空中キャンプ

2007-07-29

ごはん作るよ!

[]「レミーのおいしいレストラン」を見たゼ!

歌舞伎町にて。米まんが映画。ピクサー最新作。たのしい! コメディタッチでありつつ、あまずっぱいファンタジーとして仕上がっているのがとてもいい。おもしろかったなー。ピクサーは毎回クオリティが高すぎる。どのシークエンスもひねりが効いていて、どんどん引き込まれてしまう。できれば七歳のときに見たかったです。料理のとくいなネズミがパリへやってくる。

はっとする場面はたくさんある。たとえば主役のレミーがパリへ辿りつき、建てものの屋根からパリの全景を見渡すシークエンス。こことか、その前ふりとなるシークエンスのうまさもあるのだが、すごく印象的で美しく、つい胸がつまってしまう。また、スープにスパイスをどんどん放り込んで、失敗作のスープをあっという間によみがえらせる、最初の調理場面。その見せ方がとてもユニークでたのしい。冒頭、人間の家からレシピ本を盗んだレミーが、窓をつき破って逃げるその瞬間で画面がストップモーションになり、そこに「これが僕」(This is me)というナレーションが入るところも、「あー、これおもしろいな」と感心してしまう。これは笑ったなあ。前半をネズミ目線、後半を人間目線と、語り口をわけたことも、うまくいっているとおもう。食べものの味を映像で表現するという試みも、アイデアが豊富で成功している。あんまりたのしくて、映画を見ながら、「ああ、もうどうしたらいいかわからないくらいたのしいよ、はー」という、よくわからない状態になってしまう。

過去の作品と比較すると、小ネタは減らされていますが、かつての名シェフをブランド名に冠した、「グストー印の冷凍春巻き」などのジャンクフードが発売され、そのロイヤリティで儲けようとするくだりなど、いかにもありそうな展開でくすぐられたし、こういうアイデアよく浮かぶよなあ、と感心しました。娯楽作品としてここまでクオリティを上げてしまうと、これから先どうするのだろうと心配にすらなりますが、次もまたすごいの撮るんだろうなー、ピクサー。