ジョス・ファン・インマゼール(Jos van Immerseel、1945− )
1945年ベルギー生まれの歴史的鍵盤楽器奏者、ピリオド楽器を用いるアンサンブルの指揮者。
1973年、パリ国際ハープシコード・コンクールで優勝し、国際的なキャリアをスタートさせたが、今では主にハープシコード奏者というより、フォルテピアノの演奏で有名である。このように奏者として扱う楽器もレパートリーも幅広く、歴史的鍵盤楽器のコレクターとしても知られ、古楽という言葉から想起される「一般的」な演目から19世紀製のエラールのピアノを用いて、ドビュッシーの作品を演奏するなどにいたるまで精力的な活動を展開している。ほかにはチェロ奏者のアンナー・ビルスマや、ターフェルムジーク管弦楽団との共演、そして自身が1987年に設立したアニマ・エテルナ管弦楽団を率いての指揮活動などが出色。