電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「桜田門外ノ変」

佐藤純彌監督、吉村昭原作。安政元年(1854年)ペリー来航による開国の圧力が高まる中、彦根藩主・井伊直弼(伊武雅刀)が大老に就任、孝明天皇の勅許がないまま安政の五ヶ国条約に調印(1858)。尊王攘夷派で水戸藩前藩主の徳川斉昭(北大路欣也)は永蟄居の処分を受ける。水戸藩江戸南郡奉行・金子孫二郎(柄本明)らは安政七年(1860)3月3日に桜田門外での井伊直弼暗殺を計画、関鉄之介(大沢たかお)に指揮を命ずるが…。良くも悪くも佐藤純彌の映画という印象、壮大な歴史ドラマのはずなんだけど映画としては小さくまとまってしまっている。歴史大河ドラマのダイジェストを観ている気分。最初30分で暗殺が終ってしまい、残りでその後の話となるので、なんかテンポが悪い。細部は歴史的に忠実に作られているけど、それだけの感じしか残らない。オープンセットも、石垣がいかにも偽物な感じがして安っぽい。
http://www.sakuradamon.com/