電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「わたしに会うまでの1600キロ」-Wild-

ジャン=マルク・ヴァレ監督、ニック・ホーンビィ脚本、シェリル・ストレイド原作「Wild: From Lost to Found on the Pacific Crest Trail」。1995年、シェリル(リース・ウィザースプーン)は母(ローラ・ダーン)の死、ドラッグ中毒、離婚による自暴自棄な生活を変えるために、メキシコ国境からカナダ国境まで西海岸を南北に縦走するPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)を一人で歩き通すことを決意するが…。PCTを歩くだけという単純な話であるけど、人生と交差させながらの描き方の上手さはさすがに「ダラス・バイヤーズクラブ」(id:zom-1:20140406#p1)の監督。ウィザースプーンのボロボロな汚れ感もいいウィザースプーン制作作会社が自ら作っているというので、気合が入っている。ストイックでメンタルな映画。サンティアゴ・デ・コンポステーラを歩く「星の旅人たち」(id:zom-1:20120609#p1)を思い出させるが、こっちの方が終始ひとりぼっちでより精神面に目が行く。(PCTの総延長は4265Km)
http://www.foxmovies-jp.com/1600kilo/

「ガールズ・ステップ」

川村泰祐監督、江頭美智留脚本、宇山佳佑原作。高2のあずさ(石井安奈)はイジメの経験から八方美人の性格、根暗の愛海(小芝風花)、勘違い女の葉月(小野花梨)、ガリ勉の環(秋月三佳)、ヤンキーの美香(上原実矩)たちと単位のためにダンス部を結成し、コーチのケニー(塚本高史)がやってくるが…。原作未読。最後には上手くまとめているけど、それまでのエピソードと演出はかなり陳腐。それぞれのキャラは個性を出そうとして逆にステレオタイプに陥ってちょっと薄っぺらい。主演の石井杏奈は「ソロモンの偽証」の悪役イメージが強いなあ。
http://www.girls-step.com