さっぽろ羊ヶ丘展望台の丘の上に立っている銅像と言えばクラーク博士ですね。テレビなどでも札幌を映す際にたびたび登場します。彼の言った言葉の中に「Boys, be ambitious like this old man」があり、「この年老いた私のように、少年よ、大志を抱け」という意味の言葉を学生たちに送っています。今回は北海道の開拓史に活躍したクラーク博士の経歴と晩年について考えたいと思います。 クラークは医者の息子としてアメリカに生まれ、その後ドイツに留学し、科学の博士号を取っているというエリートでした。アマースト大学の教授をしていた際、日本人留学生である新島襄(同志社大学の創設者)と出会います…