「終わった人」

中田秀夫監督、内館牧子原作。大手銀行の出世コースから外れ子会社で定年を迎えた田代壮介(舘ひろし)はやる事もなくブラブラする毎日。美容師の妻・千草(黒木瞳)、娘の道子(臼田あさ美)、親戚の俊彦(田口トモロヲ)が心配する中、偶然にあった久里(広末涼子)に惹かれたり、ジムで出会ったゴールドツリー社の社長に勧誘されたりするが…。定年後のサラリーマンの人情喜劇と思ってたが意外な展開。この辺は原作の力か。中盤から後半にかけては怒涛な展開でちょっと面白い。場内満席の中高年の笑いはかなり取ってた。同じ客層の「家族はつらいよIII」よりもずっと面白い。舘ひろしも「免許がない!」以来、久しぶりにいいと思った。
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