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2017-04-04 PT・OT・ST国家試験合格者発表2017

PT・OT・ST国家試験合格者発表2017

 理学療法士・作業療法士、言語聴覚士国家試験の合格者が発表された。国家試験合格発表|厚生労働省に合格率・合格者数が載っている。


 今年の受験者数、合格者数、合格率は以下のとおりである。

受験者数合格者数合格率
理学療法士 13,719 12,388 90.3%
作業療法士 5,983 5,007 83.7%
言語聴覚士 2,571 1,951 75.9%

 過去5年間の受験者数、合格者数、合格率を示す。

# 2016年

受験者数合格者数合格率
理学療法士 12,515 9,272 74.1%
作業療法士 6,102 5,344 87.6%
言語聴覚士 2,553 1,725 67.6%

# 2015年

受験者数合格者数合格率
理学療法士 12,035 9,952 82.7%
作業療法士 5,324 4,125 77.5%
言語聴覚士 2,506 1,776 70.9%

# 2014年

受験者数合格者数合格率
理学療法士 11,129 9,315 83.7%
作業療法士 5,474 4,740 86.6%
言語聴覚士 2,401 1,779 74.1%

# 2013年

受験者数合格者数合格率
理学療法士 11,391 10,104 88.7%
作業療法士 5,279 4,079 77.3%
言語聴覚士 2,381 1,621 68.1%

# 2012年

受験者数合格者数合格率
理学療法士 11,956 9,850 82.4%
作業療法士 5,821 4,637 79.7%
言語聴覚士 2,263 1,410 62.3%

 第1回言語聴覚士試験があった1999年から今年までの合格率は以下のとおりである。

理学療法士作業療法士言語聴覚士
2017年 90.3% 83.7% 75.9%
2016年 74.1% 87.6% 67.6%
2015年 82.7% 77.5% 70.9%
2014年 83.7% 86.6% 74.1%
2013年 88.7% 77.3% 68.1%
2012年 82.4% 79.7% 62.3%
2011年 74.3% 71.1% 69.3%
2010年 92.6% 82.2% 64.8%
2009年 90.9% 81.0% 57.3%
2008年 86.6% 73.6% 69.5%
2007年 93.2% 85.8% 54.5%
2006年 97.5% 91.6% 62.4%
2005年 94.9% 88.4% 55.8%
2004年 97.9% 95.5% 68.4%
2003年 98.5% 91.6% 42.0%
2002年 95.7% 90.6% 53.8%
2001年 96.9% 94.8% 49.1%
2000年 95.4% 97.5% 42.4%
1999年 93.5% 90.6% 87.9%

 2012〜2017年のPT受験者数を見ると、2014年までは減少を続け、11,129名となった。しかし、その後は増加傾向となり、2017年は過去最高の13,719名となっている。前年度合格率が低く、既卒者が2,998名と多かったことが影響している。新卒者は10,721名であり、前年度とほぼ同じである。合格率は持ち直し、2010年以来の90%超えとなった。新卒者の合格率は96.3%と著しく高い。既卒者も合格者数・率は、前年度の610名31.2%から2,069名69.0%と大幅に持ち直している。昨年落ちた受験者が一念発起して頑張ったのかもしれないが、おそらく前年度と比べ今年度の国試の難易度が低かったことが最大の要因と推測する。

 OTの受験者は前年度の6,102名から5,983名と微減となった。新卒者は5,303名であり、合格者・率は4,800名90.5%となっている。計算すると、既卒者は680名であり、合格者・率は207名30.4%とかなり低い。

 STの受験者数は2,571名と緩やかに増加傾向にしている。既卒・新卒の内訳はわからない。

 この間の規制緩和のなかで、リハビリテーション関連職種養成校は急増した。しかし、国家試験を新卒で受験する者の数をみると、ほぼ頭打ちとなっている。少子化進行とともに、定員割れ起こしている養成校が少なくないと思われる。各養成校が生き残りをかけて教育の質の向上に心がけた結果が合格率上昇に結びついたのなら幸いである。

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