電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「ボーン・レガシー」- The Bourne Legacy -

トニー・ギルロイ監督、CIAの人体改造「アウトカム計画」により強靭な肉体と精神を持ったアーロン(ジェレミー・レナー)はアラスカで一人訓練中だった。「トレッドストーン計画」がジェイソン・ボーンらによって明るみになる事を恐れ、CIAのリック(エドワード・ノートン)は「アウトカム計画」関係者の抹殺も図る。アローンは命を狙われ、また研究者マルタ(レイチェル・ワイズ)の研究所も狙われるが…。「ボーン・スプレマシー」(id:zom-1:20050312#p2)と「ボーン・アルティメイタム」(id:zom-1:20071111#p2)のポール・グリーングラス監督が降板、マット・デイモンも降りて、ジェイソン・ボーンの生みの親ロバート・ラドラムの死後に書かれたラストベイダーの小説でジェイソン・ボーン主役シリーズ「ボーン・レガシー」とは内容別物、この映画ではジェイソン・ボーンでは登場しないという、複雑な経緯。その混乱ぶりが、映画自体を謎な展開にしている印象もあるのだけど、それが逆にうまい効果を与えている。先が見えない謎な展開は観客の興味を上手く引っ張っている。アクションもそれなりに新鮮で上手いし、マニラへ舞台を展開させているのも新鮮な印象を受ける。場当たりで雑な展開だけど、映画としては面白かった。
http://bourne-legacy.jp