静寂

■静寂
 今日はモーニングバードウオッチングの日であったが、法事と重なり欠席した。
 いつもは30分ほど遅れるお寺さんは今日は時間通りに来られた。今日で毎週のお参りが終わることになる。
 三番目が神奈川へ戻る。夕方近くに到着したのか、電気が止められていて慌てている。2か月以上も戻っていないのだから当然であろう。スイッチを押せば電気が点くとか、ジャグチをひねれば水がでるという生活は非常に贅沢であることを感じて欲しい。
 何か疲れが出たので、スーパー銭湯に向かう。今日は一番目が飲み会で家人も飲み会で家には誰もいない。そのため、夕飯の準備はしないことになっており、銭湯で夕飯を済ませることにしていた。この銭湯は、毎週会員割引をやっている。今週は通常550円するラーメンが390円となっており、これにした。なかなか美味しい。
 いづれ訪れる静かな静かな生活になった。

■「老いては自分に従え」(山藤章二著、岩波書店、2015年)を読む。
「老人になってボンヤリ出来るのを楽しみにしていたのに、〜若い頃よりもっと多方面にわたって思考が飛び散るからクタクタです。」
「当人がコントロール出来ない空間に出会った」
「要するに上昇一途は野暮なのである。」
「〜若者たちは、驚くほど昔のことを知らない。」
「〜何が辛いと言って空腹より辛いことはない・・・・」
「モノは部屋を狭くし、ココロは人間を広くする」
「文明とは、人間を劣化させるシステムである」
「手間をかけない知識は得ると同時に忘却するのである」
「文字は書かなきゃ駄目です」「どんどん日本人じゃなくなる」
「百日の説法屁ひとつ」
「現代の老人はおしなべて遠慮勝ちだ」
「驚くのは、そういうことを知らない、ということを、恥ずかしい、と思わないことだ。」
「〜カードやら、電子マネーやらと、“意味のない進化”を続行しているらしいが、それによって人類がシアワセになった、という話は聞いたことがない。」
「人間、自由に生きろというのは、キレイゴトで時代と環境が、その人間の人生を80%くらいはすでに決めている」
「〜定年退職をした高齢者が溢れている。彼らの喪失感、無力感は社会問題である。」