空中キャンプ

2007-05-26

[]「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」を見たゼ!

歌舞伎町にて。初日。シリーズ最終作ということで、「ちゃんと終わらせるぞ」という、制作者の意気込みが感じられました。空とか海とか、自然の風景がはっとするくらいきれいで、バジェットの潤沢な映画ってこういう細部がきちんとしてていいよね、とつくづくおもう。

シリーズを通して感じるのは、ジョニー・デップがあからさまにコント仕様の演技をしていることで、たまに、だっふんだ、みたいな顔とかするんだよね。志村的な顔ギャグを決めておいて、ひょこひょこと画面を横切ったりする。主人公には絶えず危機がやってくるのですが、そのたびに、口元をぐっと釣りあげて、前歯をむきっと見せるような、おもしろ顔をするので、ちょっとずるいよなー、とおもいました。そういうの、きらいじゃないんだろうな。ジョニー・デップは。ストーリー的には、あの青年はたしか父親とのくだりがあったはずだとか、前作からの回収されるべき伏線がいくつかあって、それはもちろん、すべてきちんと拾われていくのですが、シリーズ最終作によくあるパターンとして、物語をすべて収束させなければならない関係上、すこし尺が長くなってしまっていたようにも感じました。

個人的には、もうすこしストーリーのフォローはいいかげんでもいいので、テンポを上げて、危機また危機、という感じを出してほしかったような気がした。口のまわりが蛸の足になっている人(人じゃないや、怪物?)とか、もっとこわいはずだったのに、最後はちょっといい人になっちゃったりして。内容もわりと入り組んでいて、見ながら、「この人とこの人はどういう関係だったっけ…」などとかんがえてしまうこともあった。ただし、かかる細かい疑問など飛んでしまうくらいに、映像はクオリティが高いし、登場人物たちのキャラクターも立っていてよかった。