「吸血鬼ドラキュラ」を読み終わった。あとがきを抜かすと約550ページある本だったが飽きることなく最後まで読めておもしろかった。ただ、何度となく繰り返される神様万歳的な発言が信心深さの欠片のない僕には少々鼻につくように感じた(そこを否定してしまうとヴァンパイアが倒せないのだが)。カトリックとかを本気で信仰している人たちとは根本的に考え方が違うんだろうなと思った。
続いて、今は「吸血鬼カーミラ」を読んでいる。読むまで知らなかったがこれは短編集で、「吸血鬼カーミラ」自体は一番最後に載っている。「吾輩は猫である」と「吸血鬼ドラキュラ」を続けて読んできたせいか、約400ページのこの本が薄くて読みやすそうに感じられる。最初から最後まで一つの作品ではなく短編がいくつか集まっているという形式なせいもあるだろう。こういう形式はちょうど飽きてくるころに次の話が出てきてくれるので続けて読みやすいのだ。

弟から送られてきた写真。良い具合に棚に納まっている。なんでこいつらはわざわざこんな高い所(高度156cmぐらいか)に上ってまで狭い所に納まりたいのだろうか。なんとなく気持ちはわかるが……。よく、猫には不思議な力があるとかなんとかいうが、果たしてこいつらにそんな力があるかというと甚だ疑問である。そんな感じでさやうなら。