本の修理 その2


大変な作業は終わりました。
後は、いつも通り。
いっきに仕上げます。


          プレス機から外した状態 →


   麻糸を 1.5cm の長さに切りそろえます ↓
















        それぞれの麻糸を二つに割って →


     左右に開いて、ボンドで固定します ↓







ボンドが乾いたら
裏も同じように。





   ここで、本の小口の汚れを、
     紙ヤスリで削ってきれいにしました。
       少〜し飛び出ていたページもついでに削ったので
         ほとんど目立たなくなりました。 (^-^)v




  見返しの紙を付けます。
  きれいな色の紙があったので
  もらっちゃいました。
  元は赤い色だったんですけれど・・
  




  寒冷紗とクーターを貼付けて本体は完成。
  表紙の背には補強の厚紙を。
  その上から折り目を補強する為に
  雁皮を張り付けました。





  表紙の汚れはざっとメラミンスポンジで。
  やりすぎると紙がボロボロになってしまうので
  続きは中性洗剤をつけた布で
  丁寧に拭き取ってみました。 






    そして、表紙に本体をセット。。。
    なんて残念!!
    寒冷紗、クーター、背の厚紙、雁皮・・・
    その厚みの分、1〜2㎜ でしょうか
    本体が表紙から飛び出してしまいました。


                 ださ〜っ!! →



「化粧裁ち」という手もありますが、この厚み・・・
カッターで手作業で、という自信がありません。
下手にやって本をボロボロにしてしまうよりは
そのままにしてブッカーを掛けてしまう方が得策だろうと
判断しました。



   ← ブッカー、きれいに貼れました。
     

     これにて完成。
     修理を終了とさせていただきます。


     古い本だけれど、
     多くの子供達が手にとってくれると
     嬉しいな。




本の修理 その1はこちら http://d.hatena.ne.jp/zawayo/20150521/p1