ミチタロウさん

3ヶ月前、インド行きの飛行機で出会ったミチタロウさんとアーメダバードで再会。グジャラート州において、イギリスの直接統治があった村とそうでなかった村で、主従関係がどう異なるか、というテーマで、調査、研究、論文を書いている。インドには何度か調査で来たことがあるらしく、今はアーメダバードから1時間ぐらいの小さな村で地域研究を行っている。
グジャラート一の工業都市アーメダバードで、しかもEconomic Timesで働いていていると、インドの最先端、発展している輝かしい部分ばかりが見えてくる。国の経済が国とその国の人々を支えているわけで、経済が重要なのはもちろんだけれど、ミチタロウさんやNGOで働く研修生のように、直接、草の根的に社会問題に取り組んでいる人の話を聞くと、そういった活動が自分に欠けているような気がする。自分に何でもできるわけじゃないけれど、特にインドでは、貧富の差、社会問題が日本のそれよりはっきりと見えて、でもそれに対して直接的に何もできない自分に無力感を感じる。