空中キャンプ

2007-05-12

[]「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」を見たゼ!

歌舞伎町にて。初日。おもしろかったです。100万ドルの賞金首をめざして、キャラの立った暗殺者たちが世界中から大集合するという、わかりやすくおもしろい設定のストーリー。後半は大激突という感じでもりあがり、ひたすら殺しあう展開もよい。冒頭、それぞれの暗殺者が順に紹介されていくのだが、「うわっ、こいつ強そうだな」「これはかなり狂っててすごいぞ」、もしくは「地味だけど、意外にこっちがダークホースって可能性もあるよな」などと、さっそく想像がふくらんでよかった。なんか、トーナメントのような、「選手の入場です!」みたいな雰囲気もあっておかしかった。

テンポのよさにもおどろいた。それぞれのシークエンスをつなぐ手順がとてもいい。こういうエディットって、いっけんさりげなく見えて、とても工夫されているはずである。そのテンポが、物語のスピード感やスリルにつながっていて、かっこいいなとおもう。人物Aが目的地に向かうあいだ、人物Bはこっそり建物に侵入し…といったストーリーぜんたいの流れを、てきぱき見せていくものだから、すっかり引き込まれてしまった。やっぱりテンポって映画の印象を決めるものだなとつくづくおもう。あと、時間軸をいじらなかったのもよかった。こういう映画だと、時間軸が行ったり来たりするパターンに持っていくのもわりと定番なんだけど、ストーリーの進み方がまっすぐだったので、さらにテンポのよさがきわだっているようにおもえたし、複雑になりすぎなくていいとおもった。シークエンスのつなぎにかんしては、見ながら唸ってしまうくらい。

キャラクターでは、ナチかぶれの変態三人組がすごくよくて、ストーリー上はあきらかに飛び道具で、こいつらが優勝するとはおもえないし、どう見ても色モノ扱いなんだけれど、その暴れ方(なんでもチェーンソーでぶったぎる)もあいまって、つい応援してしまう。きちんと見せ場も作ってくれて、「よし、もっと暴れろ!」というわたしの期待にじゅうぶん応えてくれた。あと、子どものカラテキッドもおもしろかったな。すごくしょぼい型を披露するのだが、あまりに下手すぎてわらってしまう。ヌンチャクも持ってるけど、回さない(回せない)ところがおかしい。この子のシークエンスもテンポがすごくよくて、つい笑わされてしまう。

あと、あんまり関係ないんですけど、英語でヌンチャクって、Numchucks なんだね。ひとつでも、複数形でSがつく。二本の棒が、鎖で固定されてるからだとおもうんだけど。単数形を持たない名詞、Jeans(足が二本だから)とか、Glasses(目がふたつだから)と同じように、二本の棒が鎖で固定された武器であれば、ひとつでも Numchuks と呼ぶのである。劇中のせりふを聴いて、なんかひとりで発見して、ひとりで納得しました。だから、ヌンチャクひとつ、というのは、a pair of numchucks とかになるのかな。Plural Noun ですね。