インド

zusumi2006-01-17

Piyushとその友達ShilpaとElephanta Island(エレファンタ島)と呼ばれる島にある洞窟の中に掘られたヒンドゥー教のお寺へ。
さまざまな文化、言語、人種、宗教が交わって存在しているインドという国。それはまるで異なる国どうしの集まりのよう。インドのアイデンティティが人々の中にどう定義され、国全体としてどう形成されているのか初めは理解し難かった。けれど、自己を保ちつつ外部のモノを認め、受け入れるチカラ、それがインドを作っているんだと思う。それは大多数を占めるヒンドゥー教にも基づく考え。インターンシップ以外にも、宗教や生活、人と人との接し方から学ぶこと、感じることは多かった。

いよいよ旅立つときが来た。ありがとう、そしてSayonara India!

ムンバイ

zusumi2006-01-16

早朝4時、研修生と最後のお別れを言って、空港へ。荷物を詰めたり何やらで、結局夜眠れなかったので、空港でもタクシーでもひたすら眠気に襲われていた。お昼ごろムンバイに到着。ムンバイの南、Gateway of India(インド門)の近くにホテルを探して、一服。夜は同僚のAbhishekの友達Piyushに会う。(ひとりでムンバイに行くって言ったら、友達を紹介してくれた)ムンバイでFinancial Expressで働くPiyush。仕事の途中だったらしく、タージマハルホテルでのプレスコンフェレンスに顔を出して、ついでにそこでご飯を食べて、そのあと映画に行った。実はインドの映画館で映画を見るのは初めて。アーメダバードでの映画館では、ヒンディー映画に英語の字幕がなかったので、機会がなかったというのが正直なところ。さすがインド映画の都Bollwoodがある街ムンバイ。「15 Park Avenue」という英語音声でのヒンディー映画を観る。びっくりしたのは映画の前に国歌斉唱があること。映画好きのインド人、学校よりも映画館で国歌を覚えるんだろうな。

アーメダバード最終日

明日のムンバイ行きのフライトは早朝。なので今日が最後のアーメダバード。最後に少し買い物して、荷物を詰めはじめる。夜はボスの家でボスの家族と同僚とSwatiとShaneと一緒に食事。この3ヶ月、いろんな人が夕食に招待してくれた。しかもホームパーティー流でいつも手料理。日本では、パブリックな場での食事が比較的多いけれど、こんな風に家に招待してくれてその人の家族と一緒に食事を楽しむ、というのはステキな文化だと思う。アーメダバードでの最後の晩餐を楽しんだ。Sayonara Ahmedabad!

カイトフェスティバル+フェアウェル

zusumi2006-01-14

アーメダバードで一番とも言われる祭り、カイトフェスティバル。グジャラート州は、インドにおいて一日に揚げられる凧の数が一番だという。インターナショナルカイトフェスティバルと呼ばれるイベントも行われ、世界中から凧好きの人が集まる。日本では正月に遊びとして凧揚げするくらいだけど、ここでは凧揚げは半分スポーツで、お互いの糸を切り合うという戦いのようなこともする。昨晩からSwatiの家に泊まって、oldcityでカイトフェスティバルを楽しむ。テラスに登って、子供も大人も家族みんなで凧揚げをする。空一面に色とりどりの凧が舞う。
夜はTrainee’s flatでフェアウェルパーティー。研修生と招待した何人かの友達とで、ゲームしたり話したりして最後のパーティーを楽しむ。最初来たときは15人いた研修生も、月曜に自分とポーランドからの研修生Joannaが出発すると4人になってしまう。常に出会いと別れが繰り返されるTrainee’s flat。大切な仲間に出会えた、インドにおいて、かけがえのない場所。

インターンシップ最終日

zusumi2006-01-13

とうとうこの日が来てしまった。3ヶ月間のインターンシップ。自分自身で書いた記事が4つ、共同記事3つの計7つの記事。決して多いとは言えないけれど、自分が書いた記事が新聞に載ったときはかなり嬉しかったし、アウトプットの手段を持つことが、次の記事へのモチベーションに繋がった。インターンシップを通して普段会えないような人にもたくさん会えた。全く新しい環境でゼロからのスタートで、開拓して行く楽しさを覚えた。自分の無力さに凹むことも数えきれないほどあった。失敗から学ぶことも多かった。ジャーナリズムは学問というよりも実用的な分野だと思う。
最終日の今日は、カーマホテルというちょっとおしゃれなホテルのレストランで、Economic Timesのみんなで昼食を食べ、最後の挨拶。「このチームでこのメンバーで、毎日Economic Timesという商品を作っている」というボスの言葉を思い出した。すべては人、人との出会い。

新聞のチカラ

ローカルブランド」の記事の取材で、アーメダバードでミネラルウォータービジネスを始めた「Aava」という会社にインタビュー。Aavaを作り上げたMr. Methaはかなりモチベーションの高い人で、インタビューにも丁寧に、かつ積極的に答えてくれた。ペットボトルとカップを一緒にした独特なデザインと、巧みなマーケティングでアーメダバードで注目を集めている。今までも新聞や雑誌などのメディアに何度か取り上げられている。
話していて、「どんなに広告を載せても、新聞の記事として取り上げられるのが一番のPR」という彼の言葉がひっかかった。記事を書く上で、どこかの会社だったり、人だったりの宣伝をしいているつもりは全くない。けれど、自分書いた記事が何らかの形で人に与える影響というのは常に意識しなければいけない。