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キハ201系

(一般)
きはにひゃくいちけい

JR北海道が列車ダイヤの効率化を図るため、電車とディーゼルカーを協調運転させる計画を打ち出したことで登場した気動車。小樽〜札幌間で、731系電車と協調運転を行う。その後登場した733系735系とは協調運転を実施することはおろか、併結することさえできない。
どちらかが無動力でぶらさがる形になる「併結運転」ではなく、ディーゼルカー・電車ともにエンジンとモーターを回して走る「協調運転」なので、走行方式の全く異なる電車とディーゼルカーを総括して制御するという世界でも珍しい運転方法を行っている。*1
ディーゼルカーよりも一般的に性能の良い電車と併結して協調運転を行うため、一両当たり出力が900psという非常に強力なエンジンを積んでいるのが特徴。なお、このエンジンの改良型がキハ261系にも採用されている。
731系電車同様、デッキは撤廃されており、座席もオールロングシートとなっているほか、車体傾斜装置も搭載している。*2札沼線(学園都市線)の札幌〜北海道医療大学間で単独使用されたこともあったが、2012年10月以降は札沼線での運用を外れ、代わりに函館線小樽駅〜江別駅での運用が増加した。また、ワンマン運転に対応していないため、小樽駅より西側に直通する場合は全区間で車掌が乗務する。
ただ、この車両は製造コストが非常に高く、1997年に3両編成4本12両が造られて以降、同系の増備はない。

*1:日本でこの運転を行えるのは本形式と731系のみ。

*2:車体傾斜装置を起動するとエンジンに不具合が発生するため使用停止中。

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