空中キャンプ

2008-07-20

[]「崖の上のポニョ」を見たゼ!

歌舞伎町にて。宮崎駿新作。たのしく見れました。まんが映画ならではの「ダイナミックに絵が動く」という原初的な快楽が感じられてとてもよかった。「おー、動いてる動いてる」という気持ちよさはひさしぶりだったかも知れない。宮崎駿の底知れなさをあらためて感じました。

ストーリーについては、まだよくわからない部分、どう解釈すればいいのか未消化なところもある。あらためてあらすじをふり返ってみると、なんとも奇妙でよくわからない話である。ポニョの造形についても、うまく説明がつかない。ただの人面魚だしね、これ…。しかし、わたしが感銘に打たれたのは、たとえば「ポニョが荒れ狂う波の上を疾走する」というシークエンスの強烈さである。なぜ津波の押し寄せる海の上を、赤い服を着た五歳の女の子がものすごいスピードで走っているのか、考えれば考えるほど、宮崎駿という人がわからなくなるが、このシーンのインパクト、ビジュアル的な強度にはただならぬものがあり、圧倒されてしまう。あのくだりはすごかった。あんな映像を考えつく人、他にいないもの。

車が走る。魚が泳ぐ。大きな波が押し寄せる。こうした動きのひとつひとつに、アニメーションならではの「絵が動くことの快楽」が凝縮されており、どうしても目を見張ってしまう。そうした心地よさを感じたのは、近作の宮崎アニメではあまりなかったような気がする。肝心のストーリーについては、どう捉えればいいのかよくわからない部分があまりにも多すぎるのですが、またいずれ、なにかおもいついたことがあれば補足してみたいとおもう。あえて現時点でひとつ感じたことを書けば、男の子とポニョの関係が、イコール世界の破滅(もしくは存続)に直結しているというのは、かなり重要な気がしました。