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2014-09-11

Unicode の例の雪だるまは多分アレ

酷暑だった夏もいつの間にか終わり、季節は秋である。秋といえば Unicode、そして、Unicode で最も注目すべき文字といえば“雪だるま”であることは論を待たないだろう。

  • U+2603 SNOWMAN
  • U+26C4 SNOWMAN WITHOUT SNOW
  • U+26C7 BLACK SNOWMAN/li>

そういうわけで、早速、色々なフォントにおける雪だるまのグリフについての調査レポートが発表されている。素晴らしい。

非常に素晴らしい内容であるか、一つ気になる記述がある。

不吉な雰囲気を醸し出す U+26C7 BLACK SNOWMAN は、Unicode Standard によれば「大雪」の意味で使われる記号らしいが、少なくとも日本ではそのような用法を見たことがない。
(「ゆきだるまグリフを持つフォント」p.1、1 節)

この記述は、(件の文書が参考文献として挙げている)以下のページにもほぼ同じものがあり、そこから引き写されたものであろう。

これを見る限り、「黒雪だるま〈⛇〉(U+26C7)で『大雪』を表す」という用例は誰にも確認されていないようだ。ということは、これのネタ元は日本ではない……?

と思っていたら、この「黒雪だるまの用例」のネタ元は、実は「ARIB 外字」にありそうなのである。ARIB仕様書を見ると、「漢字系集合」の外字について以下のように規定されていることがわかる。

f:id:zrbabbler:20140911213408p:image

これを見ると、「黒雪だるま」の記号の注釈として、しっかりと「大雪」と記されている。

そしてもっと大事なこととして、「ARIB 外字」の集合には U+2603〈☃〉、U+26C4〈⛄〉、U+26C7〈⛇〉 に相当する「雪だるま 3 兄弟」が勢揃いしている。

f:id:zrbabbler:20140911213407p:image

となると、U+2603〈☃〉と U+26C4〈⛄〉が“包摂分離”されて「Unicode雪だるま」が 3 つに増えたそもそもの原因が「ARIB 外字」であったと推測できそうだが、如何だろうか?

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