今大会の日本のチームのハイライトは、グループステージ2戦目のイラク戦でしょう。 イラクはただのロングボール戦略で運よく日本に勝利したわけではありません。 ロングボールを次々と日本の急所に的確に落とすスキル、少ないチャンスでゴールをモノにする精神力、攻守においてカラダの大きさを有利に使う器用さ、タスクを90分間やり通す集中力と、どれをとっても素晴らしいものでした。 後述しますが、アナリスト上がりの戦術家の監督が練りに練った策に見事にはまった日本は、イラクの狙い通りに混乱します。 90分間がロスタイムであるかのような戦い方を徹底して、文字通り日本を蹴散らしました。 日本に勝ったイラン、イラクに加え…