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2016-06-06

pLaTeX が新しくなってアレ

ここまで言ったからには、何かネタを探さないといけないようである……。

※「新しい pLaTeX」については以下の記事を参照されたい

Åでない文字でアレ

こういう何の変哲もない pLaTeX 文書を作る。

% pLaTeX 文書
\documentclass{article}
\begin{document}

allerの複合過去形は\^etre all\'eです。

\end{document}

これのコンパイル結果は……。

f:id:zrbabbler:20160606045325p:image

……楽しい!!(AA略

補足

これは、「ベースライン補正(縦組)で「Å」が乱れる問題を解消」の項目に注意として書かれている

新実装では「Åの前にも後にも \xkanjiskip入らない」となりました。

と同じ原因の副作用である。しかしこの副作用は〈Å〉に限らず「アクセント合成」を行っている全ての欧文文字に影響する。〈Å〉については、元々“うまくいってない”(片側に \xkanjiskip が入らない)のだから、これを別の“うまくいってない”(両側に入らない)に変えるのは許容できるだろう。でも他の“うまくいっている”文字が異常になるのは、アレであると言わざるを得ないだろう。

ちなみに、上の例では \ybaselineshift はゼロであるが、例えば \ybaselineshift=5pt に設定すると、結果は以下のようになる。(この場合も旧実装では全く正常であることに注意。)

f:id:zrbabbler:20160606052108p:image

[2016-06-22 補足]
  • このバグについては次のような悪影響もあった。「T1 エンコーディング\'e」のように合成済文字が利用できる場合、本来なら前後の文字との間のリガチャやカーニングが効くはずであるが、pLaTeX ではそれが無効になってしまう。
  • このバグは 2016-06-19 リリースの pLaTeX <2016-06-10>+1 で修正された。(upLaTeX も同様。)

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