苦しみのみが

満足してはいけない現状というのがある。
あのとき危機感を持っていたから今の良い状態がある、と思えるときがある。
そう思えるのなら、苦しみのみが充実を与えてくれる、ということの意味も、なんとなくわかる。
同時に、いまの自分の現状に感謝して幸せを感じるべき、普通であることが幸せ、他人の芝生は青い、いまの自分を成立させている多くの諸条件は奇跡的なもの、というのもわかる。
どっち、ということはないですけど、どっちに実感があるかというと、これは人や場合によって異なってくるとは思いますが、苦しみのほうに、肩入れしやすい実感はある。