GR LENS A12 28mm F2.5で撮影した画像もGRに負けず劣らず、自分好みなのだ。
  • 出力される画像に満足できるなら、細やかな性能向上はあまり意味を持たない。

そのように考えた時、一番気になりだしたのは大きさ・重さの違いから来る携帯性であった。

大きさの比較

GRのサイズを体感する時にとても参考になるのは、以下のページ。(感謝です!)

RICOH GR正式発表!ライバルとのサイズ比較表を作ってみた。 : ASPHERICAL WORLD
  • GXRと比べて、収納時2cm(1円玉の直径)以上薄くなったカメラの厚みが魅力だと思った。(GXRのグリップ部分よりも薄いのだ!)

携帯性と気軽さの魅力

  • GRのサイズなら、場合によってはポケットにも収まりやすい。携帯性が極めて高い。
  • 一眼レフと比べれば、GXR+GR LENS A12 28mm F2.5は素晴らしくコンパクトだが、GRはさらに一回り小さい。
  • また、多くのコンパクトカメラと同じようにレンズカバーが自動開閉するので、撮影するまでの手順が極めてシンプル。
  • GXR+GR LENS A12 28mm F2.5では、レンズカバーの取り外し・無くさないように保持・取り付けの煩わしさがある。

GRの携帯性と気軽さが欲しい

GXRにも、GRのような携帯性と気軽さの魅力が追加されれば、活躍の場面は今まで以上に広がるはず。そんなことを想像しながら、試行錯誤している。

レンズ保護フィルター
  • 今まで、そこにレンズ以外の物理的なガラスが存在すれば、どれだけ透明度の高いフィルターであっても画質に影響するのではないか?という強迫観念があった。
  • そのため、レンズ保護フィルター(プロテクター)は使わずに、常にレンズキャップの取り外しで撮影してきた。
  • ところが、満足できる画像が得られれば、細かな性能の比較は大した意味は持たないということに気付いた時、レンズ保護フィルターの有無が気にならなくなった。
  • そして、実際レンズ保護フィルターを付けて撮影してみると、すべてが杞憂だった。
  • 自分の目では、その違いに気付けない...。今のところ、まったく問題ない。
  • もしかしたら、逆光などの特定の条件では、悪い影響が出る可能性もある。
  • でもその時は、レンズ保護フィルターを外して撮影すれば良いだけのこと。

レンズ保護フィルターによって、レンズキャップの煩わしさから解放されてしまった!

  • 撮影までの手順がシンプルになり、より多くの場面で撮影したい衝動に駆られるようになってきた。
  • 以前であれば面倒を感じてまあいいか、と見逃していた状況でも、素早く取り出して撮影したくなる。
  • レンズ保護フィルターは消耗品と考え、これからはGXRにレンズキャップは使わないことにした。
レンズフード
  • でも常時取り付けてしまうと、せっかくのGR LENS A12 28mm F2.5のコンパクトさの魅力が半減してしまう。
    • よくある一眼レフのレンズフードのように、反対向きに取り付け収納できれば良いのに。
  • そこで、モニタを見て光の悪い影響に気付いたら、自分の手をフードにして撮り直し。これで良いかなと思った。
ハンドグリップに交換
  • GXRを購入以降、ずっとネックストラップを付けて使ってきた。
  • ネックストラップは、大切なカメラの落下を防ぐ極めて有効な解決策である。
  • また、shiologyさんおすすめの、ネックストラップを利用した手振れ防止の撮影も実践してきた。
  • しかし、ある時ネックストラップに疑問を持ち始めた。
  • この長いネックストラップの取り回しが、素早くカメラを取り出して撮影するときの邪魔をしているのではないか?
  • ネックストラップのたすき掛けでGXRを持ち歩いているときは問題ないのだが、
  • バッグ等に入れてある状態から取り出して撮影する時には、長いハンドストラップの取り回しが煩わしく感じるのだ。
  • この煩わしさを感じると、サッと取り出して撮影しよう!という意欲を失わせる。
  • そこで、ある日ネックストラップを取り外してみた。GXRにはストラップの類いは一切付いていない。
  • すると、GXRの扱いに、ネックストラップの時とは違った自由が生まれた!
  • 腕を前に伸ばして、首から下げたネックストラップをピ〜ンと張ってカメラを固定する手振れ防止の撮影方法にも、もう縛られない。
  • GXRを落しさえさなければ、どのように持って撮影しても良いのだ!
  • 気になる手振れは、ネックストラップを使わなくても、それほど気にならなかった。
  • シャッタースピードが遅い状況では、息を止めて、心臓の鼓動を感じながら、拍動が終わった瞬間にシャッターを切る。
  • 壁等のカメラの固定に使える環境は、最大限活用する。
  • その心構えで撮影すれば、ネックストラップを使っていた時とほぼ同じレベルで手振れが防止できると思った。
  • そうは言っても、やはり一切のストラップ類がないカメラというのは、落下させてしまう危険性が常にあり、気が休まらない。
  • ストラップのないiPhoneを過去何度も落下させている。幸いiPhoneは無事だが、GXRを落とした時のことを考えると怖い...。
  • そこで、GXRにグリップストラップを付けてみた。(ハンドストラップも考えてみたのだが、GXRの重さではちょっと頼りない気がしたので)
  • しかし、このグリップストラップ、GXRでは意図したとおりには使えなかった...。
  • GXRのストラップを通す穴が小さ過ぎて、どう頑張ってもグリップストラップのベルトが通らないのだ。
  • また、仮に通せたとしてもGXRのシャッターボタンと干渉してしまって、押しにくくなりそうなこと必至。
  • 諦めかけたとき、取説のカメラストラップを併用する使い方を見ていて、閃いた!
  • グリップストラップのダイヤル両側のストラップ穴2カ所を利用すれば、良さそう。

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  • GXRの底面側にグリップストラップを取り付けることになるのだが、手首に通してGXRを持ってみると、がっちりとした一体感が感じられる。

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  • これなら片手で持ち続けても苦にならない。強く握る必要もなく、力を抜いても落とすことはなさそう。シャッターボタンとも干渉しない。
ウエストバッグ
  • 当初、GXRはネックストラップのたすき掛けで持ち歩いていたのだけど、
  • 混雑した状況では、常にむき出しのGXRを持ち歩くことは気を使うし、見た目も良くない。
  • 冬場にコートのポケットなどに入れて持ち歩くことは可能だが、
  • 薄着となる今の季節、GXRをポケットに入れて持ち歩くのは、サイズを考えると難しい...。
  • GRと同じくらい気軽に持ち歩くためには、常に携帯しても気にならないバッグに入れておく必要があると思った。
  • そこで、GXRを入れられる必要最小限のウエストバッグを使って携帯することを考えてみた。
  • ウエストバッグをたすき掛けにすると、ちょうど胸の辺りでカメラの出し入れも出来て便利。

GRの機能に近づく

GRにはあるけどGXRにはない機能も、GXRの設定を工夫することで似た効果を実現できるかもしれない。

35mmクロップ
  • GRには、35mm相当の画角となるようにイメージセンサーの画像をトリミングして画像出力する機能がある。
  • 通常の28mm1600万画素が35mmクロップでは1000万画素に変化してしまうのだけど、1000万画素なら自分としては必要十分な解像度である。
  • トリミングなら現像する時に処理すれば良いじゃないかという考え方もあるが、撮影時に35mmの画角で覗いて撮ることとは厳密には違ってくる。
  • 公式ブログによると、35mmクロップでは、35mmの画角で見ている範囲で適正露出が計算されるそうだ。
  • 一方、28mm撮影して現像時に35mmの画角にトリミングすると、露出は28mmの画角で計算された結果でしかない。
  • また、35mmクロップで撮影すると、EXIFの35mm換算の焦点距離に、ちゃんと35mmと記録する芸の細かさもある。
  • 35mmクロップには、単焦点なんだけど、28mmと35mm2つのレンズを素早く交換して撮影することに近い効果があるのだ。
  • 自分としては、解像度はD40の600万画素でも十分なので、ならば50mmクロップなんて機能があっても良さそうな気がする。
  • GRの35mmクロップをうらやましく思いながら、そんなことを想像していて閃いた。
  • GXRにもデジタルズームがあるではないかと!
  • 「デジタルズーム=トリミング」と思い込んでいたので、今までデジタルズームなんて使ったことなかった。
  • ところが、厳密には現像時にトリミングすることとは違う、ということに気付いた時、急に試したくなった。
  • GXRで35mmクロップ風のデジタルズームを利用するには、画質・サイズは L を選択しておく必要がある。
    • RAWではデジタルズームできない。
    • アスペクト比は、16:9、4:3、3:2、1:1、どれでもOK。
  • そして、セットアップ >> デジタルズーム切替 = オートリサイズ、に設定しておく。
  • もちろん、ズームボタンにはデフォルトのズーム機能を割り当てておく。
  • 以上の設定をして、ズーム側のズームボタン長押しで、35mmクロップ風のズームが始まるのだ。
  • ズームは段階的にL・M・5M・3M・1M・VGAと変化する。
  • L(4288×2848)=28mmは当然として、他のカメラと比べた場合、自分の感覚では以下の画角に近いと感じた。
    • M(3456×2304)=35mm相当。
    • 3M(2304×1536)=50mm相当。
  • ところが、35mmクロップと違って、露出はデジタルズーム前の28mmの範囲で計算されるようだ。
    • ズーム倍率が変化しても、露出がほとんど変化しないと感じたので。
  • また、デジタルズームした画像のEXIFにも、35mm換算の焦点距離は記録されない。
  • GXRのオートリサイズ デジタルズームは、後でトリミングするのと同じ機能なのだ。
  • GRの35mmクロップと同等の意味を持たせるには、GXRのモニタを見て露出補正しつつ、撮影するしかない。
    • もしかしたら、28mmのRAWで撮って、現像時に露出補正とトリミングをする、というやり方の方が良いかもしれない。
    • 但し世界を感じる画角が違うと、シャッターを切るタイミングとか撮りたい視点が微妙に違ってくる、という考えもある。
ブリーチバイパス
  • ところが、GXRにはブリーチバイパスの画像設定はない。残念である。
  • 機能がないと思うと、余計にGRのブリーチバイパスが羨ましくなってくる。
  • GXRでもブリーチバイパスを実現する方法はないのか?調べてみると...

なんと、本家のGR BLOGで紹介されていた!

  • メニュー >> 撮影設定で...
    • 画像設定で、彩度・コントラスト・シャープネスを設定。
    • その下の個別色設定で、色相・彩度とも各色ごとに設定。
    • ホワイトバランス補正で、B:1,G:7に設定。
    • 画質・サイズで、Lに設定。
  • キーカスタム設定で...
    • ホワイトバランス補正のMY登録=ON。
  • 以上の設定をして、MY1にBleach Bypassとして登録しておいた。

これでMY1に合わせれば、ブリーチバイパス風の写真が出力されるのだ!

  • スタンダード

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  • 以下ブリーチバイパス

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*1:ところが、こちらの比較結果を見る限り、GXR A12とそれほど差はないように見える。http://dslr-check.at.webry.info/201305/article_16.html

*2:従来の赤青緑に白の画素も加えて1ピクセルを表現することで、明るさを底上げしているようだ。明るい屋外での見やすさに期待できそう。http://www.monox.jp/img/pentaxricoh_gr_monitor01_s.jpg

2013-05-09

ローパスフィルターとの格闘

再び、ローパスフィルターにゴミが付いた...。以前はニコンのサービスセンターに持ち込んだのだけど、毎回持ち込むのも手間である。

最近は3本の交換レンズを付け替える機会も多く、一眼レフの宿命として、イメージセンサー手前のローパスフィルターにゴミが付着してしまうのは宿命である。しかし、D40は古いモデルである。付着したゴミを払い落とす機構なんて備わっていないのだ。ローパスフィルターを清掃する技術さえ身に付けておけば、ゴミが映り込んでも途方に暮れずに済むはず。ならば、今回は自分で清掃してみることにする。

ゴミの確認

  • キットレンズのAF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mmを装着して、
  • 思い切り絞る。最大ズーム55mmにセットするとF36まで絞れた。
  • 絞るほどにピントの合う範囲が広がるので、ゴミはくっきり写る。

送信者 ローパスフィルタのゴミ

  • 中央上部の黒い点が、今回その存在を気付くことになったゴミである。許せない大きさである。
  • また、左下にも小さな黒点が3カ所、さらに右上にも小さな黒点が1カ所、確認できる。

全部で5カ所あるこれらのゴミを除去したい!

乾拭き

  • ところで、ローパスフィルターを清掃する道具なんて持っていない...。さて、どうするか?
  • 自分の身の回りを確認すると、レンズや眼鏡を拭くクリーニングクロスはたくさんある。
  • とりあえず、それらのクリーニングクロスでかる〜く払ってみて、汚れが落ちれば儲けモノである。

若干悩んだが、試してみた。(真似しちゃダメ!!なのだ)

送信者 ローパスフィルタのゴミ

ところが... 余計に汚れた...。(だから絶対やっちゃダメ)

  • 最悪である。5カ所のゴミを取るどころか、そこら中にゴミが広がってしまった...。

正しい清掃手順

  • これはいかん。やはりローパスフィルターを清掃する正しい手順を学ぶ必要がある。

D

Nikon ローパスフィルタークリーニング方法 ~ Nikon Sensor Cleaning ~ - YouTube
用意したもの
  • クリーニング棒(丸い割り箸で代用した)
クリーニングミラーアップ
  • バッテリーがフル充電であることを確認して、スイッチONにする。
    • AC電源を持っていないので、バッテリーのフル充電で対応した。
  • MENUボタン >> セットアップメニュー >> クリーニングミラーアップ >> する
  • その後シャッターボタンを押すと、ミラーが上がって、シャッター幕が開く。
  • これで、イメージセンサー(表面はローパスフィルター)が見えるようになる。
  • スイッチOFFにすると、ミラーが下がって、シャッター幕が閉じ、元に戻る。
  • 作業中に誤ってスイッチOFFにすると、シャッター幕やミラーを破損してしまう。
  • よって、作業中は絶対にスイッチOFFにしてはならないのだ。
  • バッテリーが空になっても、スイッチOFFと同じ結果になる。
  • そのため、バッテリーがフル充電であることを確認してから作業を開始するのだ。
ブロワーでゴミを吹き飛ばす
  • 大きなゴミが付着したままでは、イメージセンサーを傷つけてしまう可能性あり。
  • まず、カメラを下向きにして、ブロワーで大きなゴミを吹き飛ばす。
  • この時、ブロワー先端でイメージセンサーを突いてしまわないように気を付ける。
シルボン紙で拭き掃除
  • いよいよ、丸箸にシルボン紙を巻く。(1:40からのシルボン紙の巻き方に注目)
  • シルボン紙を三角に折って、底辺に対して丸箸を垂直にする方向で巻き始めるのだ。

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Nikon ローパスフィルタークリーニング方法 ~ Nikon Sensor Cleaning ~ - YouTube
  • こうすることで、シルボン紙先端の巻き終わりが広がってしまうことを防げるのだ。
  • もし、帯状に巻いてしまうと、シルボン紙先端は無駄に広がって、作業がやり難い。
帯状巻き三角巻き
f:id:zariganitosh:20130509062509p:image:h500f:id:zariganitosh:20130509062510p:image:h500
巻き終わりが先端で広がってしまう。巻き終わりが手元に来るので先端が広がらない。
もう少し先端を揃えて巻いた方が良いかもしれない。
  • シルボン紙の先端に無水エタノールを数滴たらす。
  • 無水エタノールが多すぎると、センサーや周辺部品に悪影響を及ぼすので、適量をたらす。
  • 適量はたぶん、センサーを拭いた時に2、3秒でエタノールが揮発してしまう状態だと思う。
  • 2:34からの拭き作業で、拭き終わった部分のエタノールが次々と蒸発して、無駄に残留しない状態に注目。
  • 拭き方は中心から外側に向かって、一筆書きで拭く。
  • 中心は丸く、外周部は四角く、シルボン紙の先端を動かす。
  • 一筆拭いたら、そのシルボン紙は捨てる。
  • センサーの掃除は非常にデリケートである。
  • 綿ゴミ1つでも、大きな影として気になってしまう。
  • 一筆拭いたら、新しいシルボン紙に巻き直し。
  • 無駄なようだが、確実にゴミが減少していく。
  • 最後の拭き終わりの場所が、センサー枠の外側で拭き終わるようにすると、奇麗に仕上がることが多かった。
  • 一回の拭き作業で満足できる拭き上げになることはまずなくて、2度、3度と繰り返すことになる。
  • 一筆拭いては、レンズを付けて、最小絞りで撮影し、ゴミの映り込みを確認、再び拭き作業、この繰り返し。
  • 自分の場合は10回繰り返しても納得できず、結局、20回以上繰り返してやっと満足できるレベルになった。
  • 繰り返すほどにセンサーを傷つける可能性が高まるので、事前に練習した方が良さそう。

格闘の経過

  • ゴミだらけの最悪な状態...。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • 少し良くなるが、まだまだゴミだらけ。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • かなり良くなったが、左下と右下に残っている。(リンク先の拡大画像だとよく見える)

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • 惜しい!左上の黒点だけ気になる。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • しまった...。中央下部に綿ゴミが残ってしまった。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • あれれ、ゴミが増えてしまった...。シルボン紙を巻いた後、汚れた机の上に置いてしまったのかもしれない。
  • シルボン紙を巻いて無水エタノールを含ませたら、そのまますぐにセンサーのの拭き掃除を行うべきなのだ。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • かなり良いのだけど、右上部分の大きめの黒点が気になる...。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • ぐはっ...。また増えてしまった。なんだか泥沼にハマっている気がする...。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • よしっ!と思ったのだけど、右下の黒点が残っている。また、よく見ると左下にも淡い黒点が見える。
  • このレベルで満足しておくか?いや、せっかくここまで繰り返してきたのだから、もうちょっと頑張る。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • やっぱり右下と中央にゴミが残る。どうする、どうする、これくらいでやめておくか?悩む...。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • もうここまで来たら徹底的にクリーンにしてやろうじゃないかと開き直った。
  • 今回もまたゴミが増えた...。何だか3歩進んで2歩下がる的な進捗状況である。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • 中央下部と右下に黒点を確認。まだまだ!

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • 今までで最高な仕上がりな気がするが、左側のうっすら残る黒点を気にしてる。

送信者 ローパスフィルタのゴミ


  • よく見ると、中央上部と中央寄り右上に黒点が残っているが、そろそろやめにする。
  • 特に中央寄り右上の小さな黒点はずっと残っているので、今回の作業では諦めた。

送信者 ローパスフィルタのゴミ

  • ここまですべてF36まで絞ってゴミを確認しているが、通常使用でF36なんてほぼ使わない。
  • 自分がよく使うのは、せいぜいF16くらいまで。(稀にF22なんて写真も少しだけあった)
  • 今の状態ならF16で黒点は薄くぼやけてしまう。F8にすれば、まったく感知できないレベル。

ならば、この状態でしばらく使ってみようと思う。

  • ほどほどのレベルで満足しておくのも1つの解決法である。
  • これ以上やっても、いずれセンサーを傷つけてしまうだろう。

ノウハウ

  • 作業前に手洗いして、手の汗や油を流しておいた方が良さそう。
  • 作業机の上も拭き掃除をして、綿ゴミ等がない状態にしておく。
  • もちろん、ほこりっぽい場所での作業は厳禁。
  • レンズを外したカメラ本体は、開口部を常に下向きにしておく。
  • シルボン紙を巻く時、先端部分はなるべく指で触らない。(汗や油が付着するので)
  • 先端部分を整形したいときは、別のシルボン紙で包んで触る。
  • シルボン紙を巻いた状態で不用意に机の上等に置かない。(ほこりが付着するので)
  • 自分が行った拭き掃除の手順としては...
    • レンズを取り外し、カメラの開口部を下向きにして置いておく。
    • クリーニングミラーアップのメニューを表示しておく。
    • シルボン紙を巻いて、先端に無水エタノールを含ませる。
    • クリーニングミラーアップを実行して、一筆書きで拭き掃除。
    • 一筆書きの拭き掃除が終わったら、すぐに電源OFF。ミラーとシャッターを閉じる。
    • レンズを付けてテスト撮影。
    • 画像を確認して、ゴミが残っていたら最初から繰り返し。

気になる商品

最後にどうしても残ってしまうゴミは、この棒で取り除けそうな気がする。今度、試してみる。

追記

  • なるほど!先端がマイナスドライバーのような形状の棒を使った方が良さそうである。
  • 最後は幅の狭い方で拭き上げて、ゴミをセンサー枠の外側に追い出すことができそう。
  • また、無水エタノールを含ませる量は、シルボン紙の先端から1cm程度らしい。

なるほど、なるほど、とても参考になる。(感謝です!)

2013-05-02

とっても明るいレンズ選び

D40の付けっ放しレンズとして長らくNikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gを使っていた。撮像素子がAPS-CサイズのD40にとって、35mmは52.5mm相当の画角になり、人の目で見る感覚に近い素直な写真が撮れる。そして、F1.8の明るさ。多少薄暗くても、その場の雰囲気を壊さずに撮れる。明るいF値は同時に周辺をぼかし、狙ったところだけにピントが合う。感動が浮き上がってくる。とても気に入っていた。

しかし、しばらく使っていると欲が出てくる。もっと明るい、もう少し望遠側のレンズが欲しくなってきた。欲しいのは中望遠域のレンズ。APS-Cサイズのカメラにとっては、望遠側のレンズの選択はお得だと思っている。35mmフルサイズ換算で1.5倍相当な焦点距離の画角になるので、50mm でも 75mm 。標準的な短めのレンズでも中望遠域が手に入るのだ。小さなD40のボディーに短めの中望遠レンズ。携帯しやすい一眼レフが好きだ。

一方、D40は広角側は苦手。35mmフルサイズ換算で28mmが欲しかったら、18mmのレンズを選択しなければならない。18mmの明るい単焦点なんて特殊だし、かなり高価である。17mm前後から始まる明るいズームレンズもあるのだけど、長くて重い...。(下手するとD40ボディーよりも重いのだ!)だから、広角側は超コンパクトなGXRの28mmユニットにおまかせ。ほぼ満足している。

58mm F1.4のレンズ

そんな風に考えながら入手したのが、以下のレンズ。

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  • D40に装着すると、35mmフルサイズ換算で87mm相当(58mm×1.5)になる。

ちなみに、オートフォーカスではない...。

  • オートフォーカスに頼りきった撮影しかして来なかった自分に、果たして使いこなせるのか?
  • D40の倍率0.8のファインダーでピントの山を感じられるのか?

そんな不安を抱えながらの決断であった。しかし、その不安を振り切る魅力がこのレンズにはあった。

  • マニュアルフォーカスなので駆動モーターが不要な分、レンズは短い。(最大径×長さ:65.9x47.5mm 重量:320g)
  • これは今まで付けっぱなしにしていたNikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G AFSDX35 1.8Gとほぼ同じ長さである。
  • 手に持った時の重量は、ずしりと重さを感じる。(重すぎる訳ではない)
  • ピントリングはヌルっとした感触で滑らかに動く。
  • 回す意思に連動してゆっくり動き始め、力を抜くとピタッと止まる。
  • 心地よい。無駄に回したくなる。そうだ、この感触はCanon EX EEである!

そして何より、このレンズが描き出す世界に惹かれてしまった。

f/1.4の世界

  • 好みは分かれるところかもしれないが、開放にすると、ソフトフォーカスがかかったような描写となる。

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とろけるようなボケ、大好きである!

f/2.0の世界

  • 少し絞ると、一般的なボケ味になる。

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f/2.5の世界

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f/4.0の世界

  • この辺りから、クッキリ感が半端ない。

DSC_6515 DSC_6516

参考になる画像ページ

ピント合わせ

  • D40の倍率0.8のファインダーでも、上記の写真程度に合わせられている。(まだ失敗も多いけど)
  • もう少し慣れたい。まだ、ピントの山を見つけるまでに時間がかかる...。
  • ピントを合わせやすい被写体と、合わせ難い被写体がある。
    • 輪郭がクッキリ見やすい場合は、合わせやすい。
    • 境目がはっきりしない対象は、合わせ難い。
  • フォーカスエイド*1も見ながらピント合わせを行うことで、ピンぼけが減少する。
  • フォーカスリングだけでなく、場合によってはカメラの位置も前後させて調整している。

素早く、確実に合わせられるようになりたい!

マニュアルフォーカスの効能

  • マニュアルフォーカスは、被写体のどこにピントを合わせるかをオートフォーカス以上に強烈に意識してしまう。
    • オートフォーカスの時は、フォーカスエリアを示す小さな四角い範囲しか見ていなかった。
    • マニュアルフォーカスでは、さらに四角い範囲の中のどこかを狙うかまで意識してしまう。
  • ピンポイントな点で狙っておく必要があるのだ。そうしておかないと、すぐピンぼけになってしまうから。
  • すると、何に感動して、どこを撮りたいのかが、自然と明確になってくる気がする。
  • その意識はオートフォーカスレンズに戻しても持続される。良い傾向だと思う。

*1:ピントが合った時にファインダー左下に表示される●印。

2011-11-29

iPhone4Sカメラの写り

iPhone3GSからiPhone4Sに変更した。3GSからすると、Retinaディスプレイ、CPUの高速化など、あらゆるものが魅力的になっていた。なかでも最も魅力を感じたのが、カメラである。

カメラ性能

  • 絞りは、F2.4固定
  • シャッタースピードは、1/15〜1/11111(今まで撮影した写真の範囲)
  • 画角は、焦点距離32mm前後(35mmフィルム換算)だと思う。
    • 上:CX4 35mm
    • 下:iPhone4S(CX4 35mmより画角が若干広い)

f:id:zariganitosh:20111129142104p:image

  • ISO感度は、64〜800(今まで撮影した写真の範囲)
  • 撮像素子は、裏面照射型CMOSセンサー
    • 裏面を受光面とすることで、CMOSに接続する配線が影にならない。(表面に配線がある)
    • レンズの光を無駄なくCMOSで受光できるので、多少也とも薄暗い被写体の写りも良くなる。

快適な操作

  • スリープ状態から、ホームボタン2度押し、カメラアイコンをタッチして、カメラ起動。(iPhone4Sの機能)
    • ちなみに、iPhone3GSの場合は、一旦スリープ解除して、ホームボタン2度押し...する必要があった。
    • iPhone4Sになって、一旦スリープ解除するひと手間を省略できるようになったのだ。(iPhone4では試してない)
  • カメラ撮影中に、右フリックでカメラロールに移動、左フリックで撮影中に戻る、ようになった。(iOS5の機能)
    • 以前は左下の写真アイコン、またはカメラアイコンをタッチして切り替えていた。
    • アイコンではタッチする位置をシビアに限定されるが、
    • フリックなら画面全体のどこをフリックして大丈夫だ。
    • フリックによる切り替えの方が直感的で好き。
  • 画面の任意の位置をタップすると、タップした位置に露出とフォーカスを合わせる。
  • 画面の任意の位置を押し続けると、タップした位置に露出とフォーカスをロックする。
    • 画面下に「AE/AFロック」と表示される。
    • 「AE/AFロック」は、画面のどこかをタップすることで解除される。

改悪な操作

  • HDRのオン・オフが、オプションにまとめられて2タッチ必要になってしまったのは残念。
    • グリッドとHDRの設定がオプションにまとめられてしまったのだ...。
    • 以前のように、1タッチでHDRのオン・オフを切り替えたい。

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HDR

HDRの使いどころ
  • iPhone4Sは、絞りF2.4固定で、シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランスが自動設定され、撮影される。
  • ところが、自動設定に任せていると、状況によっては被写体が暗過ぎたり、明る過ぎたりすることは多々ある。
  • でも、iPhoneのカメラに手動の露出補正は存在しない...。
  • そんな時、HDRをオンにすると幸せになる。
    • HDRオンでは、1回の撮影で、露出を変化させた3枚を連続撮影し、3枚の露出の「良い部分」を合成した写真にするのだ。
HDRの設定
  • 自分の場合、設定 >> 写真 >> 通常の写真を残す=オン にしている。
    • これで、HDR合成した写真に加えて、標準露出の写真も保存される。
    • つまり、1回の撮影で2枚の写真が保存されるのだ。
HRDの限界
  • HDRと言えども、3枚の露出の「良い部分」を選択するのは自動であり、万能ではない。
    • 状況によっては、標準露出の写真よりも悪くなる可能性もあるのだ。(好みの問題もあるけど)
  • だから、上記HDRの設定で標準露出の写真も残す設定にしている。
    • 不要なら、あとで削除すればいい。
    • 残さないと、より良い標準露出の写真を見逃してしまうかもしれないので。

  • また、HDRは同時撮影ではなく、連続撮影である。
  • つまり、若干の時間差をおいて3回シャッターが切られるのだ。
  • よって、動きのあるものをHDR撮影すると、以下のようになる。

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  • HDRは、動きのある被写体には向かないのだ...。

  • 一方、標準露出を見ると、以下のようになる。

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好みの使い方

  • LEDフラッシュ オフ
  • グリッド オフ
  • HDR オフ
    • HDR オンだと、1撮影ごとに3枚合成する時間が数秒かかる。
    • HDR オフなら、1秒に1回くらいのペースで撮影できる。
  • シャッターボタンに音量の+ボタンは使わない。(手ブレしそうなので)
    • 今までどおり、GUIのシャッターボタンをタッチしている。
    • その方が、HRDの切り替え、AE/AFロック等の操作もし易い気がする。

苦手な薄暗い状況

  • F2.4の明るいレンズに裏面照射型CMOSセンサーの組み合わせと言えども、センサーサイズは小さいので、やはり暗闇は苦手。
  • 以下の写真は、シャッタースピード1/15、ISO感度800、で撮影した写真。
    • ISO感度800では、やはり相当ノイズが目立つようだ。
    • いくら暗くなっても、シャッタースピード1/15よりスローなシャッターにはならなかった。

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得意な明るい状況

  • 明るい状況では、iPhone4Sは素晴らしい写りだ。

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  • 朝焼けもきれいに写った。(ISO感度64〜80)

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GXR A12 28mm

  • 参考までに、薄明かりの室内で撮ったGXR A12 28mmの写真。(ISO感度400、シャッタースピード1/13)

R0011058

    • どうでもいい話しだが、この切り身は鰹である。
    • 鰹なのに、鮪中トロのような脂ののりだ。絶品。

  • 薄明かりの早朝に撮影したGXR A12 28mmの写真(ISO感度400、シャッタースピード1/7)

R0011266

2011-11-08

ボケる広角が欲しかった

カメラを初めて手にした時、俄然、望遠レンズに憧れた。遠くのものが大きく、詳細に写る、裸眼では確認できなかったものが見えるようになることに純粋に感動した。だから、自分の初期のカメラ選びは、光学何倍ズームが付いているかが重要だった。5倍よりは10倍を魅力的に思っていた。デジタル一眼を手にしても、その考えは暫く変わらなかった。標準キットレンズで満足していたのだ。まだ見ぬ素晴らしいレンズの世界があることに、気付く余地もなかった。

ところが、D40に明るい単焦点レンズを付けてみて、全く別の世界があることに初めて気付いた。(付けたレンズは以下)

撮りたいモノ以外がボケる世界の魅力を知ってしまったのだ。すると、標準キットレンズの明るさでは物足りなくなる。自分が撮りたいものの多くは、身近な人・モノ・植物・風景である。考えてみれば、遠くのものを望遠レンズで大きく写す必要性なんて、自分にはほとんどなかったのだ。大きく写したいのなら、被写体に近付けば良いのだ。それに気付いた時に、今度は広角レンズが気になり始める。

最初はCX4の28mmで撮っていた。光の明るさが十分なら、結構綺麗に撮れた。しかし、一度でもボケる世界を知ってしまうと、やはり広角の28mmでも綺麗にボケてもらいたい。CX4でボケを活かすには、被写体にかなり近寄る必要があった。物足りない。多少離れても、背景が若干ボケて欲しいと感じていた。

目指すは明るい広角レンズだ。同じ焦点距離なら、F値が小さいほど、撮像素子(感光する部分)が大きいほど、被写界深度は浅くなりボケやすくなるだ。

D40の交換レンズ

  • 一眼レフ用に様々なレンズがあって、もちろん明るい広角レンズ28mmもある。
  • しかし、D40に28mmのレンズを取り付けても、撮像素子がAPS-Cサイズなので周辺部はトリミングされ、1.5倍の約42mm相当の画角になってしまう。
  • D40で28mmの画角を得るには、18mmのレンズが必要なのだ。
  • 残念ながら、単焦点レンズには18mmという選択肢はなかった。
  • 単焦点の明るさにこだわらず、ズームで、F2.8以上の明るさを目指してみると、一気に選択肢は増える。
  • 以上のレンズは、かなり魅力を感じたが、ただ一つ、気になる点があった。

それは、デカくて、重いこと。

  • どちらも90mmの長さ、400〜500gの重さ、である。
  • 手軽に持ち歩くには、ちょっと大きさと重さを感じる。

手軽に持ち歩ける広角を求めて

  • 一眼レフのファインダーを覗いて、カシャカシャ撮るのは好きだ。本物のシャッター音も心地良い。
  • しかし、スナップの魅力は日常の中にあり、常に大きな一眼レフを携帯する気にはとてもなれない。
    • 本体とレンズの形状からどうしてもかさばる構造である。
  • 欲を言えば、コンパクトなデジカメ形状なのだけど、ボケる広角が欲しいのだ。(ファインダーを覗けないのは寂しいけど)

選択要素

いろいろな選択肢があった。

  • 上記のミラーレス一眼も有力な選択肢の一つだが、
  • 広角でボケを活かした撮影が出来れば、特にレンズ交換できなくてもよいと思っていた。
  • よって、シグマ DP1系も良さそうな気がしてくる。
  • ライカ系という選択肢もあるが、ちょっと高価過ぎて手が出ない。
  • FinePix X100も魅力ある。
  • 散々悩んだのだが、基本に戻って綺麗にボケることに重点をいて考えれば、以下の要素が重要になるはず。
    • より明るいレンズ(F値が小さい)
    • より大きな撮像素子
    • なるべく被写体に近付けること
  • さらに、コンパクトなサイズで持ち運びが楽ならば、言うことなしなのだ。

GXR

  • いろいろ考えた末に手に入れたのがこれ。

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撮影

  • 早速、撮影してみた。

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  • ボケる!ついついF2.5解放にして撮ってしまう。楽しい!

レンズ交換

  • 最近はライカM互換マウントユニットまで出てしまったらしい。(マニュアルフォーカスのみ)
  • レンズと撮像素子をユニット化したGXRの拡張性には驚く。
  • 今後、どのような面白いユニットが出てくるのか、楽しみ。
  • いつか、ライカのレンズを付けて、撮影してみたい。

2011-01-31

その写真に何を写しているのか?

最近はカメラのことがとっても気になりだして、2回に分けて集中的に調べてきた。

物事は何でもそうだけど、カメラもまた奥が深い。まだまだ知らないことばかりだ。上記で書いたカメラの知識についても、それに関するほんの一部を触っただけで、不足していることが数多くある。

また、撮影する時に知っておくべき知識や技術というのも数多くある。ともすると、いつもの調子でそういった知識や技術ばかりを追ってしまいそうになる。しかし、そういったノウハウをすべて覚えたとしても、良い写真が撮れる訳ではなかったりする。もちろん、知識やテクニックは、ないより、あった方がいい。でも、そもそも「良い写真」の定義さえ分からない自分が居るのだ...。

写真とは何なのか?

その根本的な疑問に、たった一言で気付かせてくれた名文がある。

初めて上記のページを読んだ時、それはどこかのブログからのリンク先だっただろうか。何気なく読み始めて、脳みそにガツンと響いた。鳥肌が立つ。そうだったのかと。そのとおりだと。

名文すぎて、写真も含めて、全文をそのまま引用したい気分だ。さすがにそれは問題なので、心に響いた部分を引用していくと...やっぱりほとんど引用になってしまった。削りようがない...。

  • 車を北に停めるという一見何の脈絡もない行為から始まるそれ以降の文章は、すべてが最後の結論を引き立てる伏線になっている。
  • 少しでもどこかを削ってしまうと、最後の結論の輝きが鈍ってしまう気がした。

完全にクルマ生活なshio。歩行不足です。だから晴れた日にはクルマを遠くに停めて歩きます。

...(中略)...

さて,ではどこにクルマを停めるか。

「えっ,そんなこと考えるの?」

いやいや,それが大事なのですよ。目的地よりも北に停めます。スタンフォードでいうと,ロースクールはキャンパスの一番南側にありますから,そこよりもPalo Alto側に停めればどこに停めても北です。

604:060128 写真はキラキラ: shiology

なぜ北に停めるか。

それは太陽に向かって歩くためです。だから朝の場合は北西に停めるのが最適ともいえますが,方位はだいたい北側であればいいんです。

太陽に向かって歩くと,全てのものが逆光になります。

Palo Altoの緯度は,北緯37度25分。 Wikipedia によるとサンフランシスコ市は北緯37度76分,太平洋を挟んで反対側は福島県(福島市が北緯37度45分)だそうです。ですから東京よりもほんのちょっと太陽が低い,太陽の光が横から当たる,影が長い,ということになります。とはいえ朝夕はもともと影が長いからあまり関係ないです。

604:060128 写真はキラキラ: shiology

クルマを目的地よりも北に停め,南に歩いてゆくと,進行方向に太陽があります。だからすべてのモノに対して背後から太陽の光が当たる逆光の状態で周りを見ることになります。すると,すべて世界が「キラキラ」輝いて見えます。

604:060128 写真はキラキラ: shiology

草も,木も,花も,葉も,

人も,虫も,鳥も,動物も,

壁も,建物も,地面も,オブジェも,自転車も,ゴミも,

霜も,露も,雫も,霧も,雲も,霞も,空も,

光も,影も,

そして空気までも。

604:060128 写真はキラキラ: shiology

すべてがキラキラしています。

すべてが輝いています。

すべてがまぶしい。

604:060128 写真はキラキラ: shiology

shioの写真はその「キラキラ」を撮っているのです。

多くの方々から,

「shioさんの写真はなんできれいなんですか?」

「どうやったらそんなきれいな写真が撮れるのですか?」

「撮るときにどんなことに気をつけていますか?」

というご質問をいただいております。どうもありがとうございます。

「キラキラを撮ってます」

がその答えです。

604:060128 写真はキラキラ: shiology

だから,みなさんからいただいたご質問に対して,シンプルかつ具体的にお答えするため,この1ヶ月程,自問していました。

「自分は何を撮影しているんだろう」

「自分は何を撮りたいんだろう」

「自分はなんで写真を撮るんだろう」

「自分がきれいだと思うものってなんだろう」

「自分にとってきれいってなんだろう」

「きれいなものはなんできれいなんだろう」

604:060128 写真はキラキラ: shiology

そしてたどりついた答えが「キラキラ」です。

シンプルで具体的でしょう?

604:060128 写真はキラキラ: shiology

キラキラは逆光だけではありません。

笑顔のキラキラ。

瞳のキラキラ。

おいしさのキラキラ。

気持ちのキラキラ。

愛情のキラキラ。

実は「逆光で撮る」というのはテクニックの話であって,本当にキラキラしているのは被写体自身なのです。それをshioの心が受け止めて,写真に定着させる。それがshioのキラキラ写真です。

604:060128 写真はキラキラ: shiology

キラキラを撮るのに,カメラは何でもいいんです。

キラキラを感じ取る心の目があれば,どんなカメラでも撮れます。

でもキラキラを撮りやすいカメラ,があります。

GR Digitalはshioにとって,いまのところ最もキラキラを撮りやすいカメラです。

ではなんでGR Digitalがキラキラを撮りやすいかは,またこんど書きましょう。

604:060128 写真はキラキラ: shiology

キラキラを撮っていると,自分の心もキラキラしてきます。

キラキラ写真を見ていると,自分の心もキラキラしてきます。

それがキラキラ写真の最大の効用かもしれません。

これからもキラキラ,撮り続けます。

604:060128 写真はキラキラ: shiology

  • 写真はキラキラを撮る。
  • 逆光で撮ると、被写体はキラキラ輝くのだけど、それは一つのテクニックに過ぎないのだと。
  • キラキラするのは被写体自身で、その輝きに感動した心が受け止めて、シャッターを押した結果が写真になるのだと。
  • つまり、写真にはその時感動した何かが写っている、写っているべきなのだ。
  • そして、将来の自分、あるいは家族やその他大勢の人達が写真を見た時、その感動が伝われば、良い写真だと感じるのかもしれない。

良い写真とは、伝わる写真なのだと思う。

  • 過去から未来に流れ去る時間の中で、自分が経験する3D映像のある瞬間を、カメラを使って2次元の写真に記録する。
  • 今という一瞬は2度と戻れない瞬間で、そんな貴重な瞬間が連続して流れ去って行く。
  • うっかりしていると、すごく素敵な瞬間を見逃しているかもしれない。いや、実は見逃している瞬間ばかりなのだ。
  • 非日常の経験(旅行とか、イベントとか...)に素敵な瞬間が多いのはもちろんのこと、
  • 実はありふれた日常の中にも、視点を変えて、注意深く観察すれば、多くの素敵な瞬間が隠れていたりする。
  • 被写体のキラキラを受け止める心とは、素敵な瞬間を発見して感動する心なのだと思う。
  • 写真を撮るとは、その素敵な瞬間の感動を記録する行為である。
  • その感動がうまく写っていれば、写真を見た多くの人にも伝わり、同じように感動する。

想像してみる

  • フィルムやCCD・CMOSの撮像面を頂点に、そこから広がる逆ピラミッド型のフレーム枠の中に収まる範囲が、被写体として写真に記録される。
  • 逆ピラミッド型のフレーム枠、つまり写真の上下左右の範囲は、レンズの焦点距離と撮像面の大きさで決定される。
  • そして、写真は2次元だけど、元は3次元の空間だった。その空間の奥行きを決定するのが被写界深度なのだ。
  • 人の目は左右に2つあって、左右の視差から3次元の奥行きを認識できる。大抵は3次元空間の一点を注視して、その部分に意識を集中している。
  • しかし、写真は2次元で、一般的に視差もない。
  • だから、被写界深度を浅くして、注視した奥行きだけにピントを合わせて、それ以外の部分はぼかす。そうすれば、感動した部分も明確になる。
  • もちろん、雄大な景色全体に感動したとか、その場の雰囲気が好きだったとか、特定の一点に留まらない感動もある。
  • そんな時は、被写界深度を深くして、すべての奥行きにピントを合わせるのもOK。
  • さらに、最も大事なことは、2度と戻れない貴重な瞬間を逃さないこと。つまり、シャッターチャンスを逃さないことだ。
  • 構図や被写界深度、露出ばかりに気を取られて、素敵な瞬間を逃してしまったら元も子もない。

  • 写真の上下左右を決めるもの = 画角 = レンズの焦点距離と撮像面の大きさ
  • 写真の奥行きを決めるもの = 被写界深度 = ピントの合っている範囲
  • 写真の時間軸を決めるもの = シャッターチャンス
  • 自分でできること = その被写体がもっともキラキラする位置に移動する

明るいレンズ

  • 明るいレンズを使ってみるまで、被写界深度に関する認識があまりなかったと思う。
  • 明るいレンズを使うと、ぼかしにハマる。
  • とにかく、何を撮るにも思いっきり開放。
  • ぼかしフェチになってしまう...。
  • すると、ピントの合う範囲はすごくシビア。
  • 横顔の目が2つ見えていたら、手前なのか、奥なのか、場合によっては、まつ毛なのか、瞳なのか、ぐらいまで何にピントを合わせるか意識するようになる。
  • より具体的に、何を撮るのか明確に考える必要があるのだ。
  • そして自然と自問している。
  • どうして今は、まつ毛にピントを合わせたんだろう?
  • どうして今は、瞳にしたんだろう?
  • どうして今は、髪の毛にしたんだろう?

今、やっと気が付いた。その部分がキラキラ輝いていたから。感動したから。

関連する参考リンク

2011-01-29

カメラの知識(焦点距離と画角・被写界深度について)

  • 初めてデジタル一眼レフ(D40)を手にした時、18-55mmというキットレンズの焦点距離を見て、超広角レンズなのかもしれないな、なんて思っていた。
    • 初心者だけど、28mm=景色を広々撮れる広角レンズ、ぐらいの認識はあったのだ。(この認識も正確とは言えないのだが)
  • しかし実際には、D40などAPS-Cサイズの撮像素子においては、35mmフィルムサイズの画角に換算すると、27-82.5mmという扱い易い広角・中望遠ズームなのであった。
  • APS-Cサイズの撮像素子においては、焦点距離の1.5倍相当の画角になるのだ。(35mmは52.5mm、50mmは75mm相当の画角になる)
  • そうか200mmなら300mmのレンズだと思ってしまえばいいんだな、と思っていた時期もあったが、それもまた若干違う理解だった。
  • 確かに画角は300mm相当になるが、焦点距離はあくまでも200mmのまま。
  • よってボケ具合も200mmのまま。(レンズの焦点距離とF値はボケ具合に影響する)
  • 撮像素子のサイズが違ってしまうと、画角を合わせただけでは厳密には全く同じ写真にはならないのであった。
  • APS-Cサイズと35mmサイズの差は1.5倍と小さいのでそれほど気にならないが、
  • コンパクトデジカメの1/1.8インチとか、1/2.5インチになると、その違いは顕著。

  • 一眼レフと同じ、背景をぼかした写真は、コンパクトデジカメではほとんど*1撮れない。
  • 逆に言えば、焦点距離の短いコンパクトデジカメでしか撮れない写真もあったりする。

被写界深度

理解したこと

  • 被写界深度とは、ピントの合う範囲(奥行き)のこと。
    • 被写界深度が深い......ピントの合う範囲が広い。
    • 被写界深度が浅い......ピントの合う範囲が狭い。
  • 被写界深度は、以下の3要素で決定される。
    • 被写体までの距離。(近くの被写体ほど、その前後がボケ易い)
    • レンズの焦点距離。(焦点距離が長いほど、ボケ易い)
    • 絞りのF値。(F値が小さいほど、ボケ易い)

画角

歴史的経緯
  • およそ100年前にライカが35mm映画用フィルムを流用して、その後ケースにロール状に詰めたものをコダックが規格化した。
  • 以来、一般的にカメラと言えば、上記の35mmフィルムがディファクトスタンダードとなり、その状態が長らく続いた。
  • 写真の画角(上下左右方向の範囲)は、レンズの焦点距離とフィルムの撮像面の大きさに影響される。
  • フィルムと言えば35mmサイズ固定の時代が続いたので、人々は焦点距離を訊いて画角を想像するようになっていた。
  • ところが、デジタルカメラの時代になって撮像素子のサイズは35mmフィルムサイズとは限らなくなってしまった。
  • APS-Cサイズ、2/3インチ、1/1.8インチ、1/2.5インチ等、様々な大きさの撮像素子を持ったデジタルカメラがある。
  • 35mmフィルム時代は、焦点距離28mmと言えば広角、50mmなら標準、200mmなら望遠だろうと想像できたが、もはやそれが通用しなくなってしまった。
  • 撮像素子1/2.3インチで4.9〜52.5mmのズームレンズを持ったカメラ、と言われてもピンと来ない...。
  • 上記カメラの画角を35mmフィルムの焦点距離で考え直すと、28〜300mmのズームレンズを持ったカメラとなる。これならどんな画角なのか想像できる。
  • そのため、カメラメーカーの多くは、35mmフィルム相当の画角も表記するようになってしまった。(コンパクトデジカメの場合)
  • ところで、デジタル一眼レフは、そのままの焦点距離で表記されている。
  • 多くの一眼レフは、レンズを自由に交換できる。(マウント方式の互換性の範囲内で)
  • それはデジタル一眼になっても同じで、撮像素子の大きさが変わっても、35mmフィルム時代のレンズさえ利用できたのだ。
  • これは、レンズを取り付けるカメラ(撮像素子の大きさ)によって、写真の画角は変化してしまう可能性を意味する。
  • だからレンズには、そのままの焦点距離を書いておくしかなかったのだ。
  • ユーザーは自分のカメラの性能を理解して、もしAPS-Cサイズなら、自分で焦点距離を1.5倍して画角を想像するしかない。*2
35mmフルサイズとAPS-Cサイズの撮像の違いとか、仕組みとか。

理解したこと

  • APS-Cサイズの一眼レフで撮影した写真 = 35mmフルサイズで撮影した写真の中央部分をAPS-Cサイズにトリミングして拡大したもの。
  • あくまでもレンズの性能は普遍で、50mmのレンズの画角は、どのカメラに取り付けても46.8度の範囲を映し出す性能は保証される。*3
  • 但し、そのカメラの撮像素子がAPS-Cサイズだと、レンズが映し出す範囲は撮像素子の周囲に溢れ、写真として記録できるのは中央部分の狭い範囲になってしまう。
  • APS-Cサイズのカメラで撮影した場合で調べてみると、そのトリミングされた画角は約32度となる。これは焦点距離50mmを1.5倍した75mmレンズの画角と同等になる。

つまり、中央部分を1.5倍にデジタルズームした写真をイメージすれば良いのだ。

  • 同じレンズを使っている限り...
    • その性能は普遍。だから、ボケ具合も同じ。
    • 画角を変えてデジタルズームするので、遠近感(遠くと近くの大小関係)は異なる。
  • 画角を合わせるためにレンズを変えると...
    • ボケ具合は異なる。
    • 画角は同じなので、遠近感(遠くと近くの大小関係)は同じ。
広角と望遠の違い

なるほど!

  • 今まで広角レンズは、雄大な景色をなるべく広い画角で撮影したい時に便利なレンズという認識があった。
  • その認識は間違いではないんだけど、実はもう一つ重要な特性が抜けていて、それは遠近感が強調されるという特性。
  • 遠近感とは、遠くのモノは小さく、近くのモノは大きく感じる感覚。
  • その感覚どおり、写真の中でも遠くのモノは小さく、近くのモノは大きく写っている。
  • その大小関係が、広角になるほど(焦点距離が短くなるほど)より強調されるのだ。(遠くのモノはより小さく、近くのモノはより大きく)
  • つまり、被写体に一歩近付いて、近くのモノを広角レンズで撮影すれば、被写体の特徴がより強調された表現になる可能性があるのだ。
    • 賃貸物件も広角で撮影すれば、小さな部屋も大きく見えるかもしれない。(見た目に騙されないようにしよう)
  • 遠くの景色ばかりを撮るのが広角レンズの役割ではない。
  • 日常的なスナップでもっと広角レンズを活用すれば、何気ない日常の小さな感動を、より大きな感動として表現できる可能性があるのだ。
  • 広角レンズをもっと使いたくなってきた。ズームに頼らず、一歩前に。レンズは動かさず、自ら動く癖を身に付けたい。

原理的なこと

謝辞

  • 上記本文中のすべてのリンク先の素晴らしいページに、深く深ーく感謝です!
  • 体系的、かつ詳細な解説で、カメラ・写真の原理を深く知ることができました。

*1:ズームを望遠にして接写する、限られた条件なら可能かもしれない。

*2:もし、APS-Cサイズの画角と焦点距離の関係をそのまま体感できるようになれば、1.5倍という変換なしで画角を想像できるようになるのかもしれない。

*3:APS-C専用設計のレンズを除く。最初からAPS-Cサイズに撮像することを目標に、周囲に溢れる写像性能を無視したAPS-C専用設計のレンズというのもある。焦点距離18mm以下だと高価な魚眼レンズになってしまう可能性があるが、周囲の写像を無視する設計にすることで、より安価なコストで製造できるらしい。もし、APS-C専用設計レンズを35mmフルサイズのカメラに取り付けると、周囲には本来切り捨てられるはずのレンズの縁とその外側が、写り込むことになるようだ。

2011-01-27

カメラの知識(露出について)

灯台下暗し。カメラの基本的な知識は、メーカーのサイトで親切、丁寧、体系的に解説されていることが多かった。

レンズのF値

      • F値が2倍(F1.0→F2.0)になると、口径は1/2倍になり、面積は1/4倍になることに注意。

絞り

  • 絞り (光学) - Wikipedia
    • レンズの基本性能としてのF値は、絞りによってコントロールできる。(光の透過量がコントロールされる)

    • 絞りとは、穴(多角形、あるいは円形に近い)のサイズを調整可能なドーナツ状のフィルタ。
  • F値が2倍になると、レンズ直径は1/2、光が透過する穴の面積は1/4になる。(明るさ1/4)
  • F値が√2倍になると、レンズ直径は1/√2、光が透過する穴の面積は1/2になる。(明るさ1/2)
  • よって、... F1.4、F2、F2.8 ...のように√2倍・1/√2 倍での変化が1単位。(√2 ≒ 1.4で概算)
  • 値が小さいほど口径が大きい。明るくなる。

シャッタースピード

  • フィルム、または撮像素子(CCD・CMOS)を光にさらす時間を決定する。
  • ... 1/30、1/60、1/125 ...のように2倍・1/2倍での変化が1単位。
  • 時間が長いほど明るくなる。

ISO感度

露出

  • 撮影するためには、フィルムや撮像素子に適切な光量を照射する必要がある。その光量を露出という。
  • 露出は、絞り・シャッタースピード・ISO感度の3要素の組み合わせで決定される。
  • 値の変化は、光量の2倍・1/2倍の変化が1単位となる。
  • この1単位のことを「1段」と表現することが多い。
    • 例1:絞りを1段開く。
    • 例2:シャッタースピードを1段上げる。

EV値

  • 絞りF1・シャッタースピード1秒・ISO感度100の光量を基準とし、EV0と決める。
    • 絞り・シャッタースピード・ISO感度のどれかが1段上がると、EV値は+1される。
    • 絞り・シャッタースピード・ISO感度のどれかが1段下がると、EV値は-1される。
  • それを表にまとめると、以下のようになる。

EV値-2-1012345678910111213
絞り0.50.711.422.845.6811162232456490
シャッター4211/21/41/81/151/301/601/1251/2501/5001/10001/20001/40001/8000
EV値210-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12-13
ISO感度25501002004008001600320064001280025600

    • 絞りF値・シャッタースピードとも、正確に計算すると若干違う値になる。(例:本来は1/16、1/32、1/64...であるはず)
    • おそらく、ユーザーの便宜を図って上記のような値表現になっていると考えられる。(表記上1/15だが、カメラ内部では1/16だと思う)
  • フジカラー FUJICOLOR 100の説明書によると、快晴の屋外では絞りF11、シャッタースピード1/250が適正露出のようだ。
  • そのEV値は、F11=EV7、1/250=EV8、ISO100=EV0、7+8+0=EV15となる。
  • 逆に、EV15の光量が得られれば、絞り・シャッタースピード・ISO感度は別の組み合わせでもOKなのだ。
    • 例1:F2.8・1/4000・ISO100、3+12+0=EV15
    • 例2:F22・1/125・ISO200、9+7-1=EV15

1/3段刻み

  • ところで、現実の世界はキッチリ1段刻みで動いてはおらず、1/3段刻みだったりする。
    • F1.8、F2.5のレンズだったり、
    • 1/100のシャッタースピードなんてのもよく見かける。
  • 1/3段刻みまで考慮した表を考えると、以下のようになった。(主要な部分のみ)

Ev値1 2 3 4 5 6 7 8 9
絞り1.41.61.822.22.52.83.23.544.555.66.37.1891011131416182022
シャッター1/21/2.51/31/41/51/61/81/101/131/151/201/251/301/401/501/601/801/1001/1251/1601/2001/2501/3201/4001/500

    • 絞りは、√2の3乗根刻みで動く。つまり、(√2)^(1/3) = 1.12246205 倍刻み。
    • シャッタースピードは、2の3乗根刻みで動く。つまり、2^(1/3) = 1.25992105 倍刻み。

細かい...。

  • 実際にネガフィルムを利用する場合、1/3段まで細かく露出を合わせる必要性はなさそう。
  • ポジフィルムやデジカメであれば、絞り優先やシャッタースピード優先の自動露出を活用するのだ。
  • もし、古いカメラでポジフィルムを使うなら、露出計が必要かもしれない。

体感露出

  • 適正露出を正確に知ろうとすれば、露出計が必要になるのだが、
  • ネガフィルムなら、そこまでの厳密さは不要で、適度にゆるい体感露出でも意外によく写るらしい。
  • 実際、レンズ付きフィルムという製品もあって、ピント調整なし、固定露出だったりする。それでも屋外ならほぼ満足の写り。
  • EV値をISO100固定で考えた時の、絶対的な光量をLV値と呼ぶ。
  • おおざっぱに区分すれば、LV(ライトバリュー)値としては以下のように体感できるらしい。

被写体LV
快晴の海・山・雪16
快晴15
晴れ14
明るい曇13
曇・日陰12
暗い曇・雨11
ナイター10
明るい舞台9
夕暮れ8
明るい室内7
暗い室内6
夜景・夜の照明室内5

露出表
  • そして絞りとシャッタースピードを組み合わせると、以下のような対応表ができた。

F1.4F2F2.8F4F5.6F8F11F16F22
LV11
LV21/21
LV31/41/21
LV41/81/41/21
夜景・夜の照明室内LV51/151/81/41/21
昼間の暗い室内LV61/301/151/81/41/21
昼間の明るい室内LV71/601/301/151/81/41/21
夕暮れLV81/1251/601/301/151/81/41/21
明るい舞台LV91/2501/1251/601/301/151/81/41/21
ナイターLV101/5001/2501/1251/601/301/151/81/41/2
暗い曇・雨LV111/10001/5001/2501/1251/601/301/151/81/4
曇・日陰LV121/20001/10001/5001/2501/1251/601/301/151/8
明るい曇LV131/40001/20001/10001/5001/2501/1251/601/301/15
晴れLV141/80001/40001/20001/10001/5001/2501/1251/601/30
快晴LV15 1/80001/40001/20001/10001/5001/2501/1251/60
快晴の海・山・雪LV16 1/80001/40001/20001/10001/5001/2501/125
LV17 1/80001/40001/20001/10001/5001/250
LV18 1/80001/40001/20001/10001/500
LV19 1/80001/40001/20001/1000
LV20 1/80001/40001/2000
LV21 1/80001/4000
LV22 1/8000

  • もしISO感度が200・400・800の時は、シャッタースピードを1・2・3段上げるのを忘れずに。
感度分の16
  • もっとゆるい体感露出なら、シャッタースピード=感度分の1、絞り=F16とだけ覚えれば良いらしい。
  • 上記を基準に、晴れ、明るい曇、曇か日陰、暗い曇...の順に1段ずつ暗くなると覚える。

なるほど!

  • ISO100のフィルムなら...シャッタースピード1/125、絞りF16
  • ISO400のフィルムなら...シャッタースピード1/500、絞りF16

検証してみる。

  • またしてもフジカラー FUJICOLOR 100の説明書。快晴の屋外では絞りF11、シャッタースピード1/250が適正露出のようだ。
  • 感度分の16によれば F16・1/125 になるが、
    • 絞りを1段開けて、シャッタースピードを1段上げれば、
    • フジカラー FUJICOLOR 100推奨のF11・1/250と同じ!

より一眼レフらしい(ボケのある)絵にしたい場合は、「感度10倍分の5.6」なんていう応用もあるようだ。

  • あっ、でも古いカメラには1/1000さえなくて、1/500までの場合が多いのであった...。
セノガイドC
その他、体感露出の参考ページ

経緯

どうしてこんなことを考えるようになってしまったか?というと...

f:id:zariganitosh:20110128050550j:image

実家で見つけてしまったのだ...。Canon EX EE と書いてある。(過去に誰かが使っていたモノ)

  • 50mm F1.8 の明るいレンズのフィルム一眼レフだ。
  • ピントはマニュアル。
  • AE(自動絞り)機能はあるが、もはや対応する電池は販売されていない...。
  • つまり、撮影するには絞り・シャッタースピード・ピントのすべてを自分で操作する必要があるのだ。

このカメラで撮影してみたくなったのであった。

  • 40年くらい前のカメラだけど、一体どんな絵に仕上がるのだろう?
  • レンズには若干カビが生えている。だけど、ファインダーを覗いた感じはほとんど問題なし。
  • 手に取ると、ずっしりと重い。重さを計ってみると930gもある。大きさはD40とほとんど変わらないのにすごい存在感。
  • シャッターを巻いて、リリースボタンを押すと、カシャンと心地良いシャッター音。セルフタイマーも付いている。
  • ピント合わせのダイアルは、とっても質感が高い。
    • 回す指はとっても重いんだけど、ちょっと力を入れるだけで、少しずつ回り始める感触。
    • どんな小さなピントの山も決して外さない微調整ができそうな気がする。
  • 電気に頼らす、すべてが機械の力で完結する。完全メカニカルなカメラ。
  • オーバースペックなまでに質実剛健。
  • D40には絶対にかなわない高い質感がある。

そんな道具が目の前に現れたら、思わず使いたくなってしまう自分が居たのであった。

2011-01-18

ローパスフィルタは何をしているのか?

D40 ローパスフィルタの黒いシミ問題は解決され、再び、清々しい気分で気持ち良く撮影できるようになった。ところで、今までCCDだと思っていた部分は、ローパスフィルタと呼ばれていた。たぶん、CCDの上にローパスフィルタが乗っているのだと思うが、何のために?どんな仕事をしているのか?調べてみた。

デジタルカメラの仕組み

カメラの歴史は非常に古く、検索すると達人たちが深く、詳細に掘り下げた記事が山ほど見つかる。もはや、自分のような素人が下手に書き直す必要性は全くない。参考にさせて頂いたページへのリンク(感謝です!)と、自分の理解した内容のみ書くことにした。

  • カラーフィルムの構造は、3層、あるいは4層の色別に感光する層構造になっている。
  • 一方、多くのデジタルカメラでは、CCDやCMOS(フィルムに該当する部分)は単層構造である。
  • しかも、CCDやCMOSは、色を感じるのではなく、光の強弱しか検出できない。
  • つまり、CCDやCMOSは、そのままでは白黒フィルムなのだ。
  • そこで、色を検出するためにCCDやCMOSの上にカラーフィルタを並べて、検出するようにしている。
緑赤緑赤
青緑青緑
緑赤緑赤
青緑青緑
  • 上記のような配列をベイヤー配列と呼ぶらしい。
  • 緑が多いのは、人間の目が緑に敏感だから、それに合わせてらしい。
  • レンズから入った光は、このベイヤーフィルタで色分けされるのだ。
  • ところが、運悪く赤青緑のフィルタの位置にそれ以外の光が差し込んでしまうと、その光は透過されず真黒になってしまう。
  • 本来は、黒ではない何らかの光があるにもかかわらず。まあ、真黒になってしまうのは極端な話しだが...
  • 画素と同程度の細かな変化があるモノだと、正確な色再現ができず、モアレと呼ばれる縞模様が発生しやすい。
  • 上記のような現象を抑えるため、ある1画素に入力する光を周辺の4画素にぼかすフィルタを追加した。

それがローパスフィルタ!

  • しかし、欠点もあって、せっかくいいレンズを通った精度の高い光をぼかしてしまうので、解像度が落ちてしまうらしい。
  • その解像度を補ったり、周辺の画素から補完して元の色を再現するのが、画像処理エンジンの役割。

フィルムのように感じるCMOS

  • 一方、フィルムと同じ3層構造のFoveon X3と呼ばれるCMOSセンサーもある。
  • 1画素で3色を検出するので、原理的にはローパスフィルタが不要と言われている。
  • その解像度、色再現性はサンプルを見る限り、実に素晴らしい。
  • Foveon X3の解像度は343万画素と、今時の1000万画素当り前の時代には一瞬見劣りしてしまうが、
  • ベイヤー配列方式のCCDが、4画素で赤青緑を補完して、計算で色を再現していることを考えれば、
  • その解像度・色再現性は、ベイヤー配列方式を凌ぐ感じ。
  • ところで、ニコンやその他のメーカーもサンプルを見る限り、実に素晴らしい。
  • 要は、そのカメラの特性を最大限活かして、いい絵を撮る腕が大事ということかもしれない。
  • そのカメラの得意な被写体、苦手な被写体というのもあるかもしれない。

興味深い参考ページ

以下のページが大変参考になりました。感謝です!

2011-01-17

ローパスフィルタの汚れ

夜明け前の30分前後は、美しく静寂した時間帯。今のような寒い季節の夜明け前は特にいい。走りながらいつも感じる。

f:id:zariganitosh:20110121043449j:image

むむっ、右上に黒いシミが...。何だろう?

日中、快晴の空をテスト撮影してみると...

f:id:zariganitosh:20110117172821j:image

な、何なんだっ、この黒いシミの集団は!

ちなみに、近くにピントが合っている場合はあまり目立たなくなる。

f:id:zariganitosh:20110117172822j:image

35mm F1.8 の単焦点にしてからは、あまり遠くの景色を撮る機会がなかったので気が付かなかったが、D40は、いつの間にか黒いシミに蝕まれていたのである。(ガーン)

  • 黒いシミは、常に同じ場所で発生している。
  • レンズを変えても同じ場所に発生した。
  • つまり、レンズの汚れではなく、カメラ本体側の汚れ、ということだ。
  • マニュアルを読んでみると、クリーニングミラーアップという操作がある。
  • これを実行すると、シャッターが開きっぱなしになって、撮像素子(CCDとか)が丸見えになる。
  • 確認してみると、撮像素子の上に肉眼でも黒い点がはっきり目視できた...。

一旦黒いシミを確認してしまうと、かなり気になる。どうにかして、元どおりの綺麗な状態に戻したい。

  • 最初は風圧で吹き飛ばすことを考えた。
    • しかし、全く効果なし。定位置に頑固にこびり付いている模様。
  • 次なる手は、その部分を拭き上げることを考えたが...
    • カメラ ド素人の自分には、果たしてそれが良いことなのかどうか全く分からない...。
    • WEB上には様々な情報が出ているが、果たしてそれがD40について正しいことなのか判断できるほど原理を知らない...。
  • ということで、ニコンのサービスセンターに電話して、相談してしまった。
    • すると、おそらくカメラ本体のローパスフィルタにゴミが付着して、それが黒いシミになっている可能性があること。
    • ローパスフィルタの清掃という作業メニューがあって、おそらく、その作業で改善される可能性があること。

なるほど!

  • ローパスフィルタの清掃は、自分でキッチリやっている方も多い。
  • ニコンからクリーニングキットも販売されていた。
  • しかし、初めての作業で、自信もないので、隙を見てサービスセンターに持ち込むことにした。

サービスセンターにて

  • サービスセンターには銀行のような発券待ちシステムがあって、待つこと5分くらいですぐに呼ばれた。
  • 日曜の午後だけど、待っているのはその他数名だけだった。空いていて助かった。
  • 状況を説明すると、やはりローパスフィルタの清掃ということになって、作業時間は1時間。
  • 作業の待ち時間中は...
    • ニコンサロンで展示中の写真を見たり、
    • ショールームで片っ端からカメラを手に撮ったり、
    • 近くのアップルストアでMacBook Airを触ったり、
  • していると、あっという間に作業完了の時間になってしまった。
  • 作業は無事完了して、ローパスフィルタの黒い汚れは、綺麗さっぱり除去されたのであった。

f:id:zariganitosh:20110117210355j:image

  • サービスマン曰く、ローパスフィルタの汚れはゴミではなく、カビであったと。
  • カビは一度発生すると、その後も発生し易くなるので、湿気には気を付けてくださいとのこと。
  • ローパスフィルタの清掃料は1000円だった。

なるほど。気を付けます。

  • 特に湿気の多い場所に保管していた訳ではなかった。
  • しかし、寒いところから温かい室内に持ち込んで、撮影することは多かった。
  • 結露したら、徹底的に乾燥させるべきか、しかし、どうやって?

  • ドライケースを購入してみた。
  • カメラバックごと収納できそうな大きさに惹かれて。