〈2022年6月10日の記事〉 漫画家からのスタート 『死んでもいい』『ヌードの夜』『GONIN』シリーズなどで知られ、漫画家、脚本家としても活躍した石井隆(本名 秀紀)監督が、ガンのため5月22日に都内の自宅で死去したことが、所属のファムファタルから公表された。享年75歳。 石井監督は1946年生まれの宮城県仙台市出身。宮城県立仙台二高から早稲田大学の商学部に進み、「映画研究会」に所属。映画監督を志すも、アルバイトで参加した映画撮影で持病のぜんそくを悪化させ断念。生活費を稼ぐため、在学中から雑誌で絵を描くなどして糊口を凌いだ。 大学卒業後の70年、「事件戯画」誌で “出木英紀” のペンネーム…