ぬいぐるみに全幅の信頼を置いている人(全力で愛せる人)に憧れ、自分もそうなりたいものだと思ってついついぬいぐるみを購入してしまう。そこにぬいぐるみ自体への愛はなく、ただ、何かを愛でる人になりたいだけだ。 そういう意味で、4年前にハムスターを飼い始めたことを思い出す。実家でハムスターの赤ちゃんが生まれたというから、引き取ってきたのであるが、正直飼い始めはハムスターの存在そのものより「何かを愛でているというステータスのバフ状態」に癒しを感じていたと思う。自分ばかりに意識の矢印が向いていたのがハムスターによって良い意味で掻き乱され、自意識がとても良いバランスで落ち着いていたことを思い出す。 そのハム…