東へ西へ

■東へ西へ
 昔、♪昼寝をすれば 夜中に 眠れないのは どういう訳だ〜、と歌う人がいた。その時は、昼寝をしたからだろうと覚めた突っ込みを入れたことを思い出した。
 先週突然、右目の見え方がおかしくなった。土、日を挟んで医者へ行こうと計画した。それにしても、人間の臓器はどれくらいあるのだろうか。今までで異常な臓器は心臓と脳であるが、これに加えて眼が加わった。どうも自分はピンピンコロリという死に方はできそうもなく、一つ一つ都合が悪くなり、目が見えにくくなり、耳が遠くなりと長い間辛い思いをしながらのような予感がする。まあ、それも報いであろう。
 眼科は知り合いに紹介していただいた。自宅から真東へ歩き少し左折する。片道3kmほどである。朝は寒い日であったが、傘を持って歩くと5分もするとポカポカしてくる。
 9時開院であり、9時半に到着すると何と20番目である。予約優先という。初診なのでいつ呼ばれるか分からない。待合室は清潔で、水もあり、ティッシュもあり、癒し系のBGMが流れており、読書に快適であった。
 しかし、予想に反して10時10分に呼ばれる。いろいろ検査をされた。視力検査もあった。なんと、裸眼で度が進んでいるではないか。歳をとれば近眼は進まないと何かで読んだ気がしていたが、間違いのようだ。驚いたのは、矯正で視力がでることを少し誇張気味に言われたことである。メガネでも見えない人も多いのだろう。
 出たり入ったりと2時間ほどかかって診察結果を聞いたら、様子見ということで診断名もつかず、薬も出ない。しかし、機器が空いている日の追加検査は予定された。ひどくなったら来てくださいと言われたが、こっちはひどいと思ったので来たのだ。大したことない範疇なのか。
 ♪がんばれ みんな、がんばれ、が悪かったのだろうか。まさか、読書が原因とは考えにくいなあ。
 帰宅後、昼食を食べて図書館へ向かう。今度は真西へ向かう。片道2kmほどである。そして、買い物のために真東へ向かう。
 今日は歩いたぞ!正確には計ってないが14kmほどになろうか。

■「知っておきたい100本の木」(田中 潔著、主婦の友社、2011年)を読む。(その4)
「カリン(花梨)・・・のどの薬。幹はまだら剥げ。」
「ヤマモモ(山桃)・・・ジャムや果実酒」
「カシワ(柏)・・・冬でも枯れ葉がついているため、神が宿っている」
イチョウ(銀杏)・・・ジュラ紀の生き残りとされる裸子植物
トチノキ(栃)・・・食用、こね棒」
「コウゾ(楮)・・・コウゾはヒメコウゾとカジノキの雑種」
ミツマタ(三椏)・・・新芽が3本に分かれて三又。紙幣の紙。」
「フジ(藤)・・・種子の初速10m以上、」
シナノキ(科)・・・繊維、ベニア板の表面、木彫りの熊」
「ヒノキ(檜)・・・300年後に最も強い強度。」
「スギ(杉)・・・まっすぐに伸びる木、樹皮は屋根、葉は線香」
「エゾマツ(蝦夷松)・・・トウヒ属、先は尖る、横断面は扁平、葉裏の気孔線は2本」
「カラマツ(唐松)・・・落葉樹、ハイブリッド集成材」
アカマツ(赤松)・・・火力が強い、京都五山送り火、松茸」
ケヤキ(欅)・・・日本の広葉樹の代表」
「モミ(樅)・・・かまぼこの板」
スズカケノキ(鈴懸)・・・モミジバスズカケノキは、スズカケノキアメリスズカケノキの雑種、別名プラタナス
「セイヨウハコヤナギ(西洋箱柳)・・・ポプラの語源はラテン語の人民。楽器チェンバロ、マッチの軸」
ソメイヨシノ染井吉野)・・・サクラにも剪定が必要だ。」
「シダレヤナギ(枝垂柳)・・・ヤナギ科は世界に300種、日本で40種」