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跡地

2009-07-23

[] 金田伊功さん追悼リンク


愕然としてます

何書いていいのか考えられない

先日、金田さんが亡くなりました。今さら俺が金田さんの業績を説明するまでもなく一つのムーブメントを作られた特異な方…。俺が幻魔大戦の原画でマッドハウスに出入りしてた時にお会いしたのが最初です。駆け出しの原画一年生だった俺にも笑顔でまったく偉ぶるところもなく接してくれて先輩として尊敬していました。金田さんがジブリに移動してからも仕事は拝見してましたしまだまだ死ぬ歳じゃない…。

この連載で『無敵超人ザンボット3』『無敵鋼人ダイターン3』に触れた時、アニメスタイル編集部のスタッフに、どうして金田伊功の名前を出さないのかと訊かれた。勿論、僕は金田伊功が大好きだ。いや、好きどころではない。彼がいなければ、動きに興味を持つ事もなかったかもしれない。僕や同世代のアニメファンに「アニメの快楽」を教えてくれたのが、彼だと思う。他にも、快楽を与えてくれたクリエイターは大勢いるが、彼ほど「アニメの快楽」を体現したアニメーターはいないと思う。僕としては「アニメの快楽とは金田伊功である」と断言してしまってもいいくらいだ。また、直接的にも、間接的にも彼が日本のアニメに与えた影響は大きい。アニメ史を語る上でも、決して外せないクリエイターだ。

「人生、なにが起きるか解らないよね」

先月、笑いながらそんな会話を電話でしたのが最後になりました。

ホントだよ…

ガイスラッガーのDVD、金田さんの分もいただけるように頼んであったのに…

届いたら会いに行くつもりだったのに…

どこに届ければいいんだよ…

オープロダクションの先代社長村田耕一さんのお弔いの折、マイクロバスで隣同士になった金田さんが語っておられた言葉。

「俺はね、アニメーターが机で死ぬのなんて、カッコ悪くてどうしようもないと思ってたわけだよね。だけどね、村田さんとかそうやって亡くなったわけじゃない。そういうの見てるとね、最近は、そういうのもカッコいいなあ、と思えるようになって来たんだよね」


アニメーションの世界の

太陽が

永遠に

隠れた。

もう見られない。

頭の中のニコ動で何回も再生する

あのワクワクと快感。

すぐれたアニメーションとは、それを観た人の心にエネルギーと刺激を与え、活性化させるものです。そして「自分もやってみよう!」と思わせる何かを伝える。命の「情熱」が宿っていなければ、いくらきれいで整っていても、それはアニメーションではないのです(語源を考えてみれば、すぐ分かります)。

楽しく気持ちよく、そしてビックリさせるアニメート。金田さんのアニメーションから、どれだけ多くの元気をいただいたでしょうか。

還暦の赤いちゃんちゃんこを着て「なぜか、燃える赤が好きだ」と金田伊功さんに言ってもらいたかった……。残念です……。

ボクのような畑違いでも金田さん的な感覚を意識せず仕事をしたことはありません。

これからも変わらないと思います。

アニメーション業界に多大な功績を残された方です。

自分が駆け出しの頃大変可愛がって頂いたのがつい昨日の様です。

最後に仕事でご一緒したのは『青の6号』の時でした。

謹んでご冥福をお祈り致します。

当時新人原画だったよしだに取ってベテラン金田さんが悠然と構えてくれるので(原画はもちろんキレてましたよ!!)ホントに助かった。

旅行で金田さんの周りを女性スタッフが取り囲んで歩いている様子を見ては

『やはり”持ってる”男はモテるんだ』なんて感心していたものです。

現在の商業アニメの中に金田さんの影響が無いものを探す方が困難な位、アニメの”景色”を変えた人です。

本当に、心からお悔やみ申し上げます。

ありがとうごさいました。

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