感情をみつめる

そうした、今すぐに去ってほしい感情、どうにかして消えてほしい感情が起こったとき、
ある種のものは、考えないようにする、というやり方で、流すことができるようになった。
また、他のある種のものは、それをじっくり感じることで、私はいまこう感じている、耐え難いがこう感じてしまっている、
こう感じるのはこういう原因があるからだ、この原因によって私はこう感じる。
同じ状況になれば人間ならだれでもこう感じる、また、私に似た人ならだれでもこう感じる、もしくは
こう感じる人にであうことは少ないかもしれないが、私のように感じる人は多い、
のようなことを考えると、苦しむ自分を外から眺めているような気分になることができる。
苦しみは減らないが、ただ苦しんでいるだけの状態よりは、ましかもしれない。