ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

野良猫が生んだ子猫の相談

近隣の町に住む70代の女性Aさんから野良猫が生んだ子猫の事で相談がありました

Aさんの物置で野良猫が3匹の子猫を生み育てていたそうですがそこに蛇が現れ親子はAさんの家に逃げ込んできたそうです

犬猫の保護活動をしているBに連絡したところ高額な引き取り料金で母猫と子猫2匹を捕獲し連れて行き
オスの子猫は捕まらず日を改めて来る事になったそうです

「私は運転免許を持っていないので、家まで来てくれるというのはBしかなくてお願いしましたが、何だか心配なんです。
もっと私が若ければ飼ってあげたいのですが……。そちらは犬しかやっていないと分かっているのですが、どうしたらいいか悩み連絡しました」

迷子で保護したメグミ(会名コーリー)を譲渡したTさんから猫がほしいと聞いた1週間後に相談を受け
Tさんに子猫の事をお伝えしたところすぐに会いに行って下さいました

その後に届いたTさんからのお言葉です

「Aさんのお家にお邪魔したときに、子猫とAさんの関係を聞いて、旦那も私もあの子はAさんと一緒にいれるだけいた方がいいと決めました。

勿論、Aさんもご自分の年齢のことを心配しておられましたが、私達はもしもAさんに何かあった時は責任をもってあの子の面倒をみると約束しました。

子猫がまだ人に慣れていないのもそうですし、Aさんが母猫と兄弟一緒に保護し、母と兄弟だけが別なレスキューに預けられ、その時に彼は必死に逃げたそうです。
それから余計にAさん以外の人を怖がるようになって、私達がお邪魔したときも隠れてでてきませんでした。

またAさんがお手洗いやお風呂にはいると、ドアの外でじっと待っていて、夜は毎晩一緒に寝ていると言っていました。

帰り際にAさんが、子猫に名前を付けていいですか?と尋ねられました。
勿論です。と言うとすぐに"ゆうちゃん"と、教えてくれました。

Aさんは子猫のうちだと里親になってくれる人が多いと考え、猫が大好きなのに我慢をして名前を考えながらもその名前を呼ぶこともなく、我慢して葛藤しながら生活していたと思うとやはり私達はAさんにもゆうちゃんが必要で、ゆうちゃんにもAさんが必要で、二人を引き離すのは今、私達にはできません。

新しい環境に慣れるには小さなうちがいいのもわかりますし、長いいれば長くいるだけ別かれが辛くなるのもわかります。

が、私達はAさんに何かあって、ゆうちゃんのお世話ができなくなったときに何かお手伝いたいです。」

TさんのおかげでAさんは今、大好きなゆうちゃんと心穏やかに暮らしています

Aさんとゆうちゃんの気持ちを考えて優しい決断をしてくださったTさん

心から感謝いたします☆
ゆうちゃん、Aさん、本当に良かったですね!


根室のチビちゃん

根室市のMさんが世話をしているチビちゃん(Mさん命名)が妊娠し生まれてくる子犬の飼い主を探してほしいと連絡がありました

詳しく事情を聞いたところMさんがチビちゃんに出会ったのは4年前
愛犬チョビくんの散歩に行くとガリガリに痩せたチビちゃんがいたそうです

チビちゃんはその界隈をうろついていたようでMさんは散歩のたびにチビちゃんにフードを持って行き徐々に自宅に近づくようにフードを置きました

警戒してなかなか触る事ができなかったそうですが
2年ほど前から体を触らせてくれるようになりチビちゃんは今Mさんの家の回りにいるそうです

以前、役所の人がチビちゃんの捕獲を試みたところつかむ事が出来なかったそうで
Mさんにはお腹を見せて触らせるようになりましたが首輪は付けさせないとの事でした

チビちゃんは右前足の先が無く3本足でヒョコヒョコ歩いていますが
足がロープでがんじがらめになっていたチビちゃんを見たと近所の方が話していたそうです

昨年、Mさんの倉庫の中で6匹の子犬を生んだチビちゃん

その時はMさんが知人らを頼り子犬の飼い主を必死で探してくれましたが
今回生まれてくる子たちの飼い主になってくれる人の当てが無く当会に協力してほしいと連絡がありました

生まれてくる子犬たちが生後2ヶ月を過ぎるまではMさんが世話してくれる事

チビちゃんの避妊手術をして飼ってくれる事を約束して頂き子犬の飼い主探しの協力をする事にしました

チビちゃん、ロープで足の先を失いどんなに痛く辛い野良暮らしだったでしょう

時間をかけてチビちゃんを馴らし可愛がって下さっているMさんに感謝し
母子ともども幸せになれるように協力したいと思います

どうぞ皆様、チビちゃんを見守って下さいますよう宜しくお願い致します!

写真3枚目 白いワンコはMさん愛犬チョビ君