心が亡くなる

■心が亡くなる
 朝から分刻みである。ペットのウサギの様子がおかしいので動物病院に連れて行く。もう老衰という診断であった。医者なので最後まで手当するのである。点滴と注射の処置で頻繁に通院してもらいたいという。家人が遅出なので二人で出かける。開院30分前に着いたが既に番号札が14番目で時間がかかることが予想された。
 そこで、計画を変更して、自分の内科医に向かう。今日は精密検査である。五千円ほど取られる。来週結果を聞きに行くことになった。
 家人に連絡すると動物病院はまだ終わっていないという。検査のため、朝食を抜いており、駅まで歩いてモーニングを食べる。久しぶりにゆっくり本でも読もうかと考えていたら、動物病院が終わったという。駅前で待ち合わせとなり、慌てて口に入れて紅茶も3口ほどで飲み込む。
 それから、銀行、郵便局と周り帰宅する。
 今日は家計簿の回収日である。自室で、レシートをまとめ日付ごとに記入し、全財産を申告せよというので、全通帳の預金残高を集計して記入する。
 昼になったので、家人を職場に送り届け、その足で定期点検である。オイルが1万円以上するので高いと思いながら払う。
 そして、写真の現像のため写真屋さんに向かい現像する。
 やっと、試験勉強できる。ネマガリダケとススタケの違いを問う問題が出ている。また、図鑑を読んで簡潔にまとめるため頭をひねらなければならない。
 コーヒーショップへ入ったが、もう顔なじみの店員さんが、今日はマイカップはどうされたのですか、と聞かれたので、忙しくて忘れたとした。
 やっと乗ってきたと思っていたら、家計簿回収時刻が近づいたので、急ぎ帰宅する。
 そして、夕飯を食べて、やっといっぷくしたところだ。

■「兵士に聞け」(杉山隆男著、小学館文庫、2007年)を読む。
「私たちの仕事は日の目を見ない原稿を書き続けることですから〜」
「ほんとうのプロフェッショナルというものは、地道な努力を怠らないものです。」
「知らないものは存在しない〜」
「ほんの一瞬の気の緩みが命取りになる。」
「自分を高めなければいけないという向上心に目覚めたから」