今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

宇宙兄弟


アフロ小栗の「宇宙兄弟」!!


小栗旬という俳優は、不思議な役者で、どこまでも限りなくカッコいい役回りとあり得ないほど情けない役回りをどちらも完璧に自分のものに昇華することが出来る…


原作漫画の読者はみな、南波六太という主人公は絶対に「大泉洋」以外には演じられないと思っていたハズだ!!


確かに数年前の段階で映画化が実現されていれば、まず間違いなく、六太は大泉洋で、小栗旬は弟日々人だったハズ!!


ところが、何の因果か、映画化はなされず、大泉洋は六太を演じるには年齢的に無理になっていた…


まさか、地毛で六太ヘアになるとは思ってなかったでしょ?


でも、小栗旬という役者は、姿形も成りきっていくんだよねぇ〜(・・;)


太ったり、痩せたり、髪を伸ばしたり、金髪にしたり…(((^^;)


日本の俳優で、こういったところを追及して、役作りしていく人はあまりいない…


ハリウッドにはいっぱいいる!!


韓国の俳優達もそんなんばっかだ!!


だから、貴重な彼にもっと時間をあげてほしい。


役に入っていくための準備の時間を!!


次から次と作品の切れ間無く、演じるんじゃなくて、1年に2本か3本に絞り、じっくりと向き合って…


短い準備期間であっても、普段のイメージとは違う「南波六太」という役をちゃんと自分のものにしてたでしょ!!


情けないけど、あったかい、不思議な魅力を持つ六太をちゃんと演じてたでしょ?


そういう訳で、夢を先に実現した弟の物語より、様々な挫折と迷いで遠回りをした兄の物語の方が断然胸に響くし、心に残る!!


宇宙飛行士への最終関門「閉鎖空間」での共同生活で、小栗六太は、最後の最後で、みなの心を結びつける。


小栗旬の芝居に感動する場面よ…ここは!!


予想外の話の展開で、みなの心を開く六太…


それが、何の違和感もなく、ちっともカッコ良くなく、モジャモジャ六太が、あの小栗旬だなんて忘れちゃうでしょ!!


連載中の漫画をホントに上手くまとめた脚本と上手くさばいた演出に天晴れ!!


さぁ、みんな!!「宇宙」の話をしよ〜!!