「1999年のゲーム・キッズ」などのショート・ショートで有名な渡辺浩弐の珍しい長編小説。
天才プログラマーが人気アイドル「舞」の影武者として作ったバーチャルアイドル「アイ」と、舞の幼馴染でコンピュータの得意な少年「ユウ」を中心に、現実の少女と仮想の少女の間で揺れ動く切なく甘酸っぱい恋愛模様と、日常を侵食していくコンピュータの恐怖を描く。
SPEED主演で映画化されたが、映画の結末には続きがあり、かなり衝撃的で、渡辺浩弐本人も言うように、映画を見てから原作を読むとかなりビックリする。
SPEED初主演映画。
Amazon.co.jp
2000年3月に解散をした人気グループSPEEDの島袋寛子、今井絵理子、上原多香子、新垣仁絵の4人がそろった初の映画出演作品。天才科学者が娘舞の死を悲しみ、その娘の脳をアイとしてコンピュータ上によみがえらせるプログラムを開発した。
世界征服をもくろむデジタルウェア社がそのプログラムを狙うが、舞の同級生やネット上でのアイのメル友は、彼女を守るためにプログラムの入ったコンピュータを持って逃げ出した。SPEED4人の演技には硬さがあるものの、なかでも島袋の可憐さと新垣のユニークなキャラが光っている。また、逃亡を助ける友人役で出演しているDA PUMPのライヴ・シーンは、プロモーション・ビデオとしても出色のできとなっている。