Cambridge days 1st day



1992.09.01〔1日目〕

7:30 成田空港2階ロビー集合
9:40 成田空港 発
   〔空路:大韓航空
11:50 ソウル 金浦空港 着
   〔空路:大韓航空
    ※ソウルと日本は時差なし

【Transit】トランジット
航空機で目的国に行く途中、給油その他のために一時他国の空港に立ち寄ること。
乗客は空港外には出られず、空港外で宿泊する場合には一時的な通過査証(トランジットビザ)が発給される。

12:55 ソウル 金浦空港 発
   〔空路:大韓航空
18:10 ロンドン ヒースロー空港 着
〔日本時間 2:10〕
22:00 ケンブリッジ到着
〔日本時間 6:10〕
20:30 ロンドン ヒースロー空港からケンブリッジ
〔日本時間 4:10〕 
   〔陸路:ロンドンタクシー利用〕
22:00 ケンブリッジ ホームステイ先へ到着
〔日本時間 6:00〕
23:30 就寝
〔日本時間 7:30〕


一緒に旅立つ5人が集合。
みんな僕よりすごい大人だ。
不安と緊張を抱えた初めての海外旅行。
4人の仲間がいるという安心感が救いだった。
ここから5人の旅は始まった。
旅というよりは移動といったほうが正しいのかもしれない。
札幌から青森に帰省するときもJASのSKYMATEを利用していつも飛行機を利用していたから飛行機は嫌いじゃない。
それが甘かった。
飛行機対策なんてまったくしてこなかったから、喉と目が乾燥して15時間のフライトはつらかった。
まさしく『旅』ではなく『移動』であった。


無事ロンドンのヒースロー空港に到着。
時差は日本時間から8時間遅れている。
日本時間で朝の2時を軽く回っていたが、初めての異国の地に緊張していたのか眠いという感覚はゼロ。


外は夜の8時だというのに普通に明るい。
僕はテニスをやっているので、イギリスのことはウインブルドンで知っていた。     ウインブルドンでも夜の8時までは普通に試合をやっているから妙に納得した。    
そして寒い。


クルが貸切のロンドンタクシーで空港まで迎えに来てくれた。
クルについては後で紹介しよう。


ついに目的地に到着。
それぞれのホームステイ先を経由して、僕のホームステイ先である『シャロン(SHARON)』の家に到着。
かなり疲れていて感動とかはなかったんだけどさすがに緊張のご対面。


カタコトの英語であいさつ&自己紹介。
このへんから意識もうろう、無気力状態・・・
精一杯の作り笑顔をふりしぼる。
『NOZOMU』は『ノゾマ』と発音するようで、『ノゾム』と発音できるまで何度かレクチャーした。


そして、ディナーを用意してくれた。
シャロン:『Big? Small?』
ノゾム :『Big please』
とりあえず会話は成立したようだった。
しかし・・・肉体的、精神的に疲れきった僕には『Big』は多かった。
でも、さすがに残すわけにはいかないので何とか食べきった。
ここまでくれば根性だ。
ちなみにメニューはフランクフルト2本、トマト2個とチップス。
『チップス』とは日本で言う『フライドポテト』のことだ。
イギリスの食卓の定番。
ケチャップかビネガーをかけて食べるのが一般的。
それからミルクティー、これも定番ですね。


現地時間で夜の10時。
日本時間では朝の6時。
夕食?いや、僕にとっては2回目のブレックファストなのだ。
日本時間では出発して1日経っている計算なんだけどこっち(イギリス)は時差で逆戻りしている。
同じ日の同じ時間に朝食を2度食べた計算になるわけだ。


夕食後、やっと解放?され自分の部屋へ案内された。
4畳くらいの広さでベッドと机があるいたってシンプルな部屋だ。
大げさなようだが何日ぶりかのベッドに感じた。
ベッドに横たわって成田空港からココまでを頭の中で振り返った。
緊張と満腹感で眠れない。
とりあえず目をつむっていよう。
どうやらそのまま朝を迎えたようだ。
こうして僕の長い1日は終わり、ケンブリッジでの生活はスタートした。



今日の登場人物を紹介しよう。

一緒に旅立ち、ケンブリッジで長い時間を一緒に過ごした4人。

最年長でみんなの兄貴『コウさん』♂

女性の最年長でみんなのお姉さん『シズちゃん』♀

旅行とおしゃれが大好きな『リョウちゃん』♀

年齢も近いマブダチ『カズミ』♀

この4人はどういうつながり?と疑問に思った人も多いと思うので整理しておこう。
僕は母の知り合いでこの短期留学に参加した。
目的は語学留学。
到底4ヶ月で習得できるとは思えないが、そこは母の懐の深さだ。
社会勉強のつもりで送り出してくれたと思う。

他の4人は美容留学。
母の知り合いというのは東京で美容メーカーを営んでいる。
その美容メーカーが『美容留学』を企画していて、たまたま僕だけが『語学留学』ということで参加することになったのだ。


現地でいろいろお世話してくれた頼もしい親父『クル』


ホストファミリーのシャロン一家
母親 SHARONは離婚して女手一つで2人の子どもを育てている母子家庭だ。
長男の名前はDALE。
長女の名前はZOE。
シャロン、デイル、ゾウィの3人家族。


ケンブリッジを紹介しておこう。

ケンブリッジ (イギリス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
ケンブリッジ(Cambridge)は、イギリスのイングランド東部にあるケンブリッジシャー州の州都である。
ケンブリッジ大学の所在地であることから大学都市として有名。
現在では、シリコン・フェンと呼ばれるイギリスにおけるハイテク産業の中心地の一つとなっている。
人口124,000人(2005年現在)、面積40.70 km²。
日本語では「ケンブリッジ」と表記されることが多いものの、発音記号では[/'keɪm.bɹɪdʒ/]である。
漢字では剣橋と表記される。