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森美術館。中国北京の現代美術作家アイウェイウェイ。父は詩人アイ・チン、1957年生まれで1978年北京電影学院入学だから、ギリギリ文革の影響は少なかった世代かな。面白いのイマイチなの半々だけど、ミニマルアートっぽいのが面白い。この企画展は撮影可なので、みんな好き勝手に撮っていて楽しそうだった。一番好きなのは「1トンのお茶」、ウーロン茶1トン分の塊でいい香りがするんだけど、この無意味さというかミニマルさが好き。もうちょっとお茶の意味とか引き出していいと思うのに、単純に1トンの立方体、そこが潔い。普通は出来ない。
2001年第一回目はご祝儀的評価もあるけどそれなりに充実、2005年二回目(id:zom-1:20051020#p2)は混乱がいい方に働いて面白かった。今回の三回目は、内容的にも面白いものが皆無だし、運営的にも酷いもんでした。無意味に開催場所が点在しているし、そのアクセスも説明も悪い。作品は映像作品が多くバランスが悪いし、これを観て現代美術が好きになれるとは思えないのばかり。
大野左紀子。日本において芸術家からアーティストという言葉が使われ始めた歴史、芸能人アーティスト(八代亜紀、工藤静香、片岡鶴太郎(過去と決別したかった男)、ジミー大西、藤井フミヤ、石井竜也)、TV番組「たけしの誰でもピカソ」、「開運!なんでも鑑定団」などなど。ナンシー関みたいな毒が面白い。特に、"芸術という底上げ感"という視点は新鮮。本筋の芸術分野になると、やはり現場にいただけあってやや筆が重い感じがする。(memo:自己流症候群=基本をスルーさせる根拠のない自信、自然体症候群=死なない程度の毒やエロ、女の子の「私」完結ワールド、別格症候群=カリスマを目指すノウハウ、格差社会のオンリーワン幻想)
狩野博幸。画家・伊藤若冲の人生と作品を徹底紹介。「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」(id:zom-1:20060706#p2)を初め、作品はそれなりに観ているけど人物像などは新鮮な話が多くかなり面白かった。その色々な技法と、使われている作品の細部が判るのも面白い。森村泰昌も一部書いている。