Orestes Destrade y Cucuas
MLB選手・プロ野球、西武ライオンズの選手。通称「カリブの怪人」。
右投両打、ポジションは指名打者。背番号は39。
1962年5月8日生まれ。キューバ・サンティアゴ出身。
1968年、アメリカ合衆国に亡命、フロリダ州タンパで育つ。
1980年、アナハイム・エンゼルスのドラフト23位でプロ入り。1987年、ニューヨーク・ヤンキースに移籍。
1988年、ピッツバーグ・パイレーツに移籍。
1989年6月、西武ライオンズに入団。タイラー・バン・バークレオに代わり指名打者として定着。
外国人選手としては珍しく両打ちで、ホームランを量産。
3番秋山幸二、4番清原和博とともにクリーンナップとしてAKD砲を形成、西武ライオンズの黄金時代に貢献。
1990年から1992年まで3年連続本塁打王、1990年と1991年には打点王を獲得。
1992年、退団。
1993年、新規設立されたMLB球団フロリダ・マーリンズの4番打者としてプレー。1994年5月に退団。
1995年シーズン途中に、再び西武ライオンズに復帰。しかし思うような活躍はできず、退団。
5月9日のオリックス・ブルーウェーブ戦では投手として登板した。*1
その後はアメリカでビジネスをしていたが、故郷の新球団タンパベイ・デビルレイズの選手として復帰、引退後は渉外担当として活動していた。
マスターズリーグ・東京ドリームスの選手としても参加。
2005年、東北楽天ゴールデンイーグルスの打撃コーチへの就任を依頼されたが固辞。
デストラーデ・西武野球の神話 ISBN:4062062429
*1:大差のついた試合で観客に向けた余興、東尾修監督の提案による。イチローに三塁打を打たれる。