超訳 ニーチェの言葉 白鳥春彦
「神は死んだ」という言葉であまりに有名なニーチェ言葉を集めた本
彼の名前は聞いたことがあるのだが、どんな文章を書いているかは全く知らなかった(読んだことがなかった)
しかしこの本は1ページにひとつの言葉という大変読みやすい形になっている!
それが232個もある!これだけあればあなたにも何かひとつくらい実際に役に立つ言葉がああるだろう。
ちなみに僕が一番役に立ったなあと思えたのがこの言葉↓
「自己嫌悪に陥ったとき、何もかも面倒で嫌になったとき、何をしてもくたびれて仕方がないとき、元気を取り戻すためには何をすべきだろう?
ギャンブル?宗教?流行のリラックス療法?ビタミン剤?旅行?飲酒?
そんなことよりも、食事をして休んでからたっぷりと眠るのが一番だ。
しかも、いつもよりずっと多くだ。
目覚めたとき、新しい力がみなぎる別の自分になっているだろう」
ちなみに注意をしなくてはならないのは、これらは白鳥春彦という人が「超訳」しているということである。
この本を読んだとき「やけに現代風な言葉使いだなあ」と思った。
そしてアマゾンの書評コメントを見ると「こんなにニーチェじゃないよ!」といった類の意見が多く寄せられていた。
なのでこの本はニーチェの本として読むのではなく、哲学の入門書として読むのが最適なのではないだろうか
- 作者: 白取春彦
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2010/01/12
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