海へ山へ

■海へ山へ
 今日は午後から学科試験と植物判断の実技試験が行われる。午前中に取り組もうと家を出たが、風邪薬が効いているのか昨日と同じで頭に入らない。思えば、市販の風邪薬を最後に飲んだのはいつだったか2年以上は経っているのではないか。そのため、良く効くのだろう、と素人判断している。試験対策で小児用の分量だけ服用する。
 天気がいいので、常願寺川の堤防を走っていたが、変わったこともなく。気が付いたら運転免許センターの近くに来ていたので、ハクチョウがいないか確認したが、カラスが3羽ほどいただけである。浜黒崎まで行き、何を思ったのか試験会場とは反対の岩瀬浜へ車を走らせていた。スズメ、セグロカモメを撮って帰ろうとすると、黒い鳥が群れで泳いでいる。素早く堤防を降りたかったが、飛び降りるには高すぎるので元に戻り海岸線へ出た。ウミアイサである。今年2度目であるが、鮮明な写真が欲しかった。



 予定時刻を過ぎており、昼食はかき揚げ天婦羅うどんの中盛とおでん1品で350円で済ます。
 学科試験は思ったよりも難しかった。
 出題範囲に垣根は四ツ目垣と建仁寺垣となっていたが、柴垣の構造を問う問題が出された。これはノーマークであった。ルール違反ではないのか!分かるはずはない。
 また、春に咲く樹木の剪定時期を問う問題が出された。剪定時期は樹種ごとに違うと理解しており、なんでこんな一般論で出すのか分からず。春に咲く花の代表としてソメイヨシノを想定し、この木は花が終わった後、翌年の芽を付けるので、これに即して回答した。
 植物判断は、落葉樹の場合はビール瓶に枝が挿してある。『♬棒が一本あったとさ〜』の世界である。瓶は中瓶であった。遠くからありゃ!と思ってその場に行くと、下に葉の付いた写真が置いてある。イチョウ、イロハモミジであったが、葉を見て違う人がいるだろうか?
 しかし、せわしなかった、1問30秒でベルがなりその都度次の机に移るが、机と机の距離が長く、回答もその場で表の中から選ばなければならないので、植物を見て判断するまで5秒〜10秒である。とても、芽がどうだかなど考えている暇はない。又、樹木は表を向いており、裏へ行けないようなので裏面で判断している植物は判断できないことになる。ヒノキとサワラは出なかったが、裏の気孔以外に葉の先端で判断できなければならない。慌てまくったので、選び間違いや書き間違いがあるかも知れない。
 終了後、吉峰山へ向かう。なんとなく山へ行きたかった。いや、山へ逃げたかったというべきだろうか。
 新しい出会いはなく、いつもの野鳥が迎えてくれた。積雪は50cmほどか。