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アブラソコムツ

(動植物)
あぶらそこむつ

[学名] Lepidocybium flavobrunneum
アブラソコムツは、スズキ目サバ亜目クロタチカマス科アブラソコムツ属に属する魚。
体長は最大で1.5mほどの深海魚で、南日本太平洋側、温帯・熱帯海域に広く生息する。体は黒茶色で、目が白くて大きく、歯も鋭く、ムツのように厳つい顔立ちをしているが、食用魚のムツとは同じスズキ目で深海魚であるという点以外の関係は遠い。
体内に油脂成分を多く含んでいるため、肉は美味とされているが、バラムツと同様に成分の多くがワックスエステルであり、人体で消化できない成分のため、多量に摂取すると、皮脂漏症を起こしたり、消化吸収されなかった油脂が肛門からそのまま漏れ出す、あるいは下痢や腹痛を起こす場合がある。
このため、1981年に厚生省通知(環乳発第2号)により販売禁止となり、市場で発見された際には全量廃棄されることになっているため、市場に流通することはない。

関連語 リスト::動物 リスト::魚類

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