イングリッシュホルンのフランス語名。オーボエやバスーンなどのダブルリード楽器の仲間で、一般にはオーボエ奏者が演奏する。オーボエよりも5度低いF管の楽器で、楽器の先端部が卵を呑んだ蛇のように丸く膨らんでいるのが外観的な特徴である。名称はこの形状から「曲がった角笛」を表す「コール・アングル」が誤って「英国の角笛」をあらわす「コール・アングレ」に転じたことに由来すると言われる。 ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第2楽章に有名なソロがあり、この楽器を紹介する際に引用されることが多い。