いよいよ断乳?でも違うかな

202日目。妻は一度断乳しようと思ったが、なんとなくまだだなと思ったそうです。次の日になって、今日はぜんぜんお乳を飲まないし、みんながご飯を食べている方が気になっている様子。やっぱり「やーめた」の一言でキッパリ断乳。それっきりいっさい与えませんでした。

夜、12時、3時と起きて泣いていましたが、だっこしてあやして寝かせました。それほどおお泣きすることなく、いつもの夜鳴きよりハデだなというぐらいです。

ここで吸わせると確かに赤ちゃんは良く寝てくれます。お乳も吸わせている間は出続けます。そうやって惰性で飲ませていると、いつまでもお乳を求めるようになってしまいます。

聞いた話で一番凄いのが、小学校の5年生になってもお乳を吸っていて、学校に行っている間も途中で抜け出し、お乳を吸いに行くという。これでは生活に支障をきたすだけではなく、お母さんの体にも良くありません。

必要がなくなったお乳は、栄養はなくただ飲むだけ。惰性でずるずるいってしまいます。ほとんどのお母さんがかわいそうということで、与えてしまいますが、必ず「なんかあんまり飲まないな」「もういらないのかな」と感じるはずです。その最初の勘を信じて、思い切って断乳することをオススメしています。

初めてだと、「違うのかな」、「隣の子はまだだった」、「本やインターネットにはこう書いてあった」など、他人の意見を参考にするより、自分の勘が一番正確です。迷う方が間違えてしまう。

妻の断乳は「あれ、?」と思ったときを見逃さなかった。2回目だし、「この感覚は間違いない」と思ったそうです。いままで「さぁ、おっぱいだよ〜」と愛情タップリにあげていたのが、なんとなくあげたくない気がしてきます。赤ちゃんもあんまり飲まないし、いらないのかな?とも感じます。妻の感覚だと「メンドクサイ」となるそうです。

機会とというものがありますが、これを逃すと次来るにはタイムラグがある。物理的には電車に乗り遅れるなどありますが、生き物には今しかないという「機」があります。これは整体を勉強していて一番難しいことでもありますが、断乳はそれを体験できる一番いい機会です。

もちろん私ではなく、妻がそう感じるのですから、サポートしか出来ませんが、はたから見ていても明らかに、食べ物に興味が移って来ています。

必ずどこかでやめなければならないので、最初なれるのにはそれなりに時間がかかります。それが赤ちゃんによって違います。「あんまり泣くからびっくりしてついあげちゃった」というのがほとんどですが、赤ちゃんは泣くことで意思表示しますので、それは当然のことです。ただし、断乳は単なる意地悪ではなく、固形の食べ物を自分でとって栄養にかえるという切り替えの時です。

産まれてから3年間の栄養の取り方で、その子の体の基礎が出来上がります。惰性であげる母乳には必要な栄養はありませんので、自ら取った栄養を糧に自ら育つというのが自然です。