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ずいき日和

2017-11-01

10月4日 ずいき神輿巡行日その2

引き続き、巡行日の様子を藤田がお伝えします。


御旅所の周りにはたくさんの人がいて、お神輿を興味深そうに見ていました。
中にはお神輿について質問をしてくる方もいらっしゃいました。



神輿と子供神輿は巡行路が違うのですが、途中何度か遭遇することがあり、子供たちの「わっしょい」という明るい声で元気づけられました。

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神輿の方は「ホイット!ホイット」というかけ声のもと巡行されます。
西大路通丸太町通などの大きな通りは、車の通行が規制されます。
大きな通りのど真ん中をお神輿が通る時はとても晴れ晴れとした気分になりました。


一方で、巡行路にはお神輿がギリギリ通るほどの狭い道もあります。
大きなかけ声とカシャカシャというお神輿の音を聞いた人たちは家から出てきて
神輿が通り過ぎる様子を見守ります。

保存会の方の家の前を通る時は、ご家族の方が出てきて皆さんの晴れ姿を嬉しそうに見ていらっしゃいました。

ご年配の方の中にはお神輿に向かって両手を合わせる姿も見られました。
人々がお神輿に向かって手を合わせているのを見ると、お神輿が途端にとても神聖なものに見えました。


保存会の福井さんらが、お神輿を見ている方々一人一人に丁寧に挨拶されていて、見ている方々もお辞儀していました。



巡行路には3回休憩があり、休憩中もたくさんの人がお神輿を見に来ていました。




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秋晴れの空に色鮮やかなお神輿が非常によく映え、本当に美しかったです。

巡行路は終盤に差し掛かると北野天満宮に向かってひたすら上り坂が続きます。
足の疲労もたまってきて、しんどい道のりですが、かけ声とカシャカシャという音で気持ちを奮い立たせます。

上七軒では大勢の人々がお神輿を出迎えてくれていました。
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舞妓さん、芸妓さんもお茶屋さんから出てきてお神輿が来るのを待っています。
その様子を写真に収めようと、大勢のカメラマンが押し寄せ、上七軒は人でごった返していました。

上七軒を抜けて北野天満宮の鳥居の前で私たちは天満宮の神官の方からお祓いを受けます。
そして、後は御旅所目指して下り坂を戻っていきます。

約4時間もの巡行路を歩き、上七軒では最も多くの人々に出迎えられ、華やかだっただけに、御旅所へ戻っていく時は少し寂しい気持ちになりました。

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御旅所へ到着すると、お神輿は再び拝殿の中へ戻され、木の戸で閉じられます。
次の日にはお神輿の解体作業が行われるそうです。
解体されたお神輿のずいきは、ご利益があるといって貰いに来る人もいるそうです。

名残惜しい気持ちでいっぱいでしたが、天候にも恵まれ、無事に巡行できて本当に良かったです。


神輿巡行には、アルバイトの学生の方も参加されていました。その中にはずいき神輿について興味を持ってくださった方もいました。そのお一人が、巡行後、ずいき神輿についてブログに紹介記事を載せてくださっています。是非ご覧ください。

http://sajinage.com/zuiki-matsuri/

この1ヶ月間、長いようであっという間でした!
保存会の皆さんの温かい眼差しのもと、夜なべ作業で本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
今は無事巡行できた達成感と疲労と、このプログラムに参加できた嬉しさとお祭りが終わってしまった寂しさと、様々な感情が織り交ざって複雑な気持ちです。
保存会の皆さんには本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
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2017-10-24

10月4日 ずいき神輿巡行日その2

引き続き、巡行日の様子を藤田がお伝えします。


御旅所の周りにはたくさんの人がいて、お神輿を興味深そうに見ていました。
中にはお神輿について質問をしてくる方もいらっしゃいました。



神輿と子供神輿は巡行路が違うのですが、途中何度か遭遇することがあり、子供たちの「わっしょい」という明るい声で元気づけられました。

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神輿の方は「ホイット!ホイット」というかけ声のもと巡行されます。
西大路通丸太町通などの大きな通りは、車の通行が規制されます。
大きな通りのど真ん中をお神輿が通る時はとても晴れ晴れとした気分になりました。


一方で、巡行路にはお神輿がギリギリ通るほどの狭い道もあります。
大きなかけ声とカシャカシャというお神輿の音を聞いた人たちは家から出てきて
神輿が通り過ぎる様子を見守ります。

保存会の方の家の前を通る時は、ご家族の方が出てきて皆さんの晴れ姿を嬉しそうに見ていらっしゃいました。

ご年配の方の中にはお神輿に向かって両手を合わせる姿も見られました。
人々がお神輿に向かって手を合わせているのを見ると、お神輿が途端にとても神聖なものに見えました。


保存会の福井さんらが、お神輿を見ている方々一人一人に丁寧に挨拶されていて、見ている方々もお辞儀していました。



巡行路には3回休憩があり、休憩中もたくさんの人がお神輿を見に来ていました。




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秋晴れの空に色鮮やかなお神輿が非常によく映え、本当に美しかったです。

巡行路は終盤に差し掛かると北野天満宮に向かってひたすら上り坂が続きます。
足の疲労もたまってきて、しんどい道のりですが、かけ声とカシャカシャという音で気持ちを奮い立たせます。

上七軒では大勢の人々がお神輿を出迎えてくれていました。
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舞妓さん、芸妓さんもお茶屋さんから出てきてお神輿が来るのを待っています。
その様子を写真に収めようと、大勢のカメラマンが押し寄せ、上七軒は人でごった返していました。

上七軒を抜けて北野天満宮の鳥居の前で私たちは天満宮の神官の方からお祓いを受けます。
そして、後は御旅所目指して下り坂を戻っていきます。

約4時間もの巡行路を歩き、上七軒では最も多くの人々に出迎えられ、華やかだっただけに、御旅所へ戻っていく時は少し寂しい気持ちになりました。

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御旅所へ到着すると、お神輿は再び拝殿の中へ戻され、木の戸で閉じられます。
次の日にはお神輿の解体作業が行われるそうです。
解体されたお神輿のずいきは、ご利益があるといって貰いに来る人もいるそうです。

名残惜しい気持ちでいっぱいでしたが、天候にも恵まれ、無事に巡行できて本当に良かったです。


この1ヶ月間、長いようであっという間でした!
保存会の皆さんの温かい眼差しのもと、夜なべ作業で本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
今は無事巡行できた達成感と疲労と、このプログラムに参加できた嬉しさとお祭りが終わってしまった寂しさと、様々な感情が織り交ざって複雑な気持ちです。
保存会の皆さんには本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
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10月4日 ずいき神輿巡行日その1

こんにちは!藤田です。

いよいよ待ちに待ったお神輿巡行日がやってきました!
ワクワクして前日はあまり眠れませんでした…

朝6時に集会所を訪れると、荒田さん、北野さんがご飯を炊いておむすび作りをされていました。


私達もお手伝いさせてもらいました。


このおむすびは、保存会の皆さんやお手伝いの方々のお昼ご飯としてふるまわれます。

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このお釜は、三升ものご飯を一度に炊くことができるそうです。

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このように、荒田さんが炊きたての熱いご飯をお茶碗1杯分盛って机の上に並べていきます。


それを少し冷ましてから、私たちが手のひらに水と塩をたっぷりつけて握っていきます。


私はおむすびを握ったことはあるのですが、なかなか綺麗な形にならず、北野さんに教わりながら苦戦して握りました…。


一つ一つのおむすびの大きさや幅を同じにして、箱の中に詰めていきます。


そして、仕上げに胡麻を振っていきます。
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おむすび作りには、去年と一昨年に参加された先輩方もお手伝いに来てくださっていて、和気あいあい作業が行われました。
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先輩方、ありがとうございました!

約200個ものおむすびを作るため、素早く、美しく形を整えながら握らなければならず、難しかったです。


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こちらはおむすびと一緒にふるまうたくあん。
北野さんが関西風の美味しいたくあんを一口サイズに切っているところです。




午前9時になると、保存会の方々が集会所に集まってきました。
ミーティングが開かれ、お神輿巡行の最終確認が行われます。


私たちは御旅所の方へ向かい、お神輿を拝殿から台車に移動する作業を見学させてもらいました。


神輿の下に入れる長柄とお神輿をしっかりと固定するため、太い縄で何重にも結びつけていきます。
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神輿を持ち上げたり、縄を結びつけたりする作業は怪我をする恐れもあるため、かけ声を掛け合いながら呼吸を合わせて行うことが大切です。
保存会の皆さんの表情も真剣で、緊張感が伝わってきました。


神輿が無事に台車の上に乗せられた後は、一度集会所の方に戻り、昼食をとられます。


その後、私たちも法被に着替えて再び御旅所の方へ向かいました。

御旅所は朝の閑散とした雰囲気とはうってかわって大勢の人が集まっていました。その中には山田啓二京都府知事のお姿も。
夜なべ作業でお世話になった鵜殿さんと記念写真を撮りました。

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保存会の皆さんも全員法被に身を包み、とてもかっこよかったです。
いよいよ、お神輿御旅所を出発します。
この後の様子は巡行日2の方でお伝えしたいと思います!

10月3日 御旅所見学

こんにちは、藤田です。
明日に巡行を控えたお神輿を見学しに御旅所へ訪れました!
御旅所敷地には多くの屋台が並び、大勢の人で賑わっていました。


正面左奥にずいき神輿は飾られていました。
照明を浴びたずいき神輿は非常に大きく、息を呑む美しさでした。
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神輿真紅(しんく)や、桂馬(けいま)、欄間(らんま)を作成する段階を目にしていただけに、全てが組み立てられてお神輿の形となったところを見ると感動しました…。
私は、お神輿の瓔珞(ようらく)が作られる段階を見ていなかったので、特に瓔珞の美しさに驚きました。
瓔珞に使用されている赤茄子は、普通の茄子に病気が出ないよう抵抗性台木として使われており、
五色の唐辛子は観賞用として使用されているそうです。
とても色鮮やかですね。

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神輿を見に来た人々も、大きなお神輿を見上げ、「あれは何で出来ているのだろう」などと口にしていました。

私たちが作成した桂馬と欄間のチラシを配るとその説明と比較しながらお神輿を見学されていて嬉しく感じました。

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19時半からは保存会の方のナマ説明が行われました。
竹尾さんと栢下さんが大神輿の説明を、清水さんが子供神輿の説明を担当されていました。
私もその説明を拝聴させていただきました。
外国人の方やご年配の方、ご夫婦の方など様々な方が生説明を聞いていました。
保存会の方の説明する内容に、「ほんとだ、へえー」などと感心されている様子も伺えました。

清水さんが説明されている横では、子供たちが子供神輿を興味深そうに見上げていました。
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それを見た清水さんも嬉しそうにされていらっしゃいました。

子供たちだけではなく、大人の方も子供神輿桂馬や欄間を見て「これは何のキャラクターだ」などと
キャラクターの当て合いをされていました。



このお神輿が明日、秋晴れの空の下巡行されると思うと楽しみですね。
それでは今日はこの辺で。

10/1 御旅所での作業(お神輿組み立て)

こんにちは!

ここでは少し時間をさかのぼって、10/1の御旅所での作業の様子を酒井がレポートさせていただ

こうと思います。

まず29.30日でお神輿に使われる「ずいき」の収穫作業や、子神輿の組み立て、お神輿の4

隅を飾る隅瓔珞づくりなどの作業が行われていました。

私たちはこの作業取材にはあいにく伺うことができなかったのですが、

1日の午前中に、御旅所での大神輿の組み立ての途中から見学させていただきました。


こちらは梅鉢を取り付ける作業をなさっている様子です。

真紅の「天満宮」の文字を隠さないように、また梅鉢の下にくくり付けられた茄子型の鈴の音

が鳴りにくくならないように、梅鉢の位置を調整しながら取り付けていくそうです。


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こちらは前日に屋根に葺いたずいきの予備です。

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2日前に畑から収穫してきたばかりのずいきですが、

水分が多くアクも強いので、ほんの数日でも切り口が黒ずんできてしまったり、縮んですき間

が空いてしまうこともあるそうです。すき間ができた場合は、予備のずいきを差し込むとのことです。

常にお神輿を美しく見せる、という工夫がされていることが分かりますね。


頭芋(かしらいも)が付いた赤ずいきが、このようなところにも飾られていました!

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こちらは隅瓔珞の取り付け作業です。

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隅瓔珞が取り付けられると、さらにお神輿が華やかです。

その他様々な作業が同時並行で行われていました。

神輿に取り付ける前の獅子も撮影させていただきました!獅子は先日切ったずいきの頭芋(かしらいも)に彫刻細工を施して、

1日の朝に届けられ午前中にはお神輿に取り付けられるので、こんなに近くで見ることができるのは一瞬なのです。。

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神輿の周りを囲むように、神聖な空間が作られていきます。

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ずいき神輿の組み立ての様子を見学しに、一般の方もたくさん来ておられました。

家族連れで、今年のお神輿はどんな様子かなあ、人形細工のテーマが面白いね、などとお話し

されているのを聞くと、私も何だかほほえましい気持ちになりました。

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次のブログでは、お神輿が完成し、御旅所に飾られている様子をレポートします!

お楽しみに。では!

2017-09-28

番外編 9/24 人形細工取材4

こんにちは!

夜なべ作業最終日から少し時間が経ちましだが、

今日は荒田さんのお宅に伺って人形細工づくりの取材をさせていただきました。

近年荒田さんは桂馬と欄間を1つずつ制作されています。

荒田さんは人形細工を始められて今年11年目で、テーマは毎年被ることがないように

意識をされているそうです。

実際作業場に飾られていた人形細工を見せていただくと

桂馬は「動物」をモチーフにした作品、欄間は「歴史物語や出来事」をモチーフにした作品と

なっていました。

神輿を見に来る幅広い年代の方に楽しんでいただけるように、

また荒田さんご自身が、小学生くらいのころに歴史の知識を得はじめていた記憶から、

小学生くらいの年代にも歴史を知るきっかけになってほしいという期待も込めて、

欄間のテーマは決められているそうです。


人形細工を作られる方の毎年のモチーフの流れを知ると、今年はどのようなのものが作られ

るのか…とより一層楽しみになりますね!

こちらは今年の欄間の一部です。

刀を握っている様子ですね。刀の土台は竹で作られており、

麦藁のストローを開いたものをその上に貼ることで刀の光沢感を出しています。

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そしてこちら!

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竹の皮と、青のりと松葉で作られた松です。

今年の荒田さんの欄間は、ある歴史物語の1場面を表すために、背景もしっかり作りこまれています。

これらはその素材の一部なのですが…ぜひ予想してみてください!笑


欄間の最後のヒントはこちら!

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イチョウの葉がつなぎ合わされて、着物になっています。

今回の欄間には登場人物が3人登場しますが、それぞれ異なる色の着物を着せていること、

髪の質感や色を変えていることにもぜひご注目ください!


次は桂馬の一部をお見せしたいと思います。それがこちら!

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こちらは春雨で「川」が表されています。

ある動物が川に流れている…という場面です。動物そのものも素材そのものが活かされたフォルム、動きでがとてもユニークで可愛らしいです。


荒田さんは元々工作などは得意ではなかったと仰られていましたが、

人形細工を作り始められたころ、今まで人形細工を作ってこられた方に自分の作品を見ていただいたり

アドバイスをいただいていたそうです。

このような伝承の中で人形細工づくりも含め、お神輿づくりが受け継がれているということ、

私たちがそういった場に取材に行かせていただいていることに、改めて心がじんわりとしました。

10/1からは御旅所にお神輿が飾られます。

これまでのブログも振り返りつつ、人形細工やお神輿をぜひ実際見に行ってみてください。それでは!

番外編 人形細工取材3

こんにちは!藤田です。


今回は番外編ということで、人形細工作りの取材内容をお伝えしたいと思います。


今回取材させていただいたのは、清水さんと竹尾さん。
まず始めに、清水さんの人形細工についてお伝えしたいと思います。



清水さんは、毎年子ども神輿桂馬(けいま)も含め4つの人形細工を作っていらっしゃいます。
清水さんの作業場にて、4つの作品を見させていただいたのですが、どれも素晴らしくて圧倒されてしまいました…。



子ども神輿用の人形細工は、とにかく子どもに分かりやすいテーマで、キャラクターもできる限り本物に似せることを意識して作られているそうです。

一方で、大人神輿の人形細工はまた違ったテイストで、こちらもリアルさと迫力のある作品に仕上がっていました。

どんな作品なのかは、お神輿に飾り付けられた物をご覧になった時のお楽しみということで、ここでは触れないでおきますね。




清水さんは保存会に入会されて今年で16年目、人形細工を作り始めて15年目だそうです。
小さい頃からずいき祭の農作物でできた神輿を見てきて、神輿に飾られている人形細工に興味を持ち、保存会に入会されたそうです。
人形細工への思いは人一倍強く、歴代の清水さんの作品を写真で見させていただいたのですが、どれも息を呑むほど素晴らしいものばかりでした。
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こちらは去年作られた作品。一年経つと色も薄くなってしまい、場所によっては虫に食べられてしまったりもするそうです。


先程も述べたように、清水さんは毎年4つの作品を作っていらっしゃいますが、多い時は8つ作っていた年もあったそうです。


作品のテイストも、最初の頃と比べて素材が増えたことにより色鮮やかになり、古典的なテーマから子どもが見て喜ぶような現代的なものへと変わっていきました。

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清水さんの作業場にある素材を見せていただいたのですが、あらゆる種類の木の実や枝が綺麗に整理されていて、博物館のようだと感じました!



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作品の一部分。
何の素材が使用されているか分かるでしょうか。
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動物の毛のように見えるこの素材も、全て植物なのです。

これらの素材は、清水さんのお知り合いの方が山で採集したものを送ってきてくれたり、
清水さんが採集されたり、花屋で購入するなど、様々な手段で集められたものだそうです。


これだけ素材が多く集まると、何か作ってみたくなりますね。

これらの作品は、神輿の高い部分に飾られるため、下から見やすいように角度を調節して取り付けられるそうです。ぜひお神輿巡行の際に注目してみてください!

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続いては竹尾さんの作品についてご紹介します。


竹尾さんは保存会に入会されて今年で9年目、人形細工は6年目だそうです。
欄間と腰板を担当されていて、腰板は春夏秋冬の4面があるのですが、竹尾さんはそのうちの夏を担当されています。
作品は、夏らしく、とても涼しげなテーマになっていました。


素材は主に購入したものが多いそうですが、中にはご自分で栽培されたものを使用されたりするそうです。
購入したものだと、豆などは形や大きさが全て均一になっていて、自分が求めているような異なる大きさのものが手に入りにくい場合もあるそうです。



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こちらは作品の一部分。
竹尾さんの作品は毎年話題性に富んだものをテーマにされていて、誰が見てもわかりやすい点が特徴的だと感じました。
今年のテーマも非常にわかりやすいものだと思うので、ぜひお神輿に飾り付けられたものをご覧になってみてください!


竹尾さんは、素材を先に決めてからテーマを決めることが多く、作り方も去年とは少し変えて作品に変化を出しているそうです。


また、作品の中に文字が入っていることも特徴的です。これらの文字は一文字一文字ゴマ粒で細かく形どられていて、作品へのこだわりが伺えます。



長くなってしまいましたが、人形細工の取材の番外編はまた更新したいと思います!

9/19 夜なべ作業最終日

こんにちは!

今日のブログ更新は酒井が担当させていただきます。

いよいよ夜なべ作業最終日です!

今日会所で行われていたのは

子ども神輿真紅づくり

・梅鉢の稲穂を束にする作業

・麦藁のストローづくり

・会所ののぼり立て

といった作業です。


子ども神輿真紅(しんく)づくり

糸通しをした赤い千日紅を丸太に巻き付け終わり、

白い千日紅が梅の形に配置されていました。

少し離れたところから見ても、白い千日紅が目立ってとても可愛らしいです。

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傍らで上田さんが真紅(しんく)づくりのためのものとは別にしてあった千日紅を、

葉の部分を切って形を整えていらっしゃいました。

これは隅瓔珞の屋根の部分に付ける千日紅だそうです。

隅瓔珞とは赤なすや五色唐辛子などの野菜を決まった順番で縦と横につなぎ合わせた飾りで、

神輿の四隅を彩るものです。

屋根の部分の千日紅はとても目立つため、粒の揃った千日紅を付ける必要があります。

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完成した隅瓔珞を見ることも楽しみですが、千日紅が用いられているのを見つけることも

楽しみとなりそうです。


〇麦藁のストローづくり

ずいき神輿には麦藁細工が随所に張り付けられています。

麦藁細工は、麦藁のストローをハサミで開いて長方形状にしたものを細工して作られたものです。

麦藁細工の加工はその年の春頃に行われるため、去年作った麦藁のストローを使用します。

そのため今日は外に干してあったはだか麦を中に取りこみ、来年度の麦藁細工のためのストローづくりを

行いました。

人形細工の取材でも素材としてストローは見させていただいていましたが、

はだか麦」を今まで実際に見たことがなかった私たちにとってストローづくりも初めての経験でした。

麦藁のストローは、はだか麦の節ごとにハサミで切って作ります。

節の部分は不要なので取り除き、麦藁細工をしやすくするため、なるべく茎が太くてまっすぐなはだか麦を選びます。

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出来上がったストローは束にしてまとめておき、来年の春まで保管しておきます。

夜なべ作業の時間は限られているのでみなさんテキパキと作業をされながらも、最後には同じ作業を円になって行っていたので

とても和気あいあいとした雰囲気でした。

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〇のぼり立て

会所のまわりに「北野天満宮ずいきまつり」ののぼりが立てられました。

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いよいよお祭り当日が近づいてきているのだと実感しますね!

私たちものぼりを立てるお手伝いをさせていただきました。

会所の周りをぐるりと取り囲むようにのぼりを立てるので、かなりの数が必要になるのですが、

会員さん方は手際よく組み立てられていました。

私たちはお手伝いと言いつつも、とても時間がかかって1本組み立てていたのでみなさんのお手間を取らせてしまいましたが…笑

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約10日間という日数に数えてみれば長くはない時間でしたが、

この期間にずいき神輿を作り上げる作業を目の前で取材させていただいたことの経験、学ばせていただいたことは計り知れないです。

ほんとうにありがとうございました!

今日で夜なべ作業は最終日でしたが、これからお神輿の組み立て、ずいき切り、隅瓔珞などの飾り物づくりといった作業

行われていきます。それらの作業の様子をブログで詳細にお伝えすることがあいにくできないのですが、

10/1-3に御旅所にずいき神輿が飾られる際にはレポートをさせていただく予定なので、

ぜひまたブログをチェックしてみてください!

それでは。

2017-09-19

9月16日(土) 夜なべ作業10日目

こんにちは!藤田です。


夜なべ作業が終わりに近付いて来るとともに、ずいき神輿巡行日がいよいよ迫ってくると思うとワクワクしてきます。




本日は、残っている稲から葉を取り除く作業と子供神輿用の真紅作り、
後半は葉を取った稲穂を束にする作業が行われました。





稲穂を束にする方法は、鵜殿さんに教わりました。
今年は去年と同様、30本の稲穂を一束にするそうですが、その年によって稲の穂の出来に差があるため、束にする本数は変更する場合もあるそうです。




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稲穂は、このように根本の部分に節があります。
この節を目安に高さを揃えていきます。


30本束にした稲穂は、タコ糸できつく結びます。
この時、根本に近い部分できつく縛ることがポイントです。

きつく縛らないと、後々稲穂が乾燥した時、するりと抜け落ちてしまうことがあるそうです。

タコ糸できつく縛ることに慣れておらず、縛る時に指がとても痛かったです…。


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私は稲穂の本数を数える際、途中で喋ってしまうと本数が分からなくなってしまうことが何度かあって苦戦しましたが、中には会話を楽しまれながら本数も正確に数えるという技をこなしている方もいらっしゃって、さすがだと思いました。


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鵜殿さんの本数を数えて縛る一連の作業の速さにも驚かされました…。


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数を数えて束にした稲穂

これらはまとめてすずらんテープで縛り、物干し竿に吊るして保管します。
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まだ30本の束にしていない状態の稲穂を物干し竿から取る際に、たくさんの虫が発生して驚きました。
虫は稲に卵を産みにくるそうです。


ネズミ対策のために高い位置で保管したり、雨に濡れないようにカバーをしたり、虫食いにも気を付けたりと、注意せねばならないことがたくさんあるため、稲穂の管理は非常に難しいと感じました。





稲穂の管理もそうですが、ここまで夜なべ作業をお手伝いさせていただいて、自然の産物を扱うということは非常に大変な事なのだということを強く感じました。



私たちは普段農家の方々の農作物を育てる大変さを知らずにスーパーで物を買い、食事をしていますが、農作物は本当に天候の影響を大きく受けるもので、その影響を受けながら毎年お祭を行うことは決して簡単なことではないということを知りました。




このような様々な影響を受けているからこそ、ずいき神輿が完成し晴天の下で巡行されることの嬉しさは一際大きいのだと思います。


台風が接近しているそうですが、巡行日当日は晴天に恵まれることを切に願っています。




夜なべ作業はラスト一日、稲穂を束にする作業と麦をストローにする作業が行われる予定です。

残り一日も頑張りましょう。

それでは今日はこの辺で。

2017-09-18

9/15(金)夜なべ作業9日目

こんにちは!今日の記事は酒井が担当させていただきます。

夜なべ作業も終盤に近付いてきました。

会所では、梅鉢づくりと真紅(しんく)づくりに分かれて作業が行われています。

〇梅鉢づくり

稲穂と柚子をくくり付ける作業はまだ残っていますが、

梅鉢の成形は今日ですべて終わりました!

作られた梅鉢は神輿に飾られます。

しかしこちらの通常のサイズより大きい梅鉢は、

神輿の上にある千木(ちぎ)のところに飾るために別にとっておきます。

また小さな梅鉢は、子ども神輿に飾るのでこれも別にしておきます。

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お祭りの日に、お神輿にこれらの梅鉢が飾られているのを想像すると

今からワクワクしてしまいますね。

外を見渡すと、先日までぎっしり並べられていた稲穂がほとんどなくなっていました。

今会所の中に積み上げられている分が、残りの稲穂全部だそうです。

人海戦術とはまさにこのことですね、、!作業が進むスピードがあっという間でした。

稲穂を吊り下げておく物干し棹は2本用意されているのですが、

1本は既にほぼ埋まっている状態です。

これから残りの夜なべ作業で、稲穂を30本ずつ取って分けていく作業に移られるそうです。



真紅(しんく)づくり

神輿真紅が4本できあがりました!

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4本揃うとやはり鮮やかで美しいです。

しかし真紅(しんく)づくりはこれで終わりではありません!

次に「子ども神輿」の真紅(しんく)づくりに取りかかっておられました。

大人の神輿真紅(しんく)に比べると小さいものですが、作業工程はほとんど変わりません。

写真は子ども神輿に使われる丸太です。

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子ども神輿真紅(しんく)づくりのほうが大変とおっしゃっていた会員さんもおられました。

ハサミを使って千日紅の高さをそろえながら丸太に巻き付けていくのですが、

大人の神輿真紅に比べて手元のスペースが狭いため、より細やかさが必要になります。

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また、大人の神輿真紅(しんく)には「天満宮」の文字が白い千日紅で作られますが、

子ども神輿には梅の文様が作られます。

下書きのようなものはなく、赤い千日紅を巻きつけながらうまくスペースを空けておき、

後から白い千日紅を埋めていくのです。

私たちは傍から見させていただいていましたが、経験と丁寧な仕事が必要な作業であることを

改めて実感しました。

そして今日は夜なべ作業以外に、人形細工づくりをしていらっしゃる清水さんのお宅に取材

伺ったのですが、その様子は後日ブログで紹介させていただきたいと思います!

それでは今日はこのあたりで。