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2011-09-25

BXattritta を使ってみる

BXattritta パッケージインストール法に絡めて updmap の解説をしたが、肝心のパッケージの使用法をまだ述べていなかったのでここで書いておく。

「和文ゴシック + 欧文サンセリフ」を「マルベリ + Attritta」にする例。bxattritta パッケージに sfgt オプションを付けるとサンセリフ\sffamily)の既定が Attritta になる。さらに noalphabet 指定の pxchfon で和文のゴシックを「マルベリ」にすればよい。

% pLaTeX 文書
\documentclass[a4paper]{jsarticle}
\usepackage[noalphabet]{pxchfon}  % pxchfon は和文のみに適用
\setminchofont{ipam.ttf}          % \mcfamily → IPA明朝
\setgothicfont{MTLmr3m.ttf}       % \gtfamily → マルベリ
\usepackage[sfgt]{bxattritta}     % \sffamily → Attritta
\begin{document}                  % \rmfamily は CM Roman のまま
BXattritta パッケージの使用例です。\par
\sffamily
IE 11以上、Firefox 14以上、Chrome 37以上を推奨。
\end{document}

f:id:zrbabbler:20110925202540p:image

先のものはエンコーディングを(LaTeX 既定の)OT1 のままにしていた。T1、TS1 エンコーディングを使うには、それらを使う設定を普段通り行えばよいだけである。

% pLaTeX 文書
\documentclass[a4paper]{jsarticle}
\usepackage[T1]{fontenc} % T1 を既定にする
\usepackage{textcomp}    % TS1 の記号を使えるようにする
\usepackage[noalphabet]{pxchfon} % あとは同じ
\setminchofont{ipam.ttf}
\setgothicfont{MTLmr3m.ttf}
\usepackage[sfgt]{bxattritta}
\begin{document}
\sffamily % \textyen は TS1 で提供される
このボールペンは900円もした。\par
Ce stylo \`a bille m'a co\^ut\'e au moins de \textyen 900.
\end{document}

f:id:zrbabbler:20110925202539p:image

「丸ゴシック」を「ゴシック」と別に使いたい場合は、OTF パッケージの deluxe オプションで和文丸ゴシック\mgfamily)を使えるようにした上で、bxattritta を rsmg オプション付で読み込む。これで「欧文丸ゴシック」用の総称ファミリ \rsfamily が新設され、これが \mgfamily と連動するようになる。

\documentclass[a4paper]{jsarticle}
\usepackage[noalphabet]{pxchfon}
\usepackage[deluxe]{otf}
\setminchofont{ipam.ttf}        % \mcfamily → IPA 明朝
\setgothicfont{ipag.ttf}        % \gtfamily → IPA ゴシック
\setmarugothicfont{MTLmr3m.ttf} % \mgfamily → マルベリ
\usepackage[rsmg]{bxattritta}   % "\rsfamily" を Attritta にする
\begin{document}
\rmfamily 明朝 + Serif Family \par
\sffamily ゴシック + Sans-serif Family \par
\rsfamily 丸ゴシック + Rounded-sans Family \par
\end{document}

f:id:zrbabbler:20110925202538p:image