カッコウ

カッコウ
 朝から暑い日であった。こんな日は外へ出たくないが、家に居ても暑いので呉羽山へ涼みに行った。ただ、ベンチに座っているだけである。
 その時、頭の上でカッコウが啼いた。カッコウを追いかけて右往左往していたが、鳴き声は遠くなり出会いはなかった。一度撮っているので、あまりこだわらない。
 初鳴き報告書に記載した。残りはホトトギスのみになった。
 家人を迎えに行くときにカルガモが飛んでいた。

■「絵でわかる樹木の育て方」(掘 大才著、講談社、2015年)を読む。
「このような森林・樹木の管理の中には、高等生物である樹木の立場や樹木の生理、構造をまったく無視した方法も多く含まれている。」
「一般的に思われている樹冠の広がりと根の広がりの関係は、枝張りと根張りの範囲が等しい。(ドリップライン)〜しかし実際には〜根系の方がはるかに広く伸びるのが普通である。」
「真夏の日中、水分摂取が十分にできないと、葉の表面温度を蒸散による蒸発熱によって下げることができないので光合成の最適温度である25〜30℃を維持できず、40℃以上になって枯れてしまう」
「土壌水中に含まれる肥料成分が細根細胞の浸透圧以上に高い濃度になると、細胞の水が土壌の方に引っ張られ、細根は脱水状態になって壊死してしまう。これが“肥料焼け”である。」
「剪定枝条チップのマルチング」「問題点・・・土壌病害虫の発生と窒素飢餓状態など」
「トランクカラーとブランチカラー」
「枝の防御層」
「〜剪定量を可能な限り少なくして樹冠の機能を維持する〜」
「モミ類は浅根性、マツ類は深根性〜」
「〜本来ならば高等生物である樹木の都合から工事全体の工程を決めるのが本筋である〜」
「この長期にわたる支柱は樹木の根系の発達にも影響を与えている。」
「選定作業を造園業・植木業の熟練者ではなく、素人同然の人が行っていることが多くなっている。」
アカマツクロマツ、アイノコマツ」「〜クロマツの性質が強いものをアイグロマツ、アカマツの性質が強いものをアイアカマツ、両者の中間をアイマツと呼んでいる。」