ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

6年で見せフン、7年で2フン

7年前に農家の敷地内で捕獲保護したわが家のリオン

野犬の子で叩かれていたせいか
威嚇が激しく1年近く体を触る事ができず30センチくらいのリードを首輪に付け
「リオンのネクタイ、カッコいいね!」と言いながら捕まえていました

家の中で寝ていても人がそばを通るとサッと体を起こし神経を張りつめて暮らしていたリオン

生きていくために警戒心が強い野犬の子ですがリオンの場合
犬1倍?警戒が強い上に叩かれた記憶が人間不信にしたようです

ずいぶんと悩み不安になりました
「この犬は一生かかっても馴れるだろうか?」
本やネットで調べても問題行動の対称は飼い犬
野犬の子の対応はどこにも無く試行錯誤の日々

「こんなに可愛がっているのに、どうして唸ったり咬もうとするの?リオンは私が嫌いなの?」

自分では優しい態度で接しているように思っていましたが「いつ攻撃してくるか分からない」という気持ちが常にあり
リオンはその気配を察知していつまでも警戒心が溶けないでいたように思います

ある人のアドバイスで「ありがとうをたくさん言うと自分も変わり相手も変わるよ」と教えて頂きました

「リオン、家に来てくれてありがとう」
「ごはんを全部食べてえらいね、ありがとう」……

「ありがとう」と言う時は自然に肩の力が抜けて雰囲気も柔らかくなるようで
相変わらず「ウゥ」と唸るリオンも少しずつ優しい瞳をするようになりました

家の者が帰って来るとしっぽを振って喜んで玄関に出迎え顔をペロペロなめていますが
首輪の取り外しは私にしかさせてくれません

リオンは警戒心のかたまりなんだ!と思ったのがウンチをする時は必ず草の茂みに隠れてしていたのが
6年立ってやっと私の見える所で用を足すようになった事です

ブラシを見ただけで唸っていたのが「リオンはカッコいいね!えらいねぇ〜、ありがとうね!」と言いながら
7年かかってブラシを2分かけれるようになりました

そういう訳で佐藤さーん、
リオンはときどき川風呂に入っていますがシャンプーはさせないので
ガングロになった日はしばらく外に居てもらってから家の中に入れました(^^;

今では仕事もしおんの活動の時もいつも一緒に居てくれるリオン

留守番をする時は私の姿が見えなくなるとすぐに「あわわわゎ、あわわわゎ……」と鳴いているそうで
ヤクザな性格のリオンですが可愛いパートナーです


5月10日 代表*福澤



Yさん、有り難うございます!

4月19日、国道の真ん中をヨタヨタと歩いていた千吉を助けて下さったYさんが
今日フードやおやつ、ペットシーツなど届けて下さいました

千吉の様子をいつもブログで見て下さっているそうで
飼い主さんが決まった事をとても喜んでいました♪

Yさんが当会に連れてきて下さった時は怯えた様子で固まっていた千吉ですが
ランららさんのお家でのびのび暮らし日々わんぱくぶりに拍車がかかっているようですよ(*^-^)

Yさん、先日はたくさんの寄付を頂いた上にこの度はまた色々と有り難うございました!

千吉を「万吉」に改名したくなるほど嬉しく思っております
本当に有り難うございました!


写真4枚目…右からランくん、千吉、らら




ボブくんとエバちゃん

当会をご支援いただき札幌駅地下歩行空間でのイベントの時に会いに来て下さったKさん(札幌在住)の愛犬ボブくんとエバちゃんのお話です


「6年前ペットショップで赤札セール価格になっていたボブに出会いわが家に迎えました。
それがきっかけで悲しい運命を背負ったワンコが沢山いることを知り、今度は保護犬をわが家にと考えるようになりました。

でも、わがままボブが新しい家族を受け入れてくれるのか
心配で福澤さんに伺ったところ、「どんな子も時間が経てば必ずきょうだいのように仲良くなりますよ!大丈夫!」とアドバイスして下さいました。

それから数ヶ月後、縁あって保護犬のエバが家族の一員になりました。
しかし!先住ボブはおこってばかり。
ずっとエバを怖ろしい形相で睨みつけ、近づくと唸り声を発して威嚇、噛みつくこともありました。

このままでは2匹とも不幸になるのでは…と心が折れそうになりましたが、この子達を信じて私も頑張ろうと決意し、先住犬の立場を尊重しながらストレスがかからないようにと気を使う日々を送りました。

するとだんだん距離が縮まり、5ヶ月が経った頃には2匹並んでコロコロと仲良く寝るようになりました!
そんな2匹の姿を初めて見た時には感動してじんわり涙が出たのを覚えています。

もし、福澤さんのアドバイスがなければエバを保護団体さんに返すという選択をしていたかもしれません。

大変だった時期も振り返ればたったの数ヶ月。
エバが悲しい体験をした分、私たちも頑張って、辛いことは分け合って皆んなで楽しく暮らしていきます!
だって家族ですものねー!
ボブにはいつも「ありがとねー」と声をかけています。


写真1枚目…エバが来た頃のボブ。目がつり上がっています。
写真2枚目…譲渡会のエバ。隅っこで固まって全く表情がありませんでした。
写真3枚目…だんだん距離が縮まって
写真4枚目…同じ格好で仲良くお昼寝!」


ボブくんもエバちゃんもKさんも良かったですね!
苦労をした分、本当の家族になれた時の喜びや幸せは大きく辛い体験は後に必ず生きてきます

ボブくんとエバちゃんの事を話して下さった時にこぼれたKさんの涙、とても綺麗でしたよ

みんな頑張りましたね!
心から幸せを祈っております☆


5月10日 代表*福澤