今週のお題 私がブログを始めた理由


 学校で作ったWebページで、友人に日記がおもろいなって言われたのがきっかけ。
 その後、Webページに日記CGI入れてちょくちょく更新してたんですが、読者もっと増やしたいなと思い、ブログサービスに移行。


 そして、見事に撃沈!!

 読者はつかんわ、日記は続かんわで、てんやわんや。
 そも、Webページの日記も途中からまったく読まれなくなってたし。
 なんかね、調子に乗ってハッスルしちゃった童貞っていうかキモオタの典型で、今思うと滑稽ですよ、黒歴史ですよ。


 で。そこで諦めりゃいいのに、どうやったらもっと多くの人に読んで貰えるんだろうって、その頃の私は考えた。


 やっぱり毎日見に来るようなコンテンツがなくちゃ駄目だ。
 けど、思ってる以上に日常ってなにもない。(当時言葉は無かったが、間違いなく私は非リア充だった)
 面白い日記書くにもネタがないんじゃ話にならないしなぁ。
 嘘日記を書く。それならいっそ、小説でも書いてアップした方が良いんじゃないか。趣味で書いてることだし。


 って、ことで、今度はブログに小説を書き始めた。


 しかして、これも続かないっ!!


 やっぱり読者がつかないのでモチベーションが上がらない。
 レポートやらなんやらやってると時間ない上に、色々とこだわるもんだから睡眠時間が削れる削れる。
 一度休みだしたら、もう書きたくないよーで、一か月放置。
 誰も読んでやしないのに行う謝罪に、あぁ、俺はなんて道化なんだろうかと自己嫌悪。


 いつしか心は荒み、
 書いていればいつかきっと見てくれる人が現れる
 なんていう、根拠のない持論もぽっきりと折れてしまった私は、
 気が付くと自転車に乗って三重から北海道まで旅していました


 しかし、旅でも傷ついた心は癒せず。
 はてなブログに移転して、小説を書くのをやめ、時々思い出したように日記を書き、もしかしたらという気持ちでネタ記事を書く毎日。
 捨てきれない功名心を胸に、ずるずるとブログ更新を続ける私。
 もう人気ブロガーになるのはあきらめた。アルファブロガーなんて無理無理、ハンドルネームzokuzokuだからゼータブロガーですよあてくしなんて。
 ちくしょう、Z戦士は地球を救うのに、なにやってんだ私は……。


 そんな私に大きな転機が訪れたのは、去年の九月の事。
 その頃には、趣味で書く小説も、そこそこ書けるようになり、長編小説賞応募規定を超える小説(四百字詰め三百枚クラス)を年に二作は書けるようになっていました。
 しかし、足りない。作家志望の人間は、もっと量をこなせている。もっと書けるようにならなくては、とてもじゃないが、賞を取ったとしても文壇では生き残っていけない。
 賞は取れることを前提としている時点で、ブログ始めたころとまったく同じ、現実を少しも見ていない私ですが、とにかく、自分の筆力の未熟さを痛感します。
 そこで、昔やっていたように、小説を毎日書いてトレーニングをしようと思ったのです。


 ただし、ブログでしこしこと小説を書いても、人気が出ないのは嫌と言うほど思い知った。
 人気を求めて書いていては、確実にまた前回と同じ結果に至るのは必至。では、どうするか。
 今回の目的は、あくまで筆力の向上。それも、文章量の増加、生産性の向上である。
 生産性の向上とは何か。その気になった時にどばっと大量に書けるようにすることか。


 否!


 そんな不確かで博打の様な物を人は生産性とは言わない!
 

 生産性とは数値化できる物だ。時間に対する生産量だ。


 一年で何千枚、一か月で何百枚、一週間で何十枚、一日で何枚書けるかだ!


 というわけで、具体的に、1日1枚(小説賞のワープロフォーマットで)、日曜日を休むことにして年約312枚を書くことを目標にして、私は小説をブログで連載するようになります。
 以来、時々更新忘れをすることがありながらも、なんとか毎日頑張って書いてきた私は、無事に一年間小説を書ききりました。
 更に、1日1枚に甘んじず、並行して小説賞に応募する原稿も書いたり、Pixivでも連載したりと、徐々に負荷をかけて行った結果、最近では1日2枚は確実に小説を書けるくらいに成長しました。(もっとも、時間をかけすぎている感は否めませんが←今後の課題)


 思うに、私がブログを書き始めた理由というのは、最初はありふれた自己主張だったのかもしれません。
 しかし、時を経て、今はブログという物を自分の成長の道具として使うようになり、いつしか書き続ける理由は、自己成長へと変わって行ったように思います。
 今は昔の様に、読者がつかないからと言って腐ることはあっても、小説を書けなくなるようなことはありません。
 ブログの絶対的な価値である人気という点において、私はまだ赤子のままなんの成長もしていませんが、反面、精神的には十分に成長できたのではないでしょうか。
 もちろんそれは腹を括って小説を書き始めたここ一年の事ではなく、人気を求めて失敗し苦々しい思いをしていた頃から、ずっと続いてきた経験の上にある成長なのでしょう。
 もし簡単に世間に受け入れられていたら、私はここまで根性は座っていなかった。きっと、人が居なくなった段階で、やーめたと放り出すようなそんな人間になっていたに違いありません。
 そういう意味で、私はブログを書き始めてよかったなと思って居ますし、書き続けてよかったなと思って居ます。
 なにも、ホットエントリーを書くだけがブログの全てではありません。と、いう事です。


 しかし、読者欲しい。