春一番

春一番
 「♪🎶 雪が溶けて川になって 流れて行きます つくしの子が 恥ずかしそうに
 顔を出します もうすぐ春ですね〜」という歌が懐かしい。
 朝方の風は強く、カーポートの中の自転車が次々と倒れる。もちろん、そのままにしておく。
 帰省している三番目が祖父母の家へ行くというので、送って行く。帰宅後、カーポートになにやら置いてある。白い雨具であった。何か高そうだ!もちろん、自分のではない。おそらくどこかの家から飛んで来たのだろうと前に分かるように晒しておいた。夕方、迎えに出る時にはなかったので無事持ち主に届いたものと思われる。 
 カメラと双眼鏡を入れ呉羽山周辺を流したが雨は止むことがなくそのまま帰宅して昼寝タイムに突入した。ゆっくりとした時間の流れがある。

■「船を編む」(三浦しをん著、光文社、2011年)を読む。
「聞き慣れない単語や、変わった言葉の用法があったら、すぐに用例採集カードに書きとめるためだ。」
「辞書は、言葉の海を渡る船だ」
「〜調理していないインスタントラーメンをかじっている〜」
「こだわりは、いい意味で使ってはならん言葉だぞ。」
「有限の時間しか持たない人間が、広く深い言葉の海に力を合わせて漕ぎだしていく。」
「お金を稼ぐために働くって、人間の精神構造上、無理なのかもしれない。」
「言葉はまんべんなく散らばっているのではありません。」
「言葉の持つ力」
「〜記憶とは言葉なのだそうです。」
「生命活動が終わっても、肉体が灰となっても、物理的な死を超えてなお、魂は生き続ける」