2014年の目標


 例年、年初にあたって「今年の目標」というやつを決めるわけですが。
 「一年に本を100冊読む」とか、そんなような抱負をツイッターなどでは垂れ流すものの、わりと実現しないままになる事が多いので。
 どうせブログでは毎年の年末に振り返り記事を書いているので、年初の目標も書いてみようかと思った次第です。


 で、2014年の目標。


   ○ガンダムAGE各話解説を完結させる
 これはまぁ、当然。ここまでやった以上、最後まで完走しなきゃしょうがないので。今年の前半、できれば春くらいまでに終わらせておきたいと思います。
 その上で、さらに。


   ○自分用ウィキの項目数を1,000項目分、新規に作成する。
 本などで得た情報のうち、自分が面白いと思ったものを書き記しておく自分のためだけのウィキというのを、もう3年くらいやっております。
 このウィキの、現在の総記事数(ページ数)が、現在1500ほど。
 で、2014年はこのウィキ上で、新たに1000ページの記事を作成したい、というのを目標に立てようと思います。


 規模にして現在の約1.6倍を目指すという事ですね。
 といっても、たとえば年表のページなんていうのもあって、一年につき1ページを割り当てて作ったりしていますし、まだまだ歯抜けも多いので、そうした記事が増える事も考慮に入れれば、不可能ではなかろうと思います。


 あくまで、自分が面白いと思った情報「のみ」で作るウィキなので、Wikipediaなどから情報を流用して水増しなどはせぬように。ともかく、それくらいの新規な情報摂取を目指す、というのが今年の目標です。


 そんな感じで。
 アバウトな数字を目標に立てましたが、はてさて吉と出るか凶と出るか。まぁ、行けるところまで頑張ってみようかと。


 上手くいきましたら手拍子喝采、であります。

 書楼弔堂破暁


書楼弔堂 破暁

書楼弔堂 破暁


 あらかじめ断っておきますと、私は中学時代に京極夏彦の影響をこれ以上ないくらい受け、妖怪だの民俗だの信仰だのに関心を持つようになったわけで、小説など書いても文体が京極夏彦のそれに勝手に似通ってしまう、という体たらくであり。
 つまり、この作家の大ファンであります。


 そんな京極先生の新刊が出て、久しぶりにデビュー作のシリーズに近いコンセプトの作品に見えたので、買ってみた次第なのです。
 こうした思い入れの強い作者さんの作品を見たり読んだりする場合、パターンとして二つの傾向があり得ます。好きな作家さんの作品だから、余分に良い作品に思える、というのと。
 好きな作家さんの作品だからこそ、期待するものが多く、かえって余分に作品に対して失望してしまう、というパターン。


 正直に言いますと、この作品については私の感想は、後者だったのでした。
 以下、かなり重大なネタバレ注意。






 おそらく私が、作者について必要以上に「手の内」を知っていた事が、この感想の理由の一端だろうとは思います。一時期、京極のインタビューなどは徹底的に集めていたので。


 何が不満だったかと言えば、この作品から私が「作者の新しい挑戦」をまったく感じられなかったことにあります。この作品に登場する人物たちは、皆、作者が好きな人物ばかりです。過去のインタビューなどで「好きな人物」といった話題で挙がっていた名前ばかりなのでした(勝海舟などもそうで、「もし幕末維新の時代に生まれていたら誰になりたかったか」といった質問に対して、強いて言うなら勝海舟、と答えています(『月刊カドカワ』1997年1月号))


 作中で展開される弔堂の主張や発言なども、私がインタビュー記事を集めていた十年ほど前とほとんど変わらない主旨であり。
 最終話でサプライズとして登場する人物が、京極のメインシリーズである妖怪シリーズの探偵役である中禅寺秋彦の祖父という事になるのですが、そこで中禅寺の血筋に対して弔堂が述べる話の内容も、あまり差別化がされていないというか、京極堂が話している内容とほぼ変わらない。
 結果として、京極堂のあの知性の原点部分が、弔堂からほぼ丸々移譲されたものであるかのように読めてしまうのでした。
 これは結果として、京極夏彦作品の世界観にあった多様性を委縮させるような効果しか持たないように思えます。


 そうでなくとも、「あの」泉鏡花が、作者のオリジナルキャラクターの説教のお蔭で「あの」泉鏡花になった、というプロットは、メアリー・スーとまでは言いませんが、私の個人的な創作姿勢の美学(?)から見てちょっといただけない感じがしました。
 作中で泉鏡花は、あえて自分の望む小説の境地から最も遠い題材を弔堂に所望します。しかしでは、京極夏彦自身はどうなのか。この作品中には、彼にとって既に分かりきった結論ばかりが書かれているのではないか。そんな気がしてしまったのでした。


 もちろん、それはそれで構わない、とも言えます。
 私がなんでこんなことをクダクダ書いているのかと言えば、「京極夏彦先生の本気はこんなものじゃない」と信じているから、なのでした。
 私は作家・京極夏彦の本気が見たいのです。氏が、持てる知識と実力のすべてを挙げて、それでようやく纏めきれるかどうかが際どくなるくらいの、そんなギリギリの作品が読みたい。
 本当にね、ダン・ブラウンが裸足で逃げ出すくらいの、ものすごい作品が書けるはずなんですよ、京極先生なら!(笑)


 ……というわけで、新年早々、文句ばかりの感想になってしまいましたが。
 京極先生が近年は電子書籍などについて頻繁に発言している関係もあって、書籍に関する考え方や姿勢についてだけは、素朴に感心しました。単に情報だけが欲しいなら、本は無料で貸し出しましょうという。本という「物体」を欲している者には売る、というのです。現状の出版界の現状を考えればかなりストイックな考え方ですが、しかし「本を売る」という事の本質を問う意味では、面白い姿勢の表明だと思った事でした。
 以上、そんなところで。

  開拓記5:ちょっとした廃墟



 はなはだ今さらですが、初エメラルド、ゲット。
 大体、バージョンアップの新要素も周回遅れで回収するくらいののんびりテンポでプレイしております。


 さて。そんなわけで久しぶりに、テクスチャを変更してプレイし始めた、新しい方のワールドの進捗なのですが。
 とりあえず最初の拠点を中心にちょっとした村を作り始めたくらいでして、まだまだ問題山積の体をなしております。
 その、いくつかある問題点の一つが、ネザーゲートの位置なのでした。


 あまり考えずに自宅の裏にネザーゲートを開けてしまったのですが、それなりに生活感を目標に作った村の裏側に、明らかに怪しげなシロモノが立っているわけで、これどうしようかとw


 そこで色々考えた末に、この村の後背地に過去の遺跡というか、ちょっとした廃墟がある、という設定を急遽作る事にしたのでした。
 そんなわけで、途中経過をすっ飛ばしまして



 こんな感じの廃墟を作ってみた。
 丸石のテクスチャにかなり助けられていますが、あちこちが欠けた石造りの建物の名残、という感じはそれなりに出せたかな、という。



 側面から。
 こういうのも、石造りの建物がどう朽ちていくのか、という予備知識があればもっとそれらしく作れるのでしょうけれども。現時点ではこれが精いっぱいですかね。
 ともあれ、こんな感じの廃墟っぽい雰囲気を作っておいた上で、



 問題のネザーゲートがこれ。
 背部に崩れかけた石壁を作ってみたのですが、これでもまだ、自宅から見ると唐突感があり。そこで、



 前面を鉄柵でふさいでしまいました。
 危険な世界への出入り口という事で、閉鎖されているという設定。個人的にはまぁまぁの出来かなと、という印象。


 ちなみに、一見閉鎖されているように見えますが、



 横からこっそり入り込むことが出来る隙間があるので、実用的にも困りません。


 また、ネザーゲートの向かって左側に、奥行きのほとんどない洞窟があったので、



 こんな感じで入口を加工して



 エンチャント台を置いてみたりしました。
 この辺も、壁や床を別の材質に変えればもう少し見栄えがするのでしょうけれど。まぁしかし、とりあえず良しとします。


 とりあえずこの周辺の装飾はこんなところ。
 余力があったら、もう少し遺跡風の建物や遺構みたいなものを増やして行っても良いかもしれません。が、しばらくはまた別の方に手をかけたいと思います。


 そんな感じで。次回は、道を伸ばします。



                  Spetial thanks
 使用リソースパック:だんぼーるさんの動画で配布中の「TEX-D ヴォヤージアエディション」
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