DT日記

家を離れた自宅警備員の日記

全てのハックはももんがに通ず

ももんが Advent Calendar 2012の四日めです… ヾ(〃><)ノ゙

コンピュータの得意な方は、コンピュータともももんがと関係の無い事を、コンピュータの得意でない方は、ももんがとは関係無くコンピュータに関する事を書きましょう。ももんがと関係の無い事は、要するにももんがに関する事です。

ももんが Advent Calendar 2012 - c4se記:さっちゃんですよ☆

なるほど、僕はさっちゃんにしてやられたといふわけだ。コンピュータが得意でない僕は ももんがとは関係無くコンピュータに関する事を書 くしかないじゃないないか。全ての道はローマに通ずるのだ。

だが困った。コンピュータに詳しくない僕に、いったい何が書けるといふのだ。コンピュータに詳しい者はハッカーと呼ばれると、コトワザにもあるではないか。ふむ。ハッカーについて書けばコンピュータについても書いたことになるのではないのか。

ハッカーとは何か? 「テンサイ級・ヤバイ級にコンピュータに詳しいワザマエを持つタツジン」をハッカーと呼ぶのだ、と主張する人も居る。しかしそれは違ふのではないか? お前は ブラッディ・マンデイ を読んでないのかよ*1

曰く、主人公のタカギ・フジマルはテンサイ級の能力を持つ凄腕ハッカー『ファルコン』であるといふ。彼はどんなコンピュータにでも難無く侵入できるスキルを持つといふ。では 侵入とは何なのか?

まづ初めに、目の前にある機械(それはUNIXマシンかもしれないし、携帯IRC端末であるかもしれないが)は、単なる計算機に過ぎないといふことに留意する必要があるだらう。つまりは電卓の化け物だ。それは計算能力的には副作用のない、入力に対して演算を行って一定の出力を返す純粋な機械でしかないのだ*2

計算機への入力はUNIXマシンの前で坐禅を組み精神統一してキーボードを叩くべし、と心に決めてゐる者もあるかもしれないが、実際にはLANケーブルを通じて遠隔地にあるUNIXマシンにIRCログインすることもできる。しかしハッカーは、あなたに代って遠隔UNIXマシンにログインしてしまふこともあるのだ。それが「侵入」である。インガオホー!

では、いかにハッカーはあなたのUNIXマシンに侵入するのか? ひとつにわかりやすいものとして、あなたのログイン名とパスワードを盗み出すことだ。そのハッカーとは、あなたの兄弟であるかもしれないし、夜には熱く前後する仲の恋人であるのかもしれないのだ。サツバツハッカーのワザマエにしてニンジャめいたこの技術を、人はソーシャル・エンジニアリング・ジツと呼ぶ。

次に、セキュリティホールを突きユーザの権限を奪ってしまふ方法だ。IRCの仲間がメッセージを通じて、便利なソフトウェアを送ってきてくれるかもしれない。ブッダシット! それはハッカーの狡猾な罠なのだ。あなたのUNIXマシンで起動されたプログラムはデータをハッカーの元に送り、あまつさへUNIXマシンの上であなたのキーボード入力を、そしてパスワードの入力を盗み続けるかもしれない。備えよう。

以上、平安時代の哲人剣士、ミヤモト・マサシのハック戦術書よりの抜萃。石にも仏性があるが如く、ももんがは斯くにも Hackable な概念なのである。

マッポーの世である現在ではユーザとパスワードのみで認証するのはあまりにもウカツなことであり、そのようなUNIXマシンを設計した担当者=サンは上司にセプクを強要されるかもしれない。少くとも指を数本ケジメされることは覚悟することだ。

*1:たっどさんは読んでないって言ってました

*2:現実にはハードウェアの環境や劣化破損、またはその他の物理的影響によって「常に」一定とはいかないが、この場では措いておく