まだまだ募集を続けているけど全然応募がなくて寂しい感じ……。
こんな状況なら、多分、何でも受け付けてくれるだろう。だったら、日頃ずっと、
という思いを心に溜め込んでいる人は、積日の思いを心底から叫んでみるチャンスではないか! 何といっても、会場にいるのは全て TeX ユーザである。その熱烈なる思いが聴衆に届くようなことが仮にあれば、その効果は絶大であることは疑念の余地のないところだろう!
「TeX vs ワープロ(Word、OOo、その他)」はもはや食傷を感じる程に遍在するネタとなっている。確かにこの 2 つのツールの用途には重なる領域があり、TeX の実際の使用は大部分がこの共通領域にあると推測される。しかし、TeX のようなマークアップにより文書を構成する方法とワープロのような WYSIWYG な方法は、この領域においてすら、明瞭に異なる方法論を有していて、それ故、一方が他方の代替となることは困難である。それゆえ、これらの一方を欲しているのに、何らかの事情で他方を止むを得ず使っているという状態は、一刻も早く脱却すべき「不幸な」環境と言わざるを得ない。すなわち、「人によっては普通に TeX を用いて実現している」ようなことにおいても、「(他の人は)TeX を使うべきでない状況」は厳然と存在する。
「TeX の利点」として「無料である」とか「数式が綺麗」とかいう先述の「方法論の差異」と無関係な事項がよく挙げられる。そういう人は、恐らくは、本来は WYSIWYG を求めているのに「そういう理由で」TeX を使っている、という不幸に陥っている可能性がある。でも今ではそういう「不幸」にも脱出口が見つかるかも知れない。少なくとも、「無料であれば(日本語や数式が醜悪でも)よい」というのなら OpenOffice.org/LibreOffice で十分だし、「数式が綺麗ならば(有償でも)よい」というのならば、最新の Microsoft Office は十分考慮に値するであろう(参照)。ならば、これらの 2 つを満たす解決法が既にあるか或いは近い将来に登場しても不思議ではない。
一方で、「集い」の聴衆の大半は「TeX の方法論」を求める人であろう。そういう人にとっては、Microsoft Word が幾ら進化しようがタダになろうが、当然それは代替にはならない。だから「熱烈なる発表」をしようと企図する者は少なくともその点には注意を払う必要がある。
*「↑という発表をお前がすればいいのでは?」
いや……、私は臆病者なので遠慮しておきます……。
それより、アレの話をしてみようか……、でもアレも相当危険な話題だな……。