(英名:Meidan Emam,Esfahan、仏名:Meidan Emam,Ispahan、エスファハーンのエマーム広場)
1979年に登録されたイランの世界遺産(文化遺産)。イスファハーンはテヘランの南400kmに位置する。16〜18世紀前半にかけて現在のイランを中心にこの地を支配したイスラム王朝(サファビー朝)のアッバース1世が、1598年にイスファハーンを首都と定めた。1612年に造ったイマーム広場(旧・王の広場、510m×160m)の周囲には、青を基調とした精密なアラベスク模様のタイルで覆われた壮麗なマスジッド・シャー・モスクや、アリ・カプ宮殿、シェイク・ロトフォッラー・モスクなど多数の歴史的建造物が立ち並び、「イスファーハンには世界の半分がある」といわれるほどの権勢を誇った。人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして世界遺産に登録された。