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2011-08-06

ルビはじめました(PXrubrica パッケージ)(5)

更新した。

今回の更新では次のオプションが追加されている。

  • eE オプション=親文字列均等割り有効/無効: グループルビ(g)の時に、E オプションで親文字列の均等割りを抑止する。親文字列をグループ({ })で囲って一文字扱いにしたのと同じになる。モノルビ・熟語ルビには影響しない。eE の否定だが、こちらは既定だから通常は指定の必要はない。
  • H オプション=拡張肩付き: H オプション指定のモノルビは、常に各親文字毎にルビと先頭を合わせる形で組まれる。通常の肩付き(h)はルビの方が短い時にのみ合わせるという点でこれと異なる。本パッケージでは、突出の調整は各文字ごとに適宜 ||| で行うことを原則とするが、複数文字のモノルビに H 指定することで、各文字に ||h 指定したのと同じ効果が得られる。(例えば、\ruby[Hm>]{攘夷}{じよう|い}\ruby[||hm|]{攘}{じよう}\ruby[||hm>]{夷}{い} と同じになる。)h と同じく、縦組でかつモノルビ・熟語ルビの場合にのみ指定できるが、熟語ルビでの H 指定は h と変わらない(ルビが長くなるとグループルビ扱いになるので)。
  • fF オプション=小書き仮名変換有効/無効: f を指定すると、ルビ文字中の小書き仮名(〈ぁぃぅぇぉっゃゅょゎ〉とそのカタカナ)を対応する非小書き仮名に変換する。

「肩付き指定で長いルビを付す場合」の例をこの設定を用いて書き直してみる。(ただし、今回は進入ありにしている。)

f:id:zrbabbler:20110807002705p:image
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{otf}
\usepackage{plext}
\usepackage{pxrubrica}
\newcommand{\jquad}{\hspace{1zw}}
\rubysetup{<jf>} % 小書き仮名を変換する
\begin{document}
\noindent
\begin{minipage}<t>{20zw}
\ajKakko{1}\jquad
  % \ruby[g]{{休憩中}}{きゅうけいちゅう}  と同じ
\ruby[gE]{休憩中}{きゅうけいちゅう}\ruby[||gE]{視聴中}{しちょうちゅう}\par
\ajKakko{2}\jquad % これは新機能と関係なし
\ruby[j]{休憩中}{きゅう|けい|ちゅう}\ruby[j]{視聴中}{し|ちょう|ちゅう}\par
\ajKakko{3}\jquad
  % \ruby[||mh|]{休}{きゅう}\ruby[||mh|]{憩}{けい}\ruby[||mh>]{中}{ちゅう} と同じ
\ruby[mH]{休憩中}{きゅう|けい|ちゅう}\ruby[mH]{視聴中}{し|ちょう|ちゅう}\par
\end{minipage}
\end{document}

また、\aruby 命令の仕様を確定させた。\aruby親文字が欧文である場合にルビを振る命令であり、必ずグループルビとなり、また親文字の均等割りが無効になる。その他、前後の文字との調整(TeX のグルー・ペナルティの設定)も欧文を想定して行われる。

f:id:zrbabbler:20110807012805p:image
\documentclass{article}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{lmodern}
\usepackage{pxrubrica}
\begin{document}
?`\aruby{Por}{ポル} \aruby{qu\'e}{} \aruby{no}{} %
\aruby{te}{} \aruby{callas}{カージャス}?
\end{document}

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